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傷物の私は高貴な公爵子息の婚約者になりました  作者: 四つ葉菫
番外編(とあるメイド目線)
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メイドは見た

パトリス嬢について一切触れずに本編を終えてしまったのですが、やっぱり気になる方もいるかなと思い、前話のエピローグで、フェリシアン様がパトリス嬢について触れる語りを増やしました。


 別に気にならないよと言う方は、このままお進みください。


 私の名前はベティ。

 この公爵邸のメイドになって一年足らず。周りの先輩方に比べるとまだまだひよっこだ。

 初め公爵邸に働くと決まった時、両親と手を叩いて喜んだけど、このお屋敷を見た途端、回れ右をして引き返したくなった。

 だってこんな立派で豪勢なお屋敷に住んでいるひとだよ!?

 絶対性格が傲慢で気位も高く、使用人のどんな些細な失敗も見逃さない、高飛車なご主人様の像が私の頭に思い浮かんだから。

 私なんてすぐに首が飛んじゃう。

 おまけに怖い先輩のひとりやふたりは絶対いるだろうなって。


 でも、全然そんなことなかった。

 公爵様一家は、その纏っている気品さと悠然とした態度に反して、気取ったところのない好ましい方たちだった。

 一見近寄り難く見える旦那様さえも、先輩メイドが「怖く見えるけど、仕事さえ真面目にしてたら、かえって優しい方よ」と教えてくれたけど、本当だった。


 あれは、ここに来て一ヶ月も経っていない頃。洗濯物を抱えて、前が見えてなかった私は、あろうことか、旦那様にぶつかりそうになった。

 その時の血の気の引く思い。


『申し訳ありません!!』


 慌てて頭を下げたら、持っていた洗濯物を旦那様の足元にぶちまけてしまった。

 洗濯物を慌てて回収しながら、これは首か、どやされると思って目をぎゅっと瞑ったら――


『転んで怪我をしないように』


 一緒に洗濯物を拾いながら、再び築かれた山の上に最後にぽんと洗濯物を置くと、旦那様が去り際そう言って笑ったのだ。

 笑みとも言えない本当に小さなものだったけど。


 私はその瞬間、やられてしまった。

 何のお咎めもなかったどころか、逆にこちらを気遣うお言葉。

 いつも威厳のある旦那様のめったに見れない笑み。 

 顔が整っているだけにその効果は凄まじかった。


 それ以来、私は旦那様のファンです!


 聞くところによると、旦那様のギャップとレア感にやられたメイドはほかにもいて、隠れファンが何人もいるとのこと。

 

 そんな旦那様が大事にしている奥様もまた魅力的な方だった。

 美しくて、所作振る舞いは完璧なのに、私達使用人に対して結構気さくで何でも聞いてくる方だった。


 故郷は? 家族は? 辛いことはない? 


 先輩メイドが教えてくれたけど、あるメイドのお母さんが病気だと知ったときは、わざわざ公爵家お抱えのお医者様を寄越してくれたらしい。勿論、診療代はタダで。


 こんな良い奥様、ほかにいる?

 私は奥様のファンにもなった。


 そして、最後はそんな旦那様と奥様のひとり息子である若旦那様。 

 麗しいという言葉がこれ程ぴったりなひとはいないんじゃないだろうか。

 ひとつに結った絹のような銀髪と青い理知的な瞳。均整のとれた体つき。

 朝の光を浴びながら白い隊服姿で、「おはよう」と颯爽と挨拶してきた時が初めて顔を見た時で――。


『ぎゃーーー!!!(もちろん心の叫び)』


 正直、あまりの眩しさに目が潰れるかと思った。

 その後、しっかり先輩メイドに支えられていた私。

 色気がない叫びだったのは、私の性格のせいによる。

 こんな私でも、この邸の先輩たちは親切で優しかった。

 初め、恐れていた怖かった先輩も居らず。

 今ではこの和気あいあいとした職場が大好きだ。

 

 そうして、この邸と仕事にも慣れた頃、その若旦那様がおめでたいことに奥様をお迎えになった。

 相手は勿論お貴族様。 

 この邸に移り住んできて――……


 私達は初め、平民を馬鹿にする方だったらどうしようかと身構えていたんだけど、ひと目見た瞬間、その考えは吹き飛んだ。


 若旦那様の奥様になった若奥様 (ややこしい)のエレン様は、見た目から優しさが伝わってくる方だった。

 亜麻色の髪に榛色の瞳。可愛らしい顔立ちに、時折り垣間見える覚束ない動き。

 なんだか、とっても守ってあげたくなる愛らしい方だった。


 実際、若奥様はおとなしく、控えめな方だった。

 けれど、私達が身の回りで仕事をしていると、申し訳なさそうにしながらも必ずお礼を伝えてくれる、そんな方だった。


 これは好きにならないほうがおかしい。


 そこで、お近づきになるためにも私達に対する壁を一日でも早く取っ払ってもらおうと、自分たちのほうから積極的に話しかけることにした(勿論、若旦那様の許可はとりました)。 

 その甲斐あって、今でははにかむような笑みを見せてくれるようにまでなりました。


 うん! とっても可愛い!!


 若旦那様があんな蕩けるような笑みを向けるのも納得の可愛さ。

 そうそう、それについても私達は本当にびっくりした。

 涼しい顔を今まで一度も崩したことがない若旦那様が若奥様と一緒にいる時だけ、すごく優しい顔になるのよね。

 でも、あれはきっと本人、無意識だと思う。


 しかも、ふたりでいるときは格別甘くなるらしい。

 なんで知ってるかって?

 ちっちっちっ、この邸の情報網を侮ってはいけません。私達は執事、コック、ハウスメイド、パーラーメイド、庭師、職種に関係なく常に情報を分け合っているんです(仲が良いとも言う)。

 ある執事(上には執事長がいる)が目撃したには、若奥様の髪を手にとって、キスをしていたんだとか。(あの冷静が常の若旦那様がそんなことをしている姿を想像するのも難しい)

 そのまま、こちらが赤面しそうな程の蕩けるような笑みを浮かべて若奥様にキスをしようとしたところで、通りかかった執事に気づいて突然やめてしまったんだとか。そのまま、いつもの若旦那様の表情に戻ってしまったらしい。

 ちなみに、若奥様は真っ赤だったそう。

 

 そうか、若旦那様、若奥様と一緒にいる時、やけに人払いをする理由はそれだったのかと、納得した私達だった。

 私達の知らない所で、若奥様とイチャイチャしたかったのねと。きっと緩みきった所を見られたくなかったかもしれませんが、ご安心ください、もう若奥様を普段見る目でバレバレですよ。


 それからは一応主人を気遣って、私達使用人の間では、若旦那様と若奥様が二人っきりでいるときは、抜き足差し足忍び足で通り抜けるのが決まりとなった。

 ちなみにその時の若旦那様の顔をちらっと見るのも忘れない。


『フォーーッ!!(もちろん心の叫び)』


 そんなことを思っていたら、たった今目撃しちゃったよ!!


 庭の大きな木の側で寄り添うように立つ二人を。

 その時にちらりと見えた若旦那様の顔!

 普段の甘さなんて、比じゃない!

 液がしみっしみっに染み込んだフレンチトーストにさらに蜂蜜とホイップをかけたような甘さ。 


 こっ、こっ、腰が砕ける――……。 


 先輩メイドに引きずられるようにその場をあとにして、ちらりと振り返れば。


 ああ! 若奥様をだきしめてる!


 新婚夫婦の熱に見事やられた私達は、「絶対素敵な彼氏を作るぞ!」と心に決めた。


 若旦那様の若奥様への愛はあれだけに留まらず。

 最近は贈り物が毎日届いているらしい。

 これは、若奥様の侍女から聞いた話。

 若奥様に買い物してもらおうと宝石商や呉服商を邸に呼んでも、「今あるので充分です」と断ってしまうらしい。

 これに困った侍女が若旦那様に相談すると――


 若旦那様は王都中の店からカタログを取り寄せ、熱心に若奥様へのものを選んだらしい。

 今では、宝石、婦人物の手袋、靴、日傘など、何かしら若奥様へのプレゼントが日々贈られてくるようになったとのこと。

 長年、若旦那様を知るひとは「女性物どころか、自分が身に着ける品にさえ関心を払わなかったあの方が自ら進んで選ぶなんて信じられない!」と一様に声をあげたとか。

 若旦那様がカタログに目を注いでいる様子を毎日横目で見ていた執事は「絶対あれ、自分の趣味入り始めてますよ」と呟いたとか。

 これまでの若旦那様の気質さえ変えてしまう若奥様への愛、恐るべし。

 寝間着(ネグリジェ)も選ぶようになったら、ちょっと見てみたいと思ってしまう私である。


 若旦那様と若奥様の寝室で、その寝間着をちょうど抱えたところで、ふと目に入るもの。

 寝台横の小棚の上に飾られた白いうさぎのぬいぐるみと茶色いくまのぬいぐるみ。

 この豪勢な邸にあっては少し不釣り合いに映る。   


 ずっと気になっていたのよね。

 どこにでもある、何の変哲もないぬいぐるみに見えるけど……

 どうしてこれを飾っているのかしら。

 

 気になって見ているうちに、白いうさぎがだんだん若奥様に見えてきた。

 うん、この白いふわふわした毛に、愛らしい目鼻。

 色白で、可愛い若奥様に似てるわ。

 ということは、茶色いくまのぬいぐるみは若旦那様かしら。

 うん、きっとそうね。白いうさぎのぬいぐるみを守るように寄り添ってるもの。


「こら、ベティ、そのぬいぐるみにむやみに触らないこと。それは若奥様が大事にしてるものなんだから」


 しゃがんでぬいぐるみを見ていた私に先輩メイドが言ってくる。


「ほら、次いくわよ」

 

「はーい」


 シーツを抱えた先輩と一緒に、寝室を出る。

 

 そのぬいぐるみたちが将来若旦那様と若奥様との間に生まれる子供の腕に抱えられているのを目撃するのは、また先の話。




 


 


 最後までお読みくださり、ありがとうございました。

番外編は如何でしたでしょうか。婚約時代のデートも案のひとつでしたが(それなりにデートしてますからね。恋人らしいこともしてるはずです。例えば、フェリシアン様が案内した庶民の間でしか知られていない、ひっそりと存在する願掛けの泉に二人で願い事をするシーンとか。本編の進行には問題なかったので書きませんでしたが)メイド目線の方が色々見えて面白いなと思ってこれにしました。


ヒロインのエレンは普段は内気で引っ込み思案ですが、好きなひとのためなら、とてつもない行動力を発揮するというそんな女の子にしました。

この話は二人の恋愛ストーリーですが、エレンの成長物語も少し入っています。

内気で自分に自信がない女の子が大人のフェリシアン様によって引っ張りあげられ、世界が広がり、新しい目標を見つけ、大切にされていくことで自分に自信をつけていく、そんな風にです。(否定も拒絶もせず認めてくれたこと。力が必要な時は手を差し伸べてくれたこと。いつも気遣ってくれたこと。ひとつひとつの優しさがエレンにきちんと届いていたはずです。好きなひとから大切にされたら、自己肯定感も上がってくるというものです)

エレンの両親はそれなりに情はあるものの、エレンにそんなに構う人間ではありませんでした。(自分の子供が瀕死の状態になったら、動転して嘆く程度の情はありましたが、痛がるエレンを前に婚約を喜んでしまう、そんな両親です。エレンの両親は喉元過ぎれば熱さを忘れる、長いものには巻かれろタイプです。そこに父親は調子がいい&小心者が加わります)欲しいものがあっても買ってもらえず(貧しさ故でしたが、小さいエレンはわかりません)、加えあまり構ってもらえず(小さいエレンは人形遊びか本を読んでひとりで過ごしていたと思います)、両親の愛情を充分に感じてこれませんでした。加え、経済事情から両親は人付き合いも少なく、結果エレンは内気で引っ込み思案の自信のない女の子になりました。しかし、感受性は強かったので、優しい子に育ちました。

エレンの両親が序盤・終盤のみの出番で途中一切姿を見せなかったのはそれが理由です。

初めてのフェリシアン様のデートでひとりでエレンが身支度するシーンが、そんな家庭背景を表しています。(「あれ、なんで独りで支度してるんだろ」と思った方、鋭い)あそこで、子供想いの母親だったら「きれいにしていかなくちゃ」とネックレスを貸すなり、紅をさしてあげたりしてるはずですから。


そしてそんな境遇のヒロインが子供の頃恋に落ちた相手を健気にも思い続け、王子様のように憧れているとあれば、当然ヒーローもそれに相応しくあるべきだと思い、容姿、血筋、家柄、肩書、性格、志の高さ含め全て完璧なヒーローにしました。最後には白馬に乗って迎えにくるという徹底した王子様っぷりを発揮して頂きました。

王都警備団の制服を白にしたのも、そんな理由です。外見からもう王子様にしようと。「汚れるやんけ」という心の声は黙殺しました。

ちなみに、9歳のエレンが会った時のフェリシアン様と、今のフェリシアン様の言葉遣いが違いますが、大人になって変わったわけではなく、迷子の子供が相手だったので、優しい口調にしてるだけです。16歳のフェリシアン様はすでに今の言葉遣いでした。婚約してからフェリシアン様の語尾が崩れて時々優しい口調になってましたが、あれは愛しさがこぼれて自然にそうなってます。そんな口調になるのは、エレンだけでしょうね。子供が生まれたら、また変わるかもしれませんが。

さて、エレンがフェリシアン様の婚約者になった時、美化された「憧れ」は「幻滅」に変わることが多いと思いますが、実際会ったフェリシアン様はエレンの美化さえも軽く飛び越えていきました。

「遠くからの好き」と「近くからの好き」は違うと思うので(憧れのひとを遠くから見ていたときの「好き」と実際付き合うことになった時の「好き」は変わってくるということで)11話(エレンがベッドから落ちて支えられる場面)のあたりで「好き」の形が変わり始め(エレン自身は明確に意識してるわけではありません)、「好きな気持ち」も度合いがありますから、20話(串焼きを一緒に食べるところ)で強く大きくなっている様を出しました。

フェリシアン様もフェリシアン様で、エレンを好きになるにつれ、どんどんらしからぬ行動をとっていきます。ダメ元でエレンのドレスを頼んでみたり、遠くから花を取り寄せたり、普段ならしないようなことをしていきます。

そんな二人の様子を楽しく感じてもらえたのなら、嬉しく思います。


さて、結婚したら、元男爵令嬢で取り柄という取り柄もないエレンを良く思わない令嬢も出てくると思いますが、そこは一緒にお茶会やサロン(婦人限定)に出席した公爵ママが「私の可愛い嫁をいじめたらただじゃおかないわよ」オーラを発揮して、若い令嬢たちを青ざめさせることと思います。公爵ママと同年代のご婦人方は、サンストレームの威光も公爵ママの性格も心得てますから、にこやかにエレンを迎えたと思います。夜会はもちろん、フェリシアン様が寄り添ったことでしょう。

 エレンが将来産む子供たちですが、女→男→女の順になる予定です(エレンは女の子を多く産みそう)。娘たちは広大な敷地でのびのびと、両親と祖父母に愛されて、エレンとは違ったお転婆で元気な女の子に育ちます。そしてそんなおませで勝ち気な姉と妹に挟まれた息子は、女性に対しては斜に構えた、けれど女性の扱いがうまい、父親とはまた違った男性に育ちます。けれど、母親大好きっ子なので、女性の好みは父親と似ると思います。エレンは将来(大分先ですが)自分と似た義娘と仲良く時を過ごすのではないでしょうか。勿論、傍らにはフェリシアン様が寄り添っています。

エレンはその性格から短命なイメージがあるので(45、6くらい)、その時はフェリシアン様がサンストレームの財力と権力を使って遠い地から、優秀な医者を呼び寄せてくれると信じています。(フェリシアン様は勿論完璧なお方で体も丈夫なので、85、6くらい生きると思います)。きっとふたりとも長生きして最後まで仲睦まじく暮らしてくれると思っています。


エレンの友人のアデラですが、末っ子で何不自由なく育ってきたせいで、未だひとの心に鈍感なところがありますが(私だったらこんな友人願い下げなんですが、優しいエレンだから友人をやっていけるんでしょう)私の中ではアデラはこの先辛い目に合う予定なので、その時にエレンに助けられることによって今度こそひとの気持ちが理解できる人間になれると思います。そうなった時、エレンの親友に近いポジションにまでいけるのではないかなと思います。

フェリシアン様の友人のレナルドですが、私の作品を読んだ方はわかると思いますが、赤系の髪をしているということで、そうです、私のお気に入りキャラです。軽そうに見えて、しっかりしているひと、好きなんですよね。レナルドの所属している近衛騎士団の隊服は警備団とは対象的に真紅色をしています。赤系の髪も相まって、彼は一部の令嬢から「炎の貴公子」と呼ばれております。このあたりも実は本編に入れたかったんですが、ストーリーに関係ないのでやめました(^_^;)

そしてパトリス嬢ですが、事の顛末を知った母親から雷が落とされ、エレンとフェリシアン様への半永久的な接近禁止命令が出たことと思います。今後、エレンとフェリシアン様に関わることはないでしょう。

長々と話してしまって、すみません。


さて、次作ですが、とりあえず2〜4ヶ月(ここらへんは気分次第)は休んだあとになると思います。

今作はシリアスでしたので、次は軽い恋愛物にする予定です(けど、ヒロインは継母にいじめられてます。あと性悪な腹違いの妹もいます)。番ものになるかなと思います。

実は今作と同時期に思い浮かんだシリアスものもあるにはあるんですが、続けてシリアスものは飽きてしまうので、そっちを書くのはまだまだ先になりそうです。(今作を優先させたのは、そっちが悪女もので、やっぱり続けて悪女ものを書きたくなかったからです(^_^;))

その前に短編書くかもしれません。(あくまで仮定です)

当初、この作品は大きな事件も起こらない二人の心情が中心の恋愛物だったので、6万字くらいで終わるだろうと思っていたせいで、後半執筆に飽きてしまってモチベが下がり、ほかのことで気を紛らわせ、また執筆に戻るという繰り返しで、更新が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。ここでお詫び申しあげます。


それではまた次の作品で会えたら嬉しく思います。

ブックマーク登録してくださった方、いいねボタン押してくださった方(特に毎回押してくださった方には厚く御礼を。励みになりましたm(_ _)m)、★の評価ボタン押してくださった方、最後までお読みくださった方、ありがとうございました。

ではまた会う日までご機嫌よう!!

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― 新着の感想 ―
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