第17章:盗賊狩り
すでに彼らが多くの無実の人々を殺したと聞かされていたので、あの山賊たちを許すことはできなかった。
だから――山賊狩りを始める。
一団は十五人。
だから近接戦はまだ最適ではない。
以前、師匠に一対多数の戦いについて質問したことがある。
――ん? 大勢を相手にする方法を知りたいのか?
――はい、教えてください、師匠。
――ふむ、一対多数の戦い方にはいくつかやり方があってな。強ければまとめて相手にして勝てるし、遠距離から一人ずつ倒す方法もある。
――だからこそ様々な武器があるのだ。剣、短剣、ナイフ、弓、槍などだな。
――それぞれ用途が違い、自分に合うものを選べばいい。質問に答えるなら、強いなら突っ込めばいい。強くないなら、遠距離から慎重に片付けろ。
――ありがとうございます、師匠。
ああ、あの爺さんと一緒に狩りをしていた時の弓を持ってきてよかった。
一、二、三……十五。
二人は少し離れている。まずはあいつらから片付ける。
風魔法をまとわせた矢を二本装填して放つ。
首に命中し、声を上げる暇もなく倒れた。
残り十三。
さらに一人、離れたところにいる。
同じように矢で仕留める。
それから三人を一人ずつ倒したが、全員を静かに片付けるのは無理だと分かっていた。
一人が異変に気づき、仲間たちは警戒態勢に入った。
だがそれでもさらに二人は俺の矢から逃れられなかった。
次の矢を放ったが、そいつは剣で弾いた。
残りは九人。
位置がバレた以上、もう弓は使えない。
遠距離は無効と判断。
九人なら何とかなるはず。
それに、もし無理なら師匠が助けてくれる……いや、師匠がいない前提で戦うべきだ。
ここで失敗したら死ぬ。
やるならやり切る。
俺は潜んでいた場所から姿を現した。
――なんだこいつ? 子どもじゃねえか!
――俺たちを仕留めてたのはガキだったのか!
――生きて帰させるわけにはいかねえ。おい、やれ。
――ああ。おいガキ、てめぇ何者だ――ぎゃあああああっ!? て、手がっ!! くそっ、俺の手がぁ!
そいつは武器を持っていなかったので、そのまま仕留めた。
残りは八人。
――全員でかかれ! 相手はガキ一人だ!
俺は後退した。全員を同時に相手するのは無理だ。
だが一人が勢いよく突進してきたので、そのまま倒した。
残り七人。
警戒はさらに強まる。
すでに半数以上倒したため、最初ほどの危険はない。
魔物の群れとも戦ってきた。
もちろん山賊の方が強いが、俺も強くなっているので焦りはなかった。
魔法と剣術を同時に使う時間だ。
俺は剣を抜き、魔力を剣に集中し、突撃した。
一人が炎を放ってきた。
ぎりぎりで回避したが、服の一部が焦げ、地面の落ち葉が燃え広がった。
次々と炎が飛んでくるが、風属性を使って加速しながら避け、巻き上がった葉が宙を舞う。
焦げた葉の匂いが漂う。
四人は火属性、二人は土属性、そして一人は魔力を使えないが殺しには加担していた。
そいつに突っ込むのは簡単だが、先にそいつを狙えば全員に読まれる。




