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乙女心に乗り上げてくる性欲男に辟易

付き合い始めの頃、女の子はゆっくりゆっくり慎重にすすめていきたいのに、男の子のほうが焦りすぎて結局恋がだめになることって多くないですか?

許せなかった。自分自身が。年下ハイスペイケメン彼氏を手に入れたいと思ったら、こんな人の領域をずけずけと無視して乗り上げてくる性欲男につかまってしまったのだ。年下の男の子は必死になって追いかけてきて、わたしを逃がすまじとした。「絶対にセックスするから」といった。なんなんだこいつ、まじで怖い。早く逃げなきゃ。彼はとにかくわたしとセックスがしたかったらしい。こちらが嫌そうにしていると、そこら辺の電信柱に載っているデリヘルのポスターを指さして「君がそんなに嫌がるなら、俺はここの客になるから」と言ってこちらの反応を見た。こちらが「頼むからそうして!」というとなんだか納得がいかない様子でこちらをまじまじと見てきた。なんなのこいつ、ほんとうにキモチワルイ。セックスがしたいのならよそでやってきたらいいのに、なんでわたしとすることにこうもこだわるのだろうか。これが彼の恋なのだろうか。もう本当に迷惑!! わたしは女性警察官に教えてもらった言葉を思い出した。物理的にこいつと距離をとらないと、やばい! わたしは咄嗟に「トイレに行きたい! 漏れそうなの!!」と言った。年下の男の子は「駅にトイレがあるから行ってきなよ」と促した。わたしは一目散に駅へ駆け込んだ。そしてトイレにはいかずにスイカを取り出すと改札口にぴたりと当てた。改札口が開くと、走ってそのまま駅構内へ入った。大学生の男の子がその後、いつまでわたしのことを待っていたかなんて正直どうでもよかった。初対面の女にいきなりセックスさせろとか言う失礼な奴に礼儀など必要ないのだ。わたしはそのまま来た時の路線をそのまま引き返し、次の日になる前までに自宅へ戻った。ざまあみろ! わたしは遠く離れた自宅までおしっこをしに帰ったぞ!


 パソコンを開いてみるとこんなメールが届いていた。

-〇〇ちゃんへ、勝手に帰るなんてひどいじゃないか。でも、今度こそは絶対にセックスするから覚えておいて。こっちはセックスがやりたくてやりたくて爆発しそうなんだ-

 勝手に爆発しろ。そのめげない根性を勉強に使えばいい、と思った。彼にとって大切なのは結局は自分のプライドと欲なのだ。わたしのことを思いやる気持ちなどこのメールからは全く読み取れない。大学生の男の子ってやっぱりただの子どもなのだ。だからわたしはチャットで知り合った別の友達に、わたしが困っていることを相談し、彼にわたしがもう会いたくないと思っていることや、今後連絡してこないでほしいことを伝えてもらった。彼ははじめこそひどく怒っていたが、そのうち仕方なくあきらめたらしい。こういう心を敬いあえない男と恋愛しろなんて正直無理だ。わたしは心の話がしたかったのだ。


 だからといって恋が悪いとは絶対に思わない。わたしが傷ついたのは、心ではなく自分の欲望ばかりをぶつけてくる男の子と恋愛したからだ。男の子は恋していると言って近づいてきて、いつもわたしの心を無視して欲望をぶつけてくる。それに対してノーと言ってそれでも愛してくれるひとがいたらいいのにと言ったら、誰かに男に求めらるだけありがたいと思えと言われた。いい年をしたおばさんのくせに、と。どちらにしろわたしはこのレベルでわかり合えない男の子と恋人になんてなれない。わたしはまだまだ30歳。若者の仲間だ。だからこれからもめげずに結婚してくれそうないい男をみつけることにした。

恋愛の進め方って、マニュアルがたくさん出ているみたいだけど、すべての女の子が同じマニュアルでうまくいくわけじゃないんですよね。ひとによってはむちゃくちゃ時間がかかるってことを男性には覚えておいていただきたいです。

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