2-04『妖精連邦構想』
「敵襲!!!」
夜明けと同時に、平岡の妖精の里に響いた鐘の音に、住民は慌てることもなく山の斜面へと身を潜めていく。
これが現状で、日常なのかと安久斗は察した。
直後に空から砂や石がばら撒かれ、視界を奪われる。
安久斗はその様子を木の陰から見ていた。
妖精と妖精の戦争の様子などまじまじと見たことがないため、少しばかり胸が高鳴り口角が上がるのを自覚した安久斗だったが、こうも砂埃が激しいと敵を目視することが叶わないため木を登った。
するとそこには、無数の妖精が飛び交っていた。
それは朝焼け空を覆い尽くすほどの大群……とまではいかないが、50は下らないだろう群れだった。
それに対し、南信の妖精が飛び立ち正面から戦闘を挑む。
空中で針を交えて戦いが起き、敗れたものは眼下の山々に落ちていく。
「……ならば」
安久斗はそう言って木を降りて、山の中を歩いて戦場の真下へと向かった。
そこはまるで、妖精の墓場だった。
ハエが集り、蛆虫が湧き、カラスが死骸を啄んでいた。
強烈な腐敗臭にゆきが鼻を摘み顔を顰めた。
その死骸の山の上に、先ほどの戦闘で落下した重傷の妖精らが伏している。
安久斗はその中の負傷者を見比べ、鮮血団の戦闘員を探した。
見分ける方法は使用している武器を見比べ、針の短い奴を選んだ。
「おい」
話しかけても返事はない。生きているようだが、意識はない。
そんな奴に、安久斗はコートのポケットから回復薬を飲ませた。
回復薬といっても、いわゆる万能薬であり、ただ苦いだけの薬草の汁とも言う。
神類や妖精は、何故だか知らないが特定の植物を煎じた液体を取り込むと、一時的に身体の治癒能力を頗る向上させることができる。
それは生物兵器として造られたからであり、人類が燃料を不要とした、戦場でも簡単に治すことができる兵器を目指した結果であるとされている。
しかし、その植物は神類が昔に刈り尽くしたため現在はほぼ絶滅状態で、それを煎じた万能薬は高値で取引され裕福な国しか手に入れられない状況にある。
「……んんん」
しばらくすると、薬を飲んだ妖精が意識を取り戻した。
「よぉ」
安久斗がそう声をかけると、その妖精は「神類っ!?」と驚いて針を向けた。
「おい待て、一旦落ち着けよ。その判断がお前にとって最善か今一度考えてみろ」
安久斗はそう言って、自分のコートの胸元に付いた濱竹の国章を指差した。
「……濱竹の、国章? なぜだ、ここは濱竹では……いいや、もしやここは濱竹なのか……?」
妖精は混乱して頭を抱えていたが、自分の足元にある腐敗した死骸や蛆虫、ハエなどを見て慄くと、これが濱竹であるはずがないと気づくのだった。
そして安久斗を見て、
「……何者なんだ」
そう問うた。安久斗はにんまりと笑うと答えた。
「濱竹安久斗、とでも言えば分かるか?」
するとその妖精の顔から血の気が引いて、
「こ、殺さないでくれぇぇぇ!!!」
と命乞いの声。
「はっ、殺すつもりなら救いやしねぇよ」
安久斗は鼻で笑ってそう言うと、命乞いをする妖精を摘み上げて訊く。
「ところでお前、鮮血団の一員か?」
その問いかけに、持ち上げられた妖精が額に浮かべた汗の量が一気に増えたのを、濱竹安久斗が見逃すはずがなかった。
ーーーーー
ーーー
ー
どうやら俺が声をかけたやつは、ただの鮮血団員というわけではなかったようだ。
そいつは幹部の命令に従い軍団を率いて前線へ飛び立つ隊長らしく、鮮血団の幹部の居場所も拠点も知っているとのことだった。
鮮血団は、俺が予想した通り今まで俺の目を掻い潜って色々してきたようで、それがバレて焦っているようだった。
何しろ「案内しろ」と言ったら断られたんだからな。神の命令に従えぬというのか。
……まぁ、こいつらは妖精だからその義務もないのかもしれんが。
そうとなれば脅そうかと思ったが、俺の耳元から「お待ちください」と声がして、フードの裏から水窪ゆきが出てきた。
ゆきは隊長の前でホバリングをした。隊長の顔の血色が良くなっていくのがわかる。綺麗だとでも思っているのだろう。目の前にいるのが昇竜妖精会の長、すなわち自分の所属する集団の大元の長だと知らずに。憐んでおくぞ、少しくらい。
「この挨拶が、さようならの挨拶にならないことを祈ります」
ゆきは礼もせずにいきなり淡々と言った。隊長は首を振って、「いえいえ、こんな美人さんを殺そうなどとは……」と言っていたが、残念だがそれは勘違いだ。
殺される危険があるのはお前の方だぞ。
ゆきは笑いもせずに隊長を見てから、そのまま視線を自分の掌に落とす。
すると、その掌の上に雪の結晶を創り出した。
左右対称で整った、そして複雑な紋様を為す、美しいという言葉では勿体無いくらいの美しさの結晶だった。
「万物、その根底には『要素源』があります。それが重なり『要素』となって、またそれが重なって物体が生成されていきます。その最たる根底が美しければ、完成された物質もまた美しくて……つまるところ、美しさとは積み重ねなのです」
相変わらずの大人しい声でそう言うと、結晶を消した。その後、隊長の左頬にそっと手を伸ばすゆき。正直、俺はこの水窪ゆきという妖精についてほとんど知らないが、思ったよりも大胆な輩なのかもしれん。
思わせぶりな行動に隊長は鼻の下を伸ばし、随分と気色の悪い表情をしている。ふむ、こいつはやはり単純な輩だな。
さて、ゆきよ。このあとどうするというのだね?
俺はこの男に鮮血団の拠点へと案内させることを目的としているが、この状況からどうそこへと持っていくというのだ?
色仕掛けでも使って堕とすのか?
そう思って見ていたら、ゆきは何ひとつ顔色を変えずに隊長に問うた。
「あなたは、美しいと思いますか?」
隊長は迷うことなく「はい!」と答えた。
……そうだろうか。まず疑問だが、“何が”美しいのか明確でないのだから答えようがないと思うのだが。
疑問を浮かべる俺を他所に、ゆきは笑った。初めて見た気がする。可愛らしい、しかし大人しく謙虚さを残した、上品なものだった。
「そうだといいですね」
ゆきはそう言ってから、
「では答え合わせです」
隊長の身体が淡い白色を放ち出した。隊長は困惑の表情を浮かべた。そんな隊長に、ゆきは静かに言い放った。
「確かめましょう、あなたが美しいかどうか」
瞬間、隊長が白い光に包まれて、聞きたくもない男の悲鳴が山にこだました。
「万物の根底にあるものが美しければそれは美しく、逆に穢らわしければそれは穢らわしいのです。つまり、その物体の要素源を具現化してしまえば、その物体の価値が分かるのです。あなたはあなたが美しいと言いました。そう言うならそうなのでしょう。私はあなたを信じます。だから見せて欲しいのです、あなたの美しさを」
その男の陰、頭上から、妖精と比較すると大きな結晶が出現する。
その形は歪で不揃い、それでかつ単純な構成だった。まるでそこらに落ちている氷と同等かそれ以下といった形相だ。
それを見たゆきは、さっきまでの微笑みなどまるでなかったかのように無表情になると、
「……穢らわしいですね」
そう呟いて、自分の掌から氷の剣を生成すると、歪な結晶を打ち砕いた。
その瞬間、隊長の苦しむ声が轟いた。しかしそれも、ものの数秒で消え去った。
白い光が徐々に消える。死骸だらけの山に、再び静寂が戻ってきた。
光が消えて、隊長が地面に落ちていく。しかしそのまま倒れるわけではなく、着地をして棒立ちしていた。
……無の表情で、ただそこに立ち尽くしていた。
「あれだけ歪で単純な構造では、ずいぶんと不誠実でバカ、目先のことしか考えていないと推察できます」
ゆきは俺にそう言った。
「そうか。で、この生ける屍をどうするんだ? 俺はこいつに鮮血団の拠点へと案内してもらうつもりでいたのだが」
少しばかり怒りを込めてゆきに問うと、
「何の問題もありません」
相変わらずの調子で答えてきた。
そして隊長へと視線を向けると、
「案内しなさい」
そう命令した。隊長は何も言わずに動き出した。
「……面白いじゃねぇか」
俺は水窪ゆきについて何も知らなかったが、こいつ、涼しい顔して実は相当な実力者やもしれないと思った。
ーーーーー
ーーー
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「反乱の鎮圧はまだできんのか?」
佐久間の一角、鮮血団の拠点では南信妖精の反乱の鎮圧がなかなかできないことに腹を立てる長がいた。
鮮血団の団長、奥領家かずである。
鮮血団はこの抗争を反乱と認識しているが、実際は戦争と表現した方が近い。
「隊長が戻り次第俺に報告させよ! このまま騒動が大きくなれば、妖精会や濱竹神類に目をつけられる可能性も出てくる。それより先に事を終わらせなくては……」
かずがそう言うと同時に、隊長の帰還が知らされた。
かずは隊長を叱りつけるために熱り立って部屋を出る。
するとそこで目にしたのは、
「妖精会の紋章と……は、濱竹の国章!?」
「よぉ」
門番はまるで魂を抜かれたかのように直立不動で、抵抗したと思われる団員は、妖精に対しては大きすぎる刀で胴体を貫かれたように潰れていた。
昇竜妖精会の会長、水窪ゆきと、濱竹国の神、濱竹安久斗がそこにいた。
「久しいですね、佐久間奥領家。同胞にして相容れない存在ですけれど、お元気そうで何よりです」
「そ、そりゃどうも、水窪奥領家の姉貴さん。……神類なんぞと仲良くしているのか。妖精会の品質が窺えるな」
その挨拶に安久斗が眉を顰めて何か考え込んだが、ゆきとかずは睨み合ったまま動かない。
「随分と勝手なことをしてくれたと聞いておりますが、弁明をする気はありますか?」
最初に沈黙を破ったのはゆきだった。
「弁明だ? くだらない。昇竜妖精は妖精会のもとひとつにまとまるべきだと最初に言っただろ、俺たちはそれを成し遂げるために動いているだけだ。勝手でもなんでもない」
「その“最初に言った”というのから既に勝手が始まっていたんですが。私たち妖精会はそれを許可した覚えはありませんし、それを望んだわけでもありません。全てはあなたたち鮮血団の勝手な行動です」
「いいや、これは全て妖精会の承認のもと行なっている行動であり……」
「黙りなさい、その会長である私が知らないんですよ、その時点で承認はないと知りなさいっ!」
ゆきはそう怒鳴りつける。
「うるせぇな、これは妖精会の発展のためにしていることなんだ、お前らにも利があるんだから邪魔すんな!」
かずがそう反論する。
それに対し、今まで静観していた安久斗が「ほぅ?」と声を上げてかずを見た。
安久斗はニタリとした、とても嫌な笑顔を浮かべている。
「妖精会に利がある行動をしていたわけか。何してたか詳しく聞かせろ」
「神類なんぞには関係な……」
「黙れ、誰に口利いてんだ? 潰すぞクソ雑魚が」
楯突いたかずに対し、安久斗は刀の刃先をかずの胸元に軽く押し付けながら言う。
妖精は大きさにしておよそ15cmといったところである。胸の刃先はそのまま押し込まれれば胴を簡単に貫き2つに切り裂くのだ。
安久斗の顔は、かずからすると鬼のように怖く映った。
「妖精会は既に濱竹の傘下にある。妖精会に属するお前らも等しく濱竹の傘下にある。俺に隠れてコソコソやってたみたいだが、残念だったな、もうバレちまったぞ? で、何をしていたんだ?」
安久斗はそう訊く。
「……昇竜妖精の統一。それが俺たちの掲げる理想。ここ昇竜を俺たちの理想郷とし、そこに住まう者を統率し、また入ってくる如何なる異物を排除するのが俺たち鮮血団の役目だ。俺たちが統べた連中は等しく妖精会に入り、妖精会による統治が昇竜妖精の安寧を守る。いずれ妖精会は昇竜川流域において絶大な権力を握る最高司令部となり、俺たち濱竹昇竜妖精は永遠の栄光を手にする」
かずはそう答えた。安久斗が尋ねる。
「つまり、お前らの目的は昇竜川流域一帯の妖精を支配しようということでいいのか?」
「…………まぁ、聞こえは悪いが間違いではない」
その言葉を聞いて、安久斗は刀を納めた。
「濱竹としては、国益を損なわないのならばお前らをどうこうするつもりはない。ただ、我々神類が定める国境を越えて好き勝手に行動を起こされると、こちらとしても困るわけだ」
安久斗の言葉にかずは舌打ちして言う。
「そんなことは知ったことじゃねぇよ。神類の定めた国境など、俺たち妖精が守る必要はない」
「だが、世界の秩序は今や俺たち神類の中で成り立っているんだ。お前らが見下してきた川根妖精や天城妖精も、南信妖精だってその国境を守ってきた」
「それがどうした? あいつらが守っていたからといって、俺たちも守らなきゃいけないなんて理論にはならないだろ。そもそも神類に縛られているから見下しているんだ。妖精は妖精の世界を見ればいい。神類が神類の世界を見続けているようにな」
そう言うかずに対してゆきが告げる。
「ですが、あなたたちは“濱竹昇竜妖精”と銘打って南信を虐げているではありませんか。その時点で神類の国境に縛られていますよ?」
「うぐっ」
「あと、私たち妖精会は既に濱竹議会への参画義務を与えられております。その時点で妖精会は濱竹国のイチ組織として機能していますので、神類国家の中に組み込まれているんですよ」
ゆきの言葉にかずは激昂し、ゆきの胸ぐらを掴んで揺らした。
「勝手なことを! なぜ神類なんぞに降ったんだ!」
「醜い勘違いですね。私たち妖精会がどういう経緯で発足したか忘れましたか?」
ゆきは冷ややかな視線とともにそう返した。揺さぶりが止む。ゆきはかずの手を払い除けると服を正してから言った。
「極峰家の神治参画を支援するためでしょう? その目的は未だに変わっておりませんし、一度も変えようと思ったことはありません。私たち妖精会は、妖精の主権を守るために神治参画を応援し続けています。その目的を履き違え、昇竜妖精の統一を図り出したのは、紛れもなくあなたたち鮮血団でしょう?」
「…………」
「妖精会は常に神類文明における私たち昇竜妖精の主権を守るためにあります。それに従ってもらわなくては、鮮血団の解散を命じざるを得ません」
かずは今、初めて昇竜妖精会の存在意義を理解した。それと同時に、鮮血団の発足が許されたのはなぜか考えた。
答えは出なかった。
「……なぜ俺たちの存在を認めたんだ?」
かずは、気づけばそう訊いていた。
「あれ、言いませんでしたっけ?」
ゆきはキョトンと首を傾げ、
「私、二度は言わない主義なんです」
そう言ってふわりと笑った。
ゆきの言葉に腹が立ったかずだったが、同時になぜかそれが気にならないくらい機嫌が良くなった。
「上手いことまとまりそうなところ悪いが、」
そこに安久斗が口を開いた。視線が安久斗に集まった。
「少し話し合わねぇか? 俺はお前ら妖精会と妖精自治領、そして南信妖精との抗争を解決してぇんだ。国を安定させるためにもな」
その言葉にゆきが頷く。かずも「しゃーねぇな」と言いながら承諾したのだった。
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話し合いの結果、昇竜妖精会は妖精の主権を守りたいもののそこに川根妖精を含める気はないようだった。
鮮血団も似たような状況だが、過激派武装組織というだけあって昇竜妖精の定義がかなり広義的だった。
妖精会と妖精自治領のいざこざは国内でどうにかなるとして、鮮血団と南信妖精の抗争は甲信連邦の協力がない限り進められない。
まずは手っ取り早く、妖精会と妖精自治領の対立を諌めることから始めようと思う。
そういうわけで、俺は凛音殿から提案された通り、妖精自治領の移設を検討した。
適度に山があり、神類との対立が少なそうな場所を探すが、これがやはり難しい。
候補としては三方原、三ヶ日、湖西……このあたりになるだろうか。しかし三方原は、居住する神類こそ少ないものの山がないし水も出ない。三ヶ日は、おなの管理地であるから俺の声ひとつで神類は立ち退くだろうが、湖近くの拠点を妖精に明け渡すのは国益を損なう可能性もある。同様に湖西も湖に近いが、ここは最後まで俺に抗った地区でもありあまり不遇な扱いをすると反乱に繋がりかねない。今の情勢では尚のこと厳しいように思う。
それ以外となると平野部だし、何しろ昇竜妖精会と領地を接することになって根本の解決にならない。
困ったものだ。
そんなことを考えていたら、珍しいところから手紙が届いた。
差し出してきたのは、井谷俣治だった。
『我が国と妖精自治領の間で起きた問題は、互いに手を出さないことで合意した。昇竜妖精会とも話をし、井谷は今後一切妖精からの求めに応じず干渉しないことを宣言する。その代償として、濱竹国は妖精自治領を犬間より他地域へと移設せよ。それが出来ぬなら犬間を我が国へ妖精自治領ごと返還せよ』
俣治も動いているようだ。妖精の抗争から手を引いてくれたのは嬉しいが、交渉するなら俺のいる場でやれよ。一方的に代償を決めるんじゃない。礼儀知らずか?
……とは言うものの、元よりこのまま犬間に妖精自治領を置いておくつもりはなかったため、代償としては安いものだ。
さて、どうしたものか。いっそ日渡にでも妖精自治領を預けてみようかとも思ったが、日渡には台地があれども山はない。
武豊は受け入れてくれないだろうし、周知は根々川との繋がりが深いから望み薄。袋石や崖川では山の面積が少ないし、堀之内や古田崎は反妖精主義。
適当な山があるとすれば銀谷だが、あそこは遠江とはいえ中部の色が濃すぎる。それに神の兼望と言えば成金主義者で遊び好きのろくでなしだ。信用できん。
やはりこれは、濱竹でなんとかするしかないようだ。
そんなことを思っていたら、手紙の裏にメモ書き程度に何か書いてあることに気がついた。
なんだよ、手紙にメモ書いたのか? それともメモに手紙書いたのか?
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昇竜妖精会と妖精自治領の合併
仲が悪いのは神類も同じ
→連邦制の導入 対立から協働に変化させた
妖精にもそれができるか?
→妖精連邦の設立
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…………。
「ひくま!」
「はっ」
「昇竜妖精会と妖精自治領に招集をかけろ。時間は明日、太陽が南中した頃合いだ」
「はい」




