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Tower of Fairy Tales   作者: 財布の中身はお刺身
3/3

プロローグ2

「よし、全員テスト提出したな?それじゃあ終了!」

「ぁぁぁぁぁぁぁぁ」

終わった、、、 絶対赤点、、、眠い、、、。

「おーい、2日酔いしたおっさんみたいだけど大丈夫か?」

「あっ寿司、、、」

久万寿司(くます つかさ)、俺の友人で苗字から久万をとると寿司になった悲しいあだ名の持ち主だ。親は責任感のある子になってほしいからこの名前にしただけで他意はないらしい。

「寿司じゃねぇよ。大丈夫か?何徹した?」

「1徹だよ。まだ高1ぞ?」4徹まで行ったことあるけどな。

「とりあえず昼休憩だからさ、ほれ、メロンパンだ。」

「感謝」

おお、これ結構うまいな。この学校の購買にこんなメロンパンあったっけ。

「これ俺の金で買ったからな?金返せ」

「ツケで頼むよ」

ああ、そうか。人の金で食う飯はうまいんだなぁ。


その後、寿司から聞いた場所の自販機に売っていたエナジードリンクで午後の授業を乗り切り、家に帰った。いや俺ら中2なんだが。なんでヤバいとささやかれているエナドリが

学校の自販機においてんの?まぁ普通のエナドリ買ったけど。


そんな日常が続いて1ヶ月と少し。シズから連絡が来た。

『良さそうなゲームみつけたよん』

同時に、ゲームのホームページのURLも送られてきた。

タイトルはTower・of・FairyTail。御伽噺の塔ってことか?

うわぁ溢れ出るインディーズ感、、、いや違う、これ赤閃と同じとこだ。まぁまぁなとこだな。

赤閃の制作会社、「株式会社NINE」は、開発陣の性格が鬼畜や変態で固まっているのではとモンスターやキャラの性格や能力が鑑真でも助走つけて殴るレベルだが、

技術力は悪くない。

よって、目を血走らせて楽しめる奴とVRヘッドギア床にたたきつけるやつでふるいにかけられるのだ。

今宵はどんな鬼畜度なのか。


『どんくらい鬼畜?』

『レビューによると、「きしぇぁぁぁぁぁ」って発狂してる奴と「フルコースよりひでぇ」って赤閃のボスフルコースと比べてる暇人がいた』

『あぁ、、、』


なるほどね?

いやでもフルコースは俺らも206回目でクリアしたからなぁ、、、

まぁ、けっこうやばめの鬼畜度ではあるだろう。逆に気になってきた。

電子マネーで金を払って俺の懐から2000円消える。

『決行日は?』

『今日の夜11時。部屋は呪呪が建てる。それまでにキャラクリ済ませて部屋入っててね。』


了解だ。

俺はチャットを後にした。



夜10時30分。

俺はヘッドギアをかぶり、起動した。

俺の意識は電脳空間に飛ばされた。


『何を遊びますか?』

「えっと、Tower・of・FairyTail。」

『了解しました。』


『Tower・of・FairyTailへようこそ。キャラクタークリエイトを開始します。』

そして安定の人間キャラクリ。NINE社は手抜きのため、世界観を守るためと、人間以外のキャラクリを実装しない。しかし、技術は高いので現実と違うアバターにしても違和感はない。

よっていつもの大柄な身長198cmの男性キャラ。職はタンク。右手装備はタワーシールド左手装備もタワーシールド。うーんまさにタンクの鏡のような姿。しかしその正体は盾で

殴るタンクもどき。

まぁこんなタンクもいいじゃない。盾は質量あるし重量あるからそれで攻撃力が加算されるゲームは盾の攻撃力も高い。これがおれのプレイスタイル。

最後にプレイヤーネームをヴィアに設定。

さぁいこうか、御伽噺の塔へ!

久万寿くます つかさ

輝吾の同級生。

大体いつもラノベ読んでる。

文芸部所属。

あんま重要キャラじゃない。

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