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小説作法  作者: 環道遊星
3/6

中級—人称と視点

 それでは小説を書いていきましょう!


 小説には種類があります。

 恋愛もの? アクション? ホラー? ファンタジー?

 どれも良いですね。自分で書きたいものを書くのが一番です。

 しかしそれ以外にも種類があります。

 まずは語り手です。

 大まかに分ければ二通りで、一人称視点と三人称視点があります。


 一人称視点とは、『僕は』『私は』の形で語るパターンのもの。

 三人称視点とは、客観の立場から語るものです。『彼女は』『太郎は』という形ですね。


 普通、書き始めた人は一人称から始めるのではないでしょうか。

 しかしこれはNGです。

 (以下例文)

 僕は先輩を殴った。

 先輩は驚いた。

 (以上例文)

 何がNGか分かるでしょうか。

 これは、どうして『僕』に『先輩』の気持ちが分かるんだ、ということです。

 『先輩は驚いたようだった。』『先輩は驚いたような顔をした。』とするのが良いでしょう。



 次に、三人称についてです。

 三人称にも実を言えば二つ種類があります。

 一人称に近い三人称と、完全な三人称です。


 一人称に近い三人称ってなんだよ! と思いますね。

 主観三人称と名付けることにしましょう(勝手に)。

 一人の心情だけを描写する三人称です。

 (以下例文)

 彼は鈴木を殴った。

 鈴木に腹がたってしょうがなかったのだ。

 (以上例文)

 こんな感じです。鈴木さんごめんね。

 これは分かりやすいやり方だと思います。

 一人称と三人称の良さをミックスできますね。

 一人称と同じように、他の人間の心情を書いてはいけません。

(以下例文)

 彼は鈴木を殴った。

 鈴木に腹がたってしょうがなかったのだ。

 殴られた鈴木は、驚いたような顔をした。

(以上例文)

 こんな感じで描写していきましょう。


 次に完全な三人称、客観三人称です。

 これは全く心情の描写をしません。

 (以下例文)

 彼は鈴木を殴った。

 彼の顔には怒りの感情が表れていた。

 (以上例文)

 こうです。



 また、かなり例外的ではありますが、二人称視点つまり『あなたは』で始まる語りのタイプや、全員の心理を描写する神の視点などもありますが、これらは最初は手をつけない方が良いでしょう。

 僕もまだやったことがありません。


 以上で視点の話は終了です。

話の順序が分かりにくいかもしれない。申し訳ないです。

次は語りのタイプについてです。

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