22/25
第二十二話 再開
ついに……ついに、たどり着いた。
「故郷。ここが君の故郷……。ふうん、そっか。じゃあ、私はお役御免だね。行ってきなよ。私は先にいって待ってるからさ」
「……月夜さん」
「姉妹の感動の再会には、邪魔ものは必要ないと思うからね」
潤む目をはためかせ、わたしは頷きます。
そして走り出しました。
向かうは丘――
そこには真紅のドレスを纏い、風に髪をなびかせるキノコの姿がありました。
凛として薔薇のように――
その横顔を見間違えるはずはありません。
「薔薇嶺おねーちゃんっ!」
言って、目頭に熱いものを感じました。
溢れ出ようとするそれを、ぐっと堪えます。
そしてわたしは力いっぱいの笑顔で、こう言うのです。
ただいま――と。




