☆魔女○塔☆
雪降る時の・○・雲の上・△・すみれ色、夜空の果てに・×・美麗にさやかに木の塔が・□・たった一人の魔女の家
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・・・・・
・・・・・・・
③
「オジョウサマ×ゴショモウノ×」
「ええ。いただきます」
明るい、オレンジベースカラーのティーポット。それが、静謐白磁のティーカップに優しく滑りこんだ。
永遠に霞む、空の中で忘れ去られたフワリフワ△フワリ。
ただ飲みたたずむ魔女さんは、窓辺に座っていただきます。×いただきます○
③
「エエソレデハヨミアゲマス×ごっほん
ホンジツハセイテンナリ×
カッコクノエライヒトタチハ×
ガンバッテオシゴトシテイマス×
オワリ○」
「嘘」
冗談と、冗談と、冗談と、それと冗談と、もういっこ冗談が、スポンジのようにハネ□ハネ□まわった。
綺麗で美しいクロス模様が散りばめられた窓から、やわやわやわやわ夜の子供がハネ△ハネ△ハネ△まわるのが見えた。
③
「オワッテイマセン×ごほほん
・・・・・・・・・×
・・・ソレデ・・・・×
・・・・・・・・・×
イジョウデオワリマス○」
「うん。とっても楽しかった」
☆午前零時の針がチキリと進☆
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雨降る時の・○・空の上・△・紫色、夜空の果てに・×・歔欷と夢と絡まらる木の塔と・□・たった一人の魔女の家
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~時・時・時時、時・時・時時、時・時・時時~
あれは何?あの。あの音。あれは何?何あれは?音。あの音は。窓辺で静かな魔女さんは、指と指を抱き合わせ、め□そめ□そと悲しくなった。
~時・時・時時、時・時・時時、~
③
「アノオトハ、イワユルジカントイウヤツデショウ×
マチノウエニダケフッテイル、カワイソウナヤツデスヨ×
ハイ×ごっほん」
「そうなのね」
天井付近に何重にも描かれた木の木目が、陰々滅々と、イージーに回転している。
呑気でフォーマルな魔女さんは、それをとっても誇りに思う。
☆午前一時の針がチキリと進☆
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あらすじの通りコンセプトは「雲」です。
意味という意味をとっぱらって、軽くしました。雲は見ていると色々な形に変わっていきます。そのきまぐれさはずっと眺めていても飽きないものです。それを印象乱舞にて書いてみたのですが・・・・・
何故か今、焼き肉が食べたくなってきました・・・