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「あ、虹だ」


 雨上がり、帰り道に通る公園を歩いていると空に虹がかかった。公園のシンボルであるメタセコイヤと虹の端が重なって一枚の絵を見ているようだった。


 思わずスマホのカメラを起動し写真を撮る。


「送ってもいいかな……」


 彼は今、何をしてるのだろう。虹が出てるの知ってるかな。

 彼とのメッセージ画面を開き写真を送ろうかどうしようか迷いながら立ち止まっていた。


「えいっ」


 送った。


 別に用がなくたって、しょうもない内容だってメッセージを送って彼が怒ったことはない。ただ、私から送らないと彼の方からは何も送られてこないだけ。


 直ぐに既読がつく。


『きれいだね』


 そう返事が来た。それだけで嬉しかった。

 たった一言の返事に私は次のメッセージを入力していく。


『今、ちょうど帰ってて虹をm_』


--ピコン


 入力している途中でまた彼からメッセージが来た。


『今から行く。待ってて』


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