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博麗神社の神主さま  作者: 不知火 駿
第一章 
12/19

第11話 はじめてのおつかいですか?

更新!


前回、「週2回投稿する」って言ったけど・・・・・

無理です!

無理でした!

書き溜めしてたと思ったらもうあと1話しか無かったよ!

ということで週1に戻ります。

サーセン。m(_д_)m


今回はぁ・・・・どシリアスです!


ちなみにグロ注意。

俺にシリアスは書けないのかぁ!?


めっちゃむずかった・・・・・


それはともかく本編へGO!


博麗神社の境内。


「はぁっ!」

「よっ、と!」


季節はそろそろ初夏というような時期で。


「ぅぉっ!?今お前本気で狙っただ・・・・ろっ!」

「っ!貴方だって今本気でやったじゃないの!!シッ!」

「本気じゃない!ちょっと力が入っただけだ!」

「今のだって余計な力入ってるわよ!打ち込むときに瞬間的に込めるだけ!!こうっ!!」

「っ痛ぅう!ガードしたっていうのに痺れるぞ!」

「相手の攻撃を防いだらすぐに反撃もしくは距離をとる!じゃないとこんなふうに・・・・!!」

「なっ!!」




ドゴッ!!




「がはっ!」

「痛恨の一撃を入れられるのよ・・・・・!」



一組の男と女が「乱れていた」。



もちろん戦闘的な意味で。




「最大の隙は攻撃する瞬間かした直後だって以前言ったはずよ?」

「はぁっはぁっ・・・・・・っく、そうだったな・・・・・未だに咄嗟の判断が出来ないな・・・・はぁ・・・・・」

「そうでもないわよ。貴方だんだん反応速度とか上がっていってる。やっぱり経験ね」



太鼓判もらっちゃったぉ!

やる気が 3 あがった !!


ててててってってー



本日は晴天なり。

今日もいつものように修行として知世と手合わせをしていた。



そろそろ気候も暑くなってきたので、俺は新しい服を自分の能力で作った。


即ち、土御門ファッション!!


某熱血太郎さんと目次さんの出てくるアニメのキャラクターと同じような服である!

上はアロハシャツに、下は半ズボン。ちなみにビーサンは履いてません。動きにくいから。



と、唐突に知世が言った。


「あ、そういえば」

「どうした?」

「醤油を切らしてたんだった」

「へぇ~・・・・・・で?」

「下のほうの里に行ってくれない?」


え、マジで?


「里なんて行ったことねぇよ・・・・・」

「大丈夫大丈夫。地図書いてあげるから」


そういうと知世は居間に戻って墨でなにやら書き始めました。

どうやら本当に地図を描いてくれているご様子。

この時代って墨とか高かったんじゃないのか?わざわざ高価なもの使わなくても・・・・・・




あ。

そうでした。この人の能力は自然と金が入ってくる能力でした。

何だよコイツ、セコいぞ!

こんなやつにこんな能力持たせたらダメだろ!

神が某海賊コックさんに”スケスケの実”とか与えなかったように、適した人物じゃないと大変なことになる!!



・・・・・・特に悪用はしなさそうだな、知世は。思えばサン○が透明人間になるほうがよっぽどアブナイわな・・・・・。




なんて考えてる間も彼女は筆を進めている。

結構時間がかかりそうだな。

うーん、知世が描き終わるまで暇だから一人漫才でもするか・・・・・・。




「どうもー。真澄です」

「どうもー。ジュリアン・ア○ンジですー」

「何言ってんの!?ダメだよそんなウソ言っちゃ!結構ギリギリの綱渡りだったよ!」

「ギリギリでいつも生きていたいんだ」

「ジャニ○ズの歌詞止めろ!だいぶ昔だから一部の人にしか分かんねぇぞ!」

「まあそんなわけで漫才始めていきますけどねぇ~。あなたは最近どうですか?」

「俺?俺はまぁまぁかな」

「まあまあだぁ!?そんな曖昧3センチな答えでいいのか!もっと自分を売り出さなきゃ!もっと熱くなれよぉ!」

「ところどころ歌詞ネタ入れてるんですね。てか何そのSHUZO!!」





「おーい、真澄~ぃ。とうとう頭がイっちゃったか・・・・」




気づけば描き終わったらしく、隣で知世が怪しげにこちらを見ている。

誰が頭がイっちゃっただ!


「終わったのか?」

「ええ、貴方がブツブツ言ってる間にね」



そう言って俺に紙を渡してくる。

そこには神社らしきものと里までの道のりが描かれていた。


「おぉ、これなら分かりやすいな!」

「でしょう?良かった。それじゃあ行ってきてね」

「おう!任せろ!」



言うが早いか、俺はお金と風呂敷を持って出かけた。

せっかく神社の外に出るチャンスだ!

一分一秒でも外を歩き回るぜぇ!


俺は神社の階段を降りていくのだった。






「あ、そういえば階段の途中では妖怪が出るって言ってなかった・・・・・。まぁ、真澄なら怪我一つ負わないだろうからいっか♪」





*****************************************





「もし私から消えるのならばー、全て変えるのーなら黒にするぅー♪」



鼻歌交じりの軽快なステップで階段を下りていく。

ここの階段はとても長い。

特に急ぐ用事でもないので、走らずにステップでゴーイングナウ!




「うーさーぎー、うさーぎなぁーにーを見て跳ねるー♪」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・。

俺恥ずかしくなってきた・・・・・。

さすがに一人で歌を歌いながら行くのは虚しいな。



「だーれか会話相手になってくれる人いねーかな・・・・」



返事が返ってこないのを分かっていながら、ふと呟く。



しかし、ある意味返事は返ってきた。





ガサッ





「ん?」




「グルルルルルルル・・・・・!!」







棍棒で殴りかかられる、というカタチで。






「なっ!?」


一瞬驚くが、すぐに冷静になって避ける。

動き自体は単純で避けるのになんら苦労はなかった。



出てきた元を見ると、体がわりと大きい妖怪らしきものが1体とその後ろに3体ほど、計4体いた。


というかドラクエのサイクロプスまんまだ。

布で体を覆っている。手には俺に殴りかかったであろう棍棒。



「俺は会話相手が欲しいっていっただけなんだけどな・・・・・・」


どうやらこいつらは俺を捕食物として捉えたらしい。

こちらを睨みつつ、すぐにでも飛び掛ってきそうな体勢だ。



「そういえば、妖怪は初めて見たな」


以前から知世から妖怪がいるということは聞いていたが、実際に見るのは初めてだった。


と、真ん中にいたリーダー格のサイクロプスが俺に棍棒を振り下ろす!



動きは鈍い、単純。知世の技を避けることが出来るのにどうしてこの程度避けられないことがあろうか。いや無いぃぃぃ!





ブゥン!


「ほっ」


ドシーン!


「よっ」


サイクロプスが放つ攻撃を全て軽やかに避ける。

コレが始めての実戦だから、少し体を慣らそうと思ったからだ。



「ウガァァァァァァァァ!!!!」


全く攻撃があたらないからか、だんだん怒ってきてる。


よし、そろそろ反撃と行こうか!

少しの間気絶させる程度でいいから・・・・・・。



棍棒を振り上げたときに、俺は右足をサイクロプスの首の後ろに蹴りこむ。

この程度で昏倒してくれればいいけど・・・・・





だが、結果はそんな可愛いものじゃなかった。





まるで俺の脚が鉈やのこぎりだったかのように、サイクロプスの首は胴体から離れて地面に転がった。







「え・・・・・・・」






何だよコレ・・・・・・。

お、俺はただ気絶させるだけでよかったのに・・・・・・


「・・・・・・・・・・うっ、ゲホッ、ゲホッ」


転がった首を見ていると、猛烈に吐き気が襲ってきた。

たまらずその場で嘔吐物をぶちまける。




「ハァ・・・・・・・・ハァ・・・・・・」




初めて命を奪った感触に、俺は嫌悪感を隠せなかった。

すると、仲間が倒されたことで弱腰になっていた他の1頭のサイクロプスが、しゃがんでいる俺に近づいてきて、



「グォォォォォォォォ!!!!」


バキィッ!



「ぐはぁっ!!」




思い切り頭を棍棒で殴られた。




痛い。

頭が割れるように痛い。



なおも殴り続けてくるサイクロプス。

その場で留まっていた他の2頭もこれに加わり、蹴り、棍棒で殴ってくる。




「がふっ・・・・・・・」



俺は胃の物をまだ吐き出しながら、反撃することも出来ずされるがままとなっていた。


あぁ、俺ここで死ぬのかな・・・?

もう手足の感覚がない。

チラッと見えた左足は、本来曲がることが出来ない方向に曲がっていた。





ごめんな知世。

俺、結局何も出来ないまま人生終わりそうだ。


その姿を思い出していると、




「ますみぃっ!!!!」




微かに開いた盲目に映る人物と頭の中で思っていた人物が重なった。












ふと気がつくと、体が暖かかった。



少しだけ目を開くとさっきまで俺に攻撃を加えていた妖怪だったモノがごろごろと散乱していた。

どれもおそらく死んでいる。


あれは誰がやったんだ・・・?

そして少し意識がはっきりしてくると、




俺は知世に抱きしめられていることに気がついた。





暖かかったのは知世の体温だったのか。



「ぉ、・・・・・・・・とも、よ・・・・・・ぐっ!」



口を開くだけで激痛が走るが、そんなこと構わず話しかける。



「いいの・・・・・・喋らないで・・・・・・」



そう言うと、知世は堰を切ったようにむせび泣き始めた。



「ごめんね・・・・・・・ごめんね真澄・・・・・。あの時私が自分で行ってたら良かったのに・・・・・」


「だ、いじょうぶ・・・・・。こんなの、明日になれば治る・・・・・」






「ごめん、本当にごめんなさい・・・・・・・!!!」






あぁ、こんなんじゃダメだ。







「・・・・・・泣くな、知世」


「・・・・・・っ、喋っちゃダメよ!」

「・・・・・・・・・・・ふぅ、大丈夫。神様からの肉体は凄いんだぞ?喋ることならもう苦痛を感じない」



それよりも言わなければならない事がある。


「謝るのは俺のほうだ。ごめん」

「え・・・・・?ぐすっ、何言ってるの・・・・・?」



「覚悟が定まっていない状態のまま、戦って、その上お前の手を汚してしまって・・・・・・」



「・・・・・・何をいまさら。っ、今まで私は何頭も妖怪を殺して・・・・・」




だからダメなんだよ。

これ以上、この子に手を汚させたくない。

そう思って、宣言する。





「俺は・・・・・・・強くなるっ!!!!!」





「えっ・・・・・?何を急に・・・・・」



「強くなって、知世が手を汚さなければならない時、俺が自らの手を汚そう」





知世にだけは、いつでも笑ってもらっていたいと、そう願って。






「だから、もうそんな悲しい顔、しないでくれ・・・・・!」






言い終わると、なぜか俺も涙が出てきた。

それにつられてか、知世も再び泣き出した。





博麗神社へと向かう階段で、男女の泣き声が遠く響き渡っていた。



うん。

シリアスむっっ・・・・・・・ず!!!


とてもとても難しかった。

反省はしているが後悔もしている・・・・・と思うだろ?違うんだなあwwww


なんかテンションおかしくなっています。

途中の漫才とか何だったんだろう…?


誤字報告、感想待ってます!

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