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薄志弱行

作者: 豊田直輝
掲載日:2026/05/31

より良い理想に近づけるなら

私はどんな代償でも払おうと思える。

それが未来に繋がると思っているから。

「じゃあ、何で佐藤は筋トレを辞めたの?」

真衣の質問が思ったより鋭かった。

「え、筋トレって痛いじゃん。」

「でも理想の姿を思い描いているんでしょ?筋トレはその範疇なんじゃないの?」

「えーと、どうだろ……」

俺は筋トレを先日に始めたのだけれど既に辞めている。

その事を真衣から指摘されるなんて思ってもいなかった。

より良い理想

たしかに俺は太っているから痩せた身体になりたいなと思って筋トレをやっていたのは事実である。

薄志弱行

何だか気分が暗くなってきた。

世界が暗転していくというのはこういう事なんだろう。

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