冬の儀式
主人公:アイリス
(語り部:アイリス)
ストーリーの進行上ナレーターを追加します。
突然、小説の型が変わって読みにくくなったかもしれません。お詫び申し上げます。
第3話から本編が始まります。
「ば、あああああああ(むりいいいいい)」
(いやいやいや、本当にいってる?これで12時間?スパルタの戦士でも無理だわ!)
この時は本当に死ぬと思った。両親を本気で恨んだよ…
「すまんのぉ…。これもお主のためなのじゃ…」
(じいさん…心配してくれてありがとう…)
でも、
「ゔぁ、ああ、ああああ(しぬ、しぬ、しぬ)」
(…ん?なにか体の中から湧き出てくる…。これは…?
魔法陣もひかってる。)
「魔力抵抗が起動しているようじゃの…」
(魔力対抗?聞いたことあるな、この世界は確か法力と魔力が存在していて、神様が持ってきた力が法力、元々あったものが魔力だっけ。早く魔法使いたいなぁ)
「ばぁぶぅ(魔法かぁ)」
「心配せんでよいぞ。この魔法陣には三つの魔法が仕掛けられておる。一つは寒さ耐性の魔法じゃ、二つ目は魔力自動回復、三つ目は危険探知じゃ。誰もお主の命を守るものじゃぞ。愛されておるのぉ」
「っっっゔぁ(く、苦しいなんだこれ、息ができない)」
「ただ、魔力限界を迎えると死にかけるのがこの儀式の問題点じゃなぁ」
(死にかける?今死にかけるって言った?)
「大丈夫じゃ。死にはせんよ。そうじゃ、このまま待つのも退屈じゃろうて魔法でもみて気を紛らわせた方がないじゃろうて」
(ま、魔法?いまそれどころじゃ…すごい綺麗…。蝶、鳥、花、すごい。。魔法ってすごい。あ!氷の石像が動いてる)
おじいさんの魔法のレパートリは2時間で尽きた。それからは死にかけて、蘇って、死にかけてを繰り返した。
私には、生きているのか、死んでいるのか分からなかった。
そうして、儀式が終わった。
「ああーん!私の愛しいアイリスちゃん。会いたかったよおおお」
母が駆け寄ってくる。ああ、もうなにもしたくない。一生分の命を使った気がする。
あとから聞いたんだけど、この儀式は子供の魔力許容量や、質を高めるものらしい。そのおかげで命拾いする人が多いんだって。事実、私もそのおかげで命拾いをしてる。
それから、1週間私は風邪で寝込んだ。風邪は魔力以前の問題だから仕方ない。
ーーーーー1週間後ーーーーー
私は外に出た。はじめての外だ。
冬の儀式は後々意味を持ちます。