第10章:巨大な白蛇と誘拐
—それで、計画はなんだ? ボス。
—そんなこと質問する必要があるのか。(真剣)
—いえ、ボス。もう理解しました。では準備に取りかかります。
—よし、頼んだぞ。
—ああ、それとその死体を片付けろ。
—了解です、ボス。
—あの老人、自分で招いたことだ。
—では、失礼します、ボス。
—…
—「はあ…」十人を簡単に倒した…相当強いはずだ。まあどうでもいい、俺の連中に手を出したんだ。それに、たとえ俺より強かったとしても、もし俺を倒したらあいつは疲れ切るだろう。その後で連中が殺せばいい。負けないために、まずあの二人の子供を誘拐してあいつを焦らせる。そうすれば早く仕留められる。あとは子供たちと奴を引き離す方法を考えなければな。俺たちの存在を知らないはずだ、俺たちは普段人前でやらないからな。だから酔っ払いの集団だとしか思ってないだろう。
(酒場にて) 下での騒ぎのあと、俺たちは部屋に戻って休んでいた。だが店主が上に来て、戦闘で壊したものの弁償を求めてきた。まあそれは師匠が払うから文句はない。それが終わると、老人は明日に備えて休めと言った。
翌朝、酒場に降りてみると昨夜の惨状がそのまま残っていた。店主は金を取りに来たのに、修理の気配はなかった。まあ昨日は遅かったし仕方ないだろう。俺たちは給仕の男に挨拶した。昨日は無視してきたのに、今日は笑顔を向けてきた。最初来たときに文句を言わなかったから、復讐されると思ったのかもしれない。まあ師匠がそんな奴に構うとは思えないが。
中はひどいありさまだった。食べ物が壁一面に飛び散り、器は割れ、机も椅子も瓶も全部めちゃくちゃだった。そして異様な匂いもしていたから、すぐ外に出るしかなかった。
外に出ると、太陽が顔に当たって出迎えてきた。早朝だったが森にいたときより日差しが強く感じた。周りの人々は昨夜の出来事を話していた。
酒場の中で買えなかったので、別の場所に行くことになった。 そこに着いて座り、食事をした。
—おはようございます、ボス。今日はその日ですよ。
—ああ、そうだな。準備はできているか?
—はい、ボス
—よし、ではどうなるか見てみよう。
食事を終えると、すぐに森へ向かって訓練を続けた。理由はわからないが、そこには何匹か魔獣がいたので、俺とリリアで相手することになった。
しかしすぐに片がついた。あの程度では相手にならなかった。
訓練を続けていると突然、師匠が警戒態勢に入った。魔獣がこちらに向かってくるというのだ。あの町に来る前に戦った魔獣より強い個体だと言う。
それは巨大な白い大蛇だった。俺は巨大な狼を見た時以上の恐怖を感じた。リリアはもっとひどかった。完全な魔導士である彼女の方が魔力の流れを敏感に感じるからだ。俺は彼女を抱き寄せて落ち着かせた。完全ではないが少しは収まった。
—リリア、少し落ち着けよ。俺がいるから心配するな。それに師匠もいる。
—おいガキ、彼女をしっかり守れよ。
大蛇は地面を滑るように突進し、地面に爪痕を残した。師匠はそれをかわした。大蛇はすぐに頭をこちらに向け、毒液を吐いた。俺たちは急いで魔力障壁を展開した。それで耐えられるかはわからなかったが、やれることはした。
だがその瞬間、師匠が風のような速度で移動し、落ち葉が舞い上がった。攻撃が届く前に俺たちの前に立った。
師匠は抜刀し、「線一閃」と言って放たれた直線の毒液を切り裂き、そのまま大蛇も両断した。
—怪我はないか、子供たち。
—はい。
師匠は、酒場を出てから誰かにつけられていたと言った。存在を隠していたが、魔獣も意図的に誘導された可能性があるらしい。
—大蛇は倒されたな。
—ちっ、ボス。出てきた瞬間に殺された。
—まあいい。プランBに移行する。
—了解です。
話していると、第二の大蛇が出現した。老人はまだ刀を抜いたまま、そのまま駆け出して一刀で切り伏せた。
斬撃が届こうとした瞬間、大蛇の後ろから二十人の男たちが現れ、師匠に襲いかかった。その同時に別の集団が俺とリリアを背後からさらった。 老人が気づいて駆け寄ろうとしたが、魔獣に弾かれて阻まれた。
(洞窟にて) —ボス、子供たちを確保しました。
—よし、ご苦労。
こうして俺たちは、正体不明の連中に誘拐されたのだった…




