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〜36章〜 倒壊

ゼロ「久しぶり・・とは思わないなぁ。」



氷夜「その忌まわしい仮面。思いだすぜ!!一年前のあの日をな。」



ゼロ「そぅか、そぅだったな。」



ゼロは、そう言うと横においてあったチェス板に手を伸ばそうとした



氷夜「動くな!!そこから動いたら撃つ!!」



ゼロ「これはこれは、まったく。そういえば随分と警察が多いですね。」



前原「当たり前だ!!あんたを捕まえるためにここに動員された警察は百人以上だ!!」



ゼロ「ほー。それはまた、人気者は辛いなぁ。」



渡辺「・・・」



なんなんだ?こいつは。

なんか、嫌な感じがする。



ゼロ「私の目の前にいる人数も相当な数ですね。百人は、いるのかな?」



渡辺「ふん!!全員入れる危険な真似を誰がするか!!」



ゼロ「そうですか。」



氷夜「お喋りはここまでだ。ゼロ、両手を頭の上においてうつ伏せになれ。」



ゼロ「・・・」



氷夜「早くしろ!!」



前原「・・・、」



こんなに荒れた氷夜さんは初めて見た



ゼロ「わかりました。」



氷夜「・・・」



・・・・・・・・



「ぐぁ!!」


「なんだ?お前!!」



ドーーーン



カランカラン



銃声と薬莢の落ちる音



氷夜「外から!?」



前原「扉の外で待機させてた連中が血を流して倒れています!!氷夜さん!!」



前原と氷夜が外の警察に駆け寄った



氷夜「いったい、どうやってーー、!!」


しかし、氷夜はすぐに気づいた。一瞬でもゼロから目を離したことを・・・

氷夜は、急いでゼロの方へ振り返った



ゼロ「チェック!!」



ゼロは、キングの駒を一歩進めた

それと同時だった



ゴゴゴゴゴゴ



氷夜「な、なんだ?」



ゼロ「まったく、時間を稼ぐのに苦労した。」



氷夜「ゼロ!!なにをした!!答えろ!!」



ゼロ「なに、馬鹿でもわかる簡単な話ですよ。このビルの支柱、及び主要構造部のいたるところに爆弾をしかけました。」



前原「てことは、ーーー」



氷夜「このビルは、崩壊する!?」



ゼロ「さようなら。」



氷夜「しかし、それならあいつ自身も無事ではすまないはず!?」



ゼロは、持っていた銃で窓ガラスを割りまくった



アフロディーテ「ゼロ!!早く!!」



割れた窓ガラスの向こうには、軍用ヘリがゼロを迎え入れる



氷夜「貴様ぁーー!!逃げるのか!!」



ゼロ「クククッ、生きていたらまた会おう!!」



氷夜「ちくしょーーーーーぉ!!」



崩落するビルの上に一人



クイーン「ゼロ、あれはーーー!」



クイーンが指指す方を見る



ゼロ「・・、そぅか。貴方の仕業か。ファントム・エンジェル。」



彼女がてできたって事は近いのだろうな

俺の役割が終わるのも
















ー東京ー



終夜「ここなのか?」


ともき「わかんねぇ。」


終夜「はぁ!?それじゃあどうすんだよ!!」


ともき「どうしよう・・・」


狩真「心配ない。ここだ。」



俺たちはともきの想いの相手の結婚式会場にとうとう到着した



狩真「さて、ここからはお前がどうしたいかだが・・・。」


ともき「会いたい、会いに行く!!」



ともきの目は真っ直ぐと前を向いていた


俺の暗く淀んだ瞳とは、正反対に綺麗な目だった




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