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シャーサクの冒険記  作者: フィール
第2章 スナの森編
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第12話 ベスナの心

ベスナ「もう、森に襲わせない。スラ、ベス、ヒールスライム、行って・・・」


襲わせない、森から襲っているじゃん

それを倒しに行くのはいいでしょと私は思った。


那遊「じゃあなんで攻撃するの『刃吹雪風』」


私はローズロッドを掲げて弱い風を振り出した。

それは小さな刃のようにスライム達を切り刻む。


スライム達は悲鳴をあげ、どんどんシュっと消滅してゆく


スライムベス「ズラー『炎』」


スライムベスたちは一斉に炎を吐き出し、私たちに襲い掛かる。

炎は大きくなる・・・


雪原「あたしはゆきはらだからね♪貴方は自分だけ良い者だと思っている自己中ね。『染井吉野之舞早朝』」


雪原さん、よくいったですわ。

あのスライム確かに自己中。

人に襲いかかって自分の所には襲わないでなんて。


いや、もしかしたらあの金髪に森を襲われた可能性も!?

そんなわけないですよね。


雪原さんは鉄製の扇を無数に飛ばし、四方八方より敵を襲う。

スライム達はどんどん消滅


ベスナ「お願い、襲わないで、スライム達の死はもう見たくない!『ブリザード』」


あのスライムベス、ブリザードまで使ってくる!?

低い氷魔法だけどスライムの癖なら凄い


ブロントさんが突進し、スライムに襲い掛かる!


ブロント「俺様のこの攻撃を見せてやる!『レッタブレード』」


ブロントは剣に大きい炎を宿す。

その炎で敵のスライムに襲う。


ブリザードは簡単にきえさり、ベスナに攻撃を仕掛けた。

ベスナは大きいダメージを受けていた。


ベスナ「お前達もティセアの仲間だ。ティセアの仲間だ。そうじゃなきゃ攻撃してこないはず」


今度はティセア(金髪)の仲間扱い。

やっぱりティセアがスライム達を襲った。

それしか考えられない。


那遊「正直に話して、どうやってティセアの奴に攻撃されたんですか?」


ベスナは涙を流しながら言いかかった。

それはティセアに森を襲われた事

おじいちゃんを殺されたことなど・・・


ベスナ「そ、それほど何も出来ないかもしれない。でも自分の力で森を守る。これしかない!」


ベスナちゃんは決心した。


ベスナ「この私の力でティセアをきっと倒す」


――ベスナはシャーサクさんの所に行く。

私たちもシャーサクさんの所に行く。

そしてシャーサクさんの所についた。


シャーサクさんが追い詰められていた。

だけどベスナさんは


ベスナ「ティセア、絶対貴方を倒す。」


シャーサクが見ていた光とはベスナの事だったんです。

スナの森編、次回で終わります。

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