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水仙花

作者: 蒼流
掲載日:2011/12/24


いつ書いたんだっけ?

そんな感じのものが出てきたので投稿してみました。



昔々のとある山の中。

ある二人の男が剣術修行のために共同生活をしていました。

その二人はかたや人の心をひきつける優しい剣士、かたや孤独を好み一人技を磨き続ける剣士。あまりにも違う二人でしたが彼らは互いに実力を認め、日々自らの剣の腕を磨き続けていました。

彼らは互いにとって良い好敵手だったのです。



ある日、そんな二人のもとに変化が訪れました。

二人が住んでいた山小屋に一人の少女が迷い込んできたのです。食物不足を理由に村を追い出されたという少女はとても美しく、その容姿をつきと比べれば月が霞み、その声は美しい鳴き声を持つ小鳥にさえ聞き惚れさせてしまうほどのものでした。



そんな少女を小屋におき可愛がっていた二人でしたが、いつの日か二人の心に恋心が生まれます。

自分の気持ちに気付いた彼らは少女に向けて様々な方法で気持ちを表し、結婚を申し込みましたが、少女がそれに対し首を振ることはけっしてありませんでした。


〝あいつさえいなければ〟


少女が首を縦に振らないことに対して、二人は互いを憎み、些細なことで争いを起こすようになります。

その二人の顔には、互いを認め高めあっていたかつての面影はありませんでした。



そんな二人の様子に深く嘆き悲しんだ少女はある日、彼らにむかってこう言いました。


〝私はあなたたちのものになることはできません。ですが、あなたたちがどうしてもというのなら私についてきてください。〟


少女を振り向かせたい、そう思う彼らは少女について森へとはいって行きました。



少女についてしばらく森を歩くと、彼らは森を抜け崖に出ました。崖の下には緩やかな川が流れています。

少女は崖のほうに背を向けると、二人に笑って告げました。


〝私は誰のものになることもありません。ですがあなたたちがそれでも私を愛してくださるというのなら……私はこの身を捧げましょう。〟


そして言い終えると同時に少女は崖の下に身を投げてしまいました。

二人は慌てて崖を下り少女の身を起こしましたが、彼女の息は既にありません。

少女を抱きしめ二人が嘆いていると、その体に変化がおきます。彼らの見ている前で少女は一輪の花となりました。水仙花です。


〝俺たちは大変な罪を犯してしまった。それは決して許されることではない。だが、償うことはできるだろう。〟


男達はそういうとその花を手に山へと戻って行きました。




数年後、山を訪れた人々は口をそろえてこう言います。

あの山の水辺には白い天使たちがいる、と。



自らの身を捧げた少女は何百年たった今でも健気にひっそりと、そして美しくその身を咲かせています。




 fin.


花物語風ですが、あまり関係はありません。

どこかで見たんだか知らないようなネタを文に起こしてみたんでしょう。


実際の水仙花の物語は美を誇る神、ナルキッソスのお話です。

気になる方はどうぞ調べてみてはいかがでしょうか?


それでは。



追:駄文すみませーん。

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