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少年のカン違い

「少年のカン違い」

 お題・「ヘリウム・ツナ缶・罠」

 お題考案者・琥珀 藍


 僕の朝飯は大抵ツナマヨだ。カロリーなんて気にしない。だって太らない体質だもの。炊きたてのご飯が自分を待っている。さあイッツア朝飯タイム・・・

 ってちょっと待て。ツナ缶が切れているではないか。なんたる不覚。これは罠か!?この俺を精神的に打ちのめす罠か!?

 そんなツッコミを一人芝居していても空腹は満たされない。よし、コンビニ行こう。財布を携えてジャージ姿で街に出る。外はすごく寒い。ちくせうひきこもりだから寒さには弱いんだ。

 そんなこんなでようやくコンビニに着く。そういえばもうじきクリスマスだったな。片隅にパーティーグッズが所狭しと並べられている。

どうせ俺には縁のないことだ。そう切り捨てて見慣れた背の低い円筒型のツナ缶を持ってレジに並ぶ。そして家に帰って相棒のマヨネーズを用意。輝く米粒が僕を誘う。もう待ちきれない。

 プルトップ缶のフタを剥がすと・・・中身がない。「なんじゃこりゃぁぁぁぁ!」叫び声は超ハスキーボイス。缶の側面を見ると「パーティー用使いきりヘリウム」

「紛らわしいことしてんじゃねぇぇぇ!」その叫びは街中に木霊した・・


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