プロローグ
西暦2087年 この年は日本各地にさまざまな災いが降り注ぎ
多くの人々の命の奪われていた。
その災いの原因は,現代の発展した科学でも予想することが困難である『悪災源』よるものがほとんどであったからである。
『悪災源』から唯一日本を救える存在がいた。
平安時代は多くのものに頼られ、多くのものの命を救ってきた存在である。その者たちも月日が流れるごとに信仰されなくなり、次第にその存在は忘れられていった。しかし、現代でもその正体を隠しながらその力を代々継承してっている。
つまり、『陰陽師』がいるから日本滅亡のような事態を免れている。
現在の日本の中心である東京は、多くの災いを生み出す
『悪災源』発生の中心でもあるのだ。
そこでは人類と悪災源のお互いの存続をかけた
最終決戦が行われていた。
「いまのは効くと思ったんだがな〜。とっととくたばれ
このケガレ野郎」
陰陽師最強とうたわれているものの高校生である土御門達哉
が全身ボロボロになりながら戦っている。
「イヤ〜,いまのは少し効いたかな。 君の方がボロボロで
今にも死にそうです。って感じだけど大丈夫かな〜?」
「黙れ化け物‼︎‼︎」
達哉の前に立ちはだかるのは、『悪災源』の軍隊
を率いてやってきた悪災源側の大将である。
もちろん人間側は達哉だ。
悪災源側の大将は、大昔に安倍晴明によって封印されていたものが恨みによって凶暴化した奴である。
それ故に、人間を殺すことにしか気持ちが向いていない。
静かな静寂な時間が流れているかのように見えて、
互いに殺気で張り合っている。
そして互いに、相手の懐目掛けて飛び出した。
「お お お前、 我に何をした‼︎
この、私が負けるばずがない。」
「禁術 死呪封印だ。
お前を確実に封印する代わりに俺に不可避な、死の呪いがかけられる封印術だよ。
お前には、死への覚悟が足りなかった。それだけだ…。」
[死への覚悟か。 確かに足りなかったな。」
そのことばを最後に『悪災源』たちは封印され
達哉は死の呪いにより命が絶たれた。