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〜17章〜 無駄な日曜日

雨宮「なによ」


終夜「なんでもねぇよ」


このやり取り何回目かな~

ハァ時間の無駄だょ


雨宮「あたしのこと、意識してるでしょ」


終夜「実は、そうなんだよ」


雨宮「え!?」


終夜「なわけあるかぁ~~~~~、いい加減でてけよ」


雨宮「なんでよ?」


終夜「ここ、男子便所」


雨宮「だから?」


・・・

えー、ここまでの経緯について話すと、講義中に俺がトイレに行くため立ち上がったらこの自意識過剰女がついてきた



想像してみてほしい

用をたしてたら後ろに女が突っ立ってる

男ならわかってくれるだろうかな~

ほら、後ろに人がいたらでるものもでない。

普段なら後ろにいるのは男なのだが、女が後ろにいるっていうのは、こぅ・・なんていうか、辛い。


終夜「わかった、わかったから。とにかく、教室に戻れ。」


雨宮「ふーん、まぁいいけど。」


終夜「はぁー」


雨宮「早くあのこと忘れなさいよ。このヒモ」


バンッ


終夜「ヒモって・・・」




ー大阪府警ー


氷屋「例の、おの男だが」


前原「はい?」


氷夜「獄中で死んでいたらしい。」


前原「はぁ?」


氷夜「遺体解剖してみてわかったことがある。体内からエンジェル・ダストが検出された。」


前原「待ってください。確か発症すれば24時間で死にいたるってなんで今ごろ」


氷夜「獄中で急に消え、昨夜死体となって同じ獄中に倒れていたらしい。」


前原「それって・・・」


氷夜「あぁ、何者かが運び出し元に戻した。」











アレス「どぁ~~~ゆーことだ?なんで俺が必死に運び出した男をなんで元に戻すんだよ!!グライアイ!!」


グライアイ「ちょ、やめてくださいよ。アレスさん。」


アレス「てめぇ、あんま舐めてっと殺すぞ」


グライアイ「命令です!!」


アレス「命令だぁー?」


グライアイ「は、はい。」


アレス「誰のだ?」


グライアイ「そ、それは・・・」


?「グライアイ、脅されたからって口を割るような奴はパンドラにはいりませんよ。」


アレス「ケルベロス?貴様、いつのまに日本に?」


ケルベロス「ついこの間ですよ、それよりもその件はアレスさん貴方の管轄外です。」


アレス「貴様~~~~いつからビショップがナイトに口出し・・・」


ケルベロス「動かないで下さい。喉、斬りますよ?」


こいつ!?一瞬で俺の背後をとっただと


ケルベロス「階級が下なら全て下ってわけでもないんですよ。この世に再びゼロ様を蘇らせるのが我々の急務ですよね?」


アレス「あ・・あぁ」


ケルベロス「だったら、だまっていて下さい。意見は違えど我々は同志なのですから。行きましょう、グライアイ」


グライアイ「し、失礼します。」



アレス「ちっ、ケルベロスの野郎。」



?「アレス様・・、」


アレス「おぅ、ゴーゴン。」


ゴーゴン「アレス様に仕えし4人のビショップ集まりました。」


アレス「よし、クロノスがでてくるまでもない。俺が殺す。人間をな」

















終夜「へ~っくょん」


グズ、誰か噂してんのか?


雨宮「ちょっと、風邪うつさないでよ!!この、病原菌!!」


終夜「へいへい」


?「風邪薬、持ちあわせていたのでどうぞ。」


終夜「どうも、えと、君は?」


?「申し遅れました。私、真城出流と申します。」


終夜「ありがとう、真城くん」


真城「いえいえ。」


?「真城、どうした?」


真城「京園寺様、こちらの方が風邪をひかれたとのことで薬をお渡ししたのですよ。」


京園寺「そうか、君は?」


終夜「夜羽終夜」


京園寺「私は、京園寺陸」


生徒「おぃ、あの人って」


生徒「あぁ、間違いないぜ。京園寺グループの一人息子の京園寺陸だ。」


生徒「おれ、雑誌とかでも見たことある。」


雨宮「感謝をするのですよ。夜羽くん」


終夜「はいはい。」


京園寺「!!」


ガシッ


雨宮「へ?」


京園寺「失礼ですが、貴方は今現在交際している方はいるのですか?」


雨宮「いぇ、べつに」


なにこいつ?急に手なんか握ってきて変態?


京園寺「美しい・・・。私と、結婚してください!!!」



教室「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!??」



雨宮「はい?」


京園寺「そうと決まれば、すぐに屋敷で式の準備だ。真城!!」


真城「かしこまりました。」


雨宮「ちょっと、待ってください。」


京園寺「はい?なにか問題でも?」


雨宮「えと、急にそんなこと」


生徒「スゲーな、雨宮さん。京園寺さんに嫁入りすれば世界経済を動かすのだって夢じゃないよ。」


生徒「いや、経済もだけど、金が自由に使えるぜ。」


雨宮「あ、えーと」


死ね。かってこいてんじゃねーぞ。


雨宮「(ボソッ)ちょっと、助けてよ。終夜ってば。」


終夜「ぐー。ZZz」


寝たふり寝たふり・・。


バキッ


終夜「痛ってーーーー!!」


このクソ女、足踏みやがった。

睨むなよ。

たく、しゃーねぇなぁ。


終夜「ちょっと待ってください。いきなりすぎませんか?今日知り合った人にいきなり結婚って、だいたいあなたはこいつをどんな奴か知らないでしょ?こんな、可愛げもないアホ女ーーーっ痛い~!?」


また、足踏みやがった。


京園寺「?」


終夜「とにかく、こいつと結婚するのはやめとけ!!」


真城「夜羽さん・・貴方もしかして彼女のことが好きなのでは?」


終夜「は?」


京園寺「はぁーん。なるほど、ではどちらが彼女にふさわしいか・・・。失礼ですが、お名前は?」


雨宮「雨宮麗ですわ」


京園寺「こほん。では、どちらが雨宮さんに相応しいか、勝負しましょう。」


終夜「ちょっと、何かってに。」


京園寺「では、今度の日曜日に、場所は我が屋敷。」


真城「10時頃に起こしください。」


京園寺「では、雨宮さん。当日は、貴方が賞品です。きてくださいね。」


真城「当日は、どんなかっこでも構いませんよ。ただし、雨宮様にはこちらで用意したドレスを着ていただきす」


京園寺「あぁ、必ず来ていただくために雨宮さんのケータイを預かります。」


雨宮「ちょ、」


京園寺「それでは、失礼」


真城「ペコッ」











終夜「ふざけっんな!!なんで俺が貴重な休日にんなくだらねーことしなきゃなんねーんだよ」


雨宮「ふんっ、あたしだって迷惑よ。あんなチャラいやつ。でも、ケータイ取られたし。」


終夜「あっそ、とにかく一人でいけよ。」


雨宮「は?あんたもくるのよ。クズ。」


終夜「やだね」


雨宮「・・・どうしたら来てくれるの?」


終夜「今まで、散々されたんだ。」


雨宮「だから?」


終夜「誠意の見せ方ぐらいわかるよな?」


雨宮「誠意って。」


終夜「女なら、男が喜ぶやり方ぐらいわかるだろ?」


雨宮「あたしに、なにを・・・」













終夜「ごめんなさいって言え。」


雨宮「え、・・・ぁあ、ごめん・・なさい」


終夜「うし、許す」


たく、泣きそうになってんのに助けねぇ訳にいくかよ


さぁて、無駄な日曜日を過ごしに行くか。


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