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〜16章〜 新春【謎】

4月5日 東京大学入学式



学校長「えー、では新入生からの挨拶を。新入生代表の方壇上の方へ。」


スタスタ


生徒1「あいつが今年のトップか~」


生徒2「何?どういうことだよ。」


生徒1「しらねぇの?この大学って、ここの入試試験でトップの点数をとった人が新入生を代表して挨拶するんだよ」


生徒2「へ~、あれ?なんか二人いるぞ?」


生徒1「あれ?本当だ、なんで?」


生徒3「あぁ、あの二人両方満点らしいよ」


生徒2「はぁ?ここ東大だぞ」


生徒1「いるんだな、そーゆー天才って」




雄大「新入生を代表挨拶をさせていただく田辺雄大です。私はーーー」




パチパチパチパチパチパチパチパチ


学校長「続けてお願いしますね。」


?「・・・どうも。ーーーーーーーー。」



パチパチパチパチパチパチパチパチ


学校長「これで、入学式を終了します」




雄大「ふぅー」


さて、教室行かないと


?「やぁ、田辺雄大くん」


こいつは、さっきの挨拶で一緒だった・・


?「西龍真にしりょうまです。」


雄大「何かな?西くん」


生徒「おぃ、今年のトップが二人で喋ってるぜ」


西「(ボソッ)君が、パンドラのリーダーを捕まえた人だよね。」


雄大「・・・」


こいつ・・・


西「ふふっ、これから仲良くやろう。」


雄大「あぁ」


あいつは、何者だ?

俺がクロノスを捕まえた事は警察内部でもごく一部のはず、どうなってる。




ブーブーブーブー


西「俺や」


?「どうだったあの男は」


西「一筋縄ではいかん男やな。俺でも大分骨折りそうな男やさかい、まぁまってーや。あんたが言ってたことは必ずやったる。」


?「そうか、頑張ってな」


西「はいよ」


ピッ


西「ホンマに、おもろい男やな。田辺雄大」




ざわざわざわざわ


あいつはパンドラ?

だとするとかなり上の人間か?

俺もかなりパンドラの人間には恨まれてる

復讐?

駄目だ、動揺して思考がまとまらない。


雄大「自販でもいくか」


ガコン・・プシュ


雄大「ん・・ん」


?「どいてどいてどいてー」


ヒョイ


バーーン


その女は壁に激突した


?「あいたたたたー」


雄大「・・・あの、大丈夫?」


?「本当によけるとは・・・いたたた」


雄大「だって、君がどけって」


?「そうでした、すみませ~ん。あたし昔からドジで・・・は!!さっきの挨拶してた人だ。握手してください。」


雄大「はぁー、はい。」


?「ありがとうございます!!」


雄大「君、なまえは?」


?「はい。涼風舞花って言います。」


雄大「涼風さん、次からは気をつけなよ。」


涼風「はい」




雄大「ふぅー」


元気な女の子だったな~

さて、パンドラについてもっと考えないとな


涼風「あれ?あなたもこの教室だったんですね!!」


雄大「えぇ、てことは君も法学部?」


涼風「いや~、嬉しいな~。今年のトップの人と知り合えて、しかも友達にまでなれた!!」









馴れ馴れしい

なんなんだこの女

まぁ、顔は結構可愛いけど



西「あれ?雄大くんも法学部の人だったんだね。」


雄大「西くん」


西「西でいいよ、僕も雄大って呼ぶからさ」


雄大「あぁ」





馴れ馴れしい奴らが多いな


涼風「これから仲良くしようね」


雄大「うん、わかった」


西「フッ」


雄大「それから西、ちょっといいか?」


西「わかった」


雄大「場所を移そう」


西「何か分かるけど、何かな?」


雄大「お前は何者だ?」


西「さぁ、それは言えない。」


雄大「パンドラのメンバーか?」


西「さぁ、それは言えない。」


雄大「お前は何故しってる!!」


西「誰かが仕組んだ世界、それを壊そうとしてパンドラは動いてた。表と裏、仮面という媒体を使わないと人は人と繋がらない。それを無くそうとしたパンドラがとった方法は」


雄大「一年前の無差別大量殺人、そんなことは誰でも知ってる、だがその前のことは誰から聞いた?」


西「パンドラの中身を知るものから」


雄大「な・・・、まさか、クロノス?」


西「いゃ、違うな」


雄大「貴様・・。」


西「そんな睨まないで。じゃあ、先に戻るよ」


パンドラの中身を知るもの

いったい誰だ?

とにかく、俺はここで法律の知識を蓄えながらパンドラを追ってやる。


こうして俺の春はスタートを切った








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