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博麗神社の神主さま  作者: 不知火 駿
第一章 
7/19

第06話 神社での初仕事ですか?

第六話投稿!!


総アクセス数、12000アクセス、2600ユニーク突破!!

ありがとうございます!!(*゜∀゜*)


こんな素人作品ですが、これからもよろしくお願いします!!


今回はボケ分は少ないです。


目が覚めると、見慣れない天井が見えた。

目覚ましも鳴らないし、どうしたんだ?

周りを見渡すと、数畳の部屋の真ん中で自分が布団で寝ていることに気づいた。


と寝ぼけているうちに、だんだん記憶がはっきりして目が覚めてきた。

俺が死んだこと、転生したこと、チート能力有していること、それと知世の事。


「そうか、俺は博麗神社で寝たのか」


一人呟く。

そういえば俺布団で寝るの初めてだな。ずっとベットだったし。


と同時に、隣の障子を挟んだ廊下と思われるところから足音が近づいてくる。



ガラッ



「真澄~、そろそろ起きて・・・・って、あら、早いわね、もう起きてたの?」

「ああ、起きるのはいつも早いからな。おはよう知世」

「ええ、おはよう」


廊下から顔を出した知世と朝の挨拶を交わす。



「早速だけど、貴方の枕元にある服に着替えて境内に来てくれる?」

「お、さっそく神主の仕事かい?」

「ええ、そうよ。これからどんどん働いていってもらわないとね」


枕元を見ると、着替えのようなものが準備されてあった。

これに着替えればいいんだな・・・・ってちょっと待て。これは・・・・


「出来るだけ早く来てね~」

そういって立ち去ろうとする知世。


「ま、待て!待ってくれ知世っ!!」


俺は急いで引き止める。

「なあに、どうしたの?」

だって俺・・・・・



「この服の着方がわかんない・・・・・」






***************************



俺は鏡の前で両手を広げていた。

その俺の腰周りに帯を通す知世。



いわば”お着替え状態”。

女子に着替えさせられるのなんて、恥ずかしい・・・・・


「明日からはちゃんと・・・・んっ!自分で着替えで着るようにならないといけないんだからね」

「うん、分かった。すまんな。これで大体覚えたよ」

「なら良かった・・・・・わっ!」



ぎゅっ!



「ひゃぉっ!!ちょっ、これくるし・・・っ!!」

「ちょっと苦しい位じゃないとすぐ落ちるのよ。覚えておきなさいね」

そーなのかー。でも苦しい・・・・・!!

と思ってたら、少し緩めてくれた。


「よし、これでいいわっ!!さ、境内に行くわよ。付いて来て」

まだ少々苦しいがじきに慣れるだろう。

そう思いながら、知世についていった。







先に待っていた知世は、手に竹箒を二本持っていた。


「まずは境内の掃除からよ。ほら、箒もって」

「あ、ああ・・・・・・」




知世から竹箒を受け取る。

「ここ最近桜の花が風で舞ってるからねぇ。地面にたくさん落ちるのよ」

ということは今の季節は春なのか。

季節がわかんなかったけど、これでやっと分かった。


「それじゃあ私は西側のほうから掃くから、真澄は東からお願いね?」

「えと、分かった」


そうして知世は向こうへと去っていってしまう。

うーん、結局言い出せずじまいだったけど・・・・・・

とりあえずやってみようか。






【30分後】






「ふぅ、終わったわ。やっぱり半分だといつもよりも早く終わるわね。ところで真澄・・・・は・・・・・」


タッタッタッ・・・・・


「うんしょ、うんしょ、ん?」

俺が箒で掃いていると、知世がこっちに走ってきた。心なしか怒っているように見える。


「ちょっと真澄!これはどういうこと!?」


やっぱり怒ってました。

怒られた理由はなんとなく分かるけど・・・・・

「何が?」

一応聞いてみる。すると、予想通りの答えが返ってきた。



「何がじゃないわよ!どうして全く花びらが集まってないの!?」



俺が担当した東側の境内は、未だに桜の花びらが地面に散乱している状態だった。

「あれから30分も経つのよ!?それなのに少しも終わってないってどういうことなのよ!」

知世さん怒ってます。マジギレに近いです。

でもそんなこと言われても・・・・・・。



「俺、箒使うの初めてなんだ」



「・・・・え?前世では使ったことないの?それとも箒がない世界だったってこと?」

「いや、使ったことがなかったんだ。俺さ、前世ではずっと家から出たこと無くて、掃除も全部母さんがやってくれてたんだ」

だから何とか使おうと母さんがやってる風景を思い出したり、知世がやってることを真似したりしてたけど、難しいな。


「・・・・・・そうだったの。ごめんなさい」


そういって頭を下げる知世。

「ちょ、何で知世が頭を下げるんだよ!顔上げろ、ほら」

ちょっと力をこめて体勢を立て直させる。

・・・・・・・そんなバツが悪そうな顔をしないでくれよ、困るじゃないか。

あ、それなら・・・・・


「なあ、知世。俺に箒の掃き方から教えてくれないか?」


「え?」


何に驚いたのか面食らっている。

出来ないならば教えてもらえればいいと思ったからなんだが・・・・・


「ダメか?」

「い、いや。良いわよ。問題ないわ」



そういって俺の背後に立つ。

って、え?背後?


「まずは力を抜いて箒を握る。真澄はちょっと力みすぎ」


言いながら俺の手の上に自分の手を重ねてくる。

あ、手取り足取りでしたか。口頭だと思ってたけど、確かにこっちのほうが効率がいい。

でも・・・・・・ちょっと気恥ずかしい。


「掃く物を上から押さえつけるんじゃなくて、先端で掬い上げる様にして掃く・・・・・・って真澄?聞いてるの?」


手のひらの上から伝わる感触が、俺みたいな大きなものじゃなくて・・・・・・ハッ!


「は、はい!聞いてます!」

「なに顔赤くしてんのよ。わ、私だって恥ずかしいんだから・・・・・」


そういいつつも、俺の手は離さない。

チラッと顔を見たが、知世の顔も真っ赤だった。




境内の桜を掃き終わるまで、知世は俺の手から離さなかった。






真澄と知世のラブチュッチュなお話でした。

あれだな、たぶん。

小説とかの中で女の子と絡むような描写書けば書くだけリアルではどんどん遠ざかると、そういいたいのですね!!?

あれ、目から水分が・・・・・・orz


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