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〜29章〜 再始動

夜の海

目の前にはなにもない

ただの漆黒の世界



終夜「・・・」


俺は、なんなんだ。

麗が誘拐されて、頭がパニックになって、まともじゃなかった?

そういや、雄大にも言われたっけな

あらゆる可能性を考えろってな



終夜「いろんなことがあったよなー。最初の出会いは最悪でさ、俺ズボンビチャビチャ。結局俺が謝るって・・・」


終夜の瞳から涙が零れた


終夜「・・・麗。」




三四「ここにいたんだ。終夜。」


終夜「・・・三四。」


普段なら泣いてるところを見られるのが嫌なのですぐに涙をふいたはずだがこの時ばかりは気になんてしていなかった


三四「麗さん。終夜のこと好きだったんだと思うよ。」


終夜「・・・うん。」


三四「相当落ち込んでるみたいだね。」


終夜「・・。知ってたさ。あいつが俺に好意を持ってたことぐらい。」


三四「・・・。そう。」


終夜「でも、気づかないふりしてた。誰かに好意を持たれるのが怖かった。俺は・・・あいつの気持ちより自分のエゴを取ったんだ。」


三四「・・・。」


終夜「こんな人間・・、最低だょ。軽蔑していいょ。俺はーーー。」



終夜がまだ続けようとした時三四が言葉を割った



三四「もういいよ!!!」


三四は、終夜を抱きしめていた


三四「終夜は、頑張った。頑張ったんだよ?もぅ、これ以上自分を責めないで・・・お願い。」




終夜「・・・三四。」



俺は・・甘えたかったのか

間違ってないと誰かに言って欲しかった

この時おれの心はボロボロだった。

身勝手な話だが、事実だった



終夜「・・・」



俺は・・・















クロノス「やぁ、みんな元気してた?」



ここは、パンドラ所有のビル

そこにパンドラの頭であるゼロの帰還がパンドラメンバーを奮い立たせていた。



ケルベロス「ふふ、クイーンはいないんですね。傷ついた男のところでも行ってるのか・・・ふふ、最低な女だ。」



キマイラ「貴様・・・」


アフロディーテ「あっはぁ!?まったくだぁよねぇ!!この時を待ってたんだからぁ!!」


アトラス「・・・」


ハーデス「ぁ~あ、もう仮面はつけないんですかあぁ?ゼぇーロぉ?」


ゴーゴン「あ、本当だ。なんですかね。」


グライアイ「なんか、新鮮すね。」



クロノスは、周囲にいるナイト達とビショップ達に会釈しながら中央奥の王座へと腰をおろし足をくんだ。



クロノス「一年前に僕の素顔は、割れたからあまり隠す意味もないからね。まぁ、各メディアに出る時はあの仮面をつけるよ。」



アトラス「ゼロ、貴方と再び世界に反逆できる日を我ら一同心待ちにしておりました。」



そういい終わった時にクロノスは、周りを見渡した



クロノス「なんだか、あまり人数が揃ってないよね。」



その言葉と同時に入り口の扉が開いた



?「スンマセーン!!遅れまーした。」


?「馬鹿野郎!!ゼロやナイトのまえでお前は・・・。」


?「仕方ないよ、この子はモラルないもん。」



遅れて入ってきた三人はケルベロスやキマイラ達と同格のビショップクラス

さらに、ここに呼ばれているビショップメンバーはビショップの中でも信頼と期待されている人間しか呼ばれない



クロノス「やぁ、久しぶりだね。三人とも元気にしてた?」



クロノスは、気さくに喋りかけたがアトラスとキマイラはこの空気をよしとしていないからか苦いかおをしていた。



キマイラ「おい、サイクロプス・ペガサス・ケンタウロス。なぜ、遅れたんだ!?」



サイクロプス「すんません。あれっすよ、渋滞的なやつっすよ。」



ペガサス「はぁー、お前なぁすぐに嘘だとバレるのにそんな事いうなよ。」



ケンタウロス「まぁいいんじゃない?頭が飛んでるんだし~。」



クロノス「ビショップクラスは、ほとんど揃ったね。あとは・・・うん。まぁいいか。」



ケルベロス「ナイトクラスは皆様方自由気ままな方が多いですしね。この場に三人いるだけでも珍しいぐらいです。」



クロノスは、一度頷くとすっとたち両手を広げ皆に向いた



クロノス「さて、改めて久しぶりだね!僕がいない間ご苦労様でした。では、これから一年前と同じく人類を消していこうか!」


まるで、明日映画いこうかというのと同じ感覚で軽くいうクロノスだった。



ハーデス「ぁ~あ、始まりますねぇ。」


アトラス「・・・ゼロ」


アフロディーテ「あっはぁ!!」





それぞれの思惑が交わる中クロノスという羅針盤が戻ったことにより再び世界へと動き出すパンドラ・・・

この世に残るのはなんなのか?

この時には、まだ誰も知らない












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