表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/8

のど自慢

 昼休み。ワタシと蒲生さんと犬飼さんは、たいてい学校の中庭でお昼を食べることにしている。

 今日も今日とて、三人そろって中庭に設置してあるいつものテーブルに向かって歩いていた。その途中。

「あれ? 川辺センパイと小室センパイじゃなかと?」

 蒲生さんの視線の先、中庭の片隅に、並んで立っている二人組みを発見。

「刷毛なんか持って、何しよーとやろか?」

「さあ?」

 川辺先輩と小室先輩は二年生の美術部員。ふたりはいつも一緒に行動している。でも、その行動は……。とにかく、不思議なのだ。


「一番、川辺椋。突然ですが歌います」

 川辺先輩が刷毛をマイク代わりに、いきなり歌いだした。

『共存があり 個性がいきる 人も色も同じだろ~』

「カーン」

「な、なぜに?」

「椋ちゃん。それ、別な美術系4コマのEDテーマ」

「みゃび!?」

「続いて二番、小室楓。歌います」

『この心はひとつで~ ひとつのようで無限で~』

「カン、カーン」

「な、なぜに?」

「楓ちゃん。それも別な美術系4コマのEDテーマ」

「で、でも、鐘ふたつ!」

「古いね、楓ちゃん。本家本元ではもう、鐘ひとつは消滅してしまったのですよ」

「えぇ!? これはいわゆる、たてまえしゃかい~」

「……ねぇ、楓ちゃん」

「なんです、椋ちゃん」

「これ、ちょっとマズくない?」

「ううん、かなりマズイかも」

「だよねぇ。とりあえず、あやまっときますか」

「そうしましょうか。せーの!」

『関係者さん、ごめんなさい!』


「……あれ、何?」

「さ、さぁ……」

 川辺先輩と小室先輩は、相変わらず謎なのだ。


歌詞引用元


作詞・Noria 作曲・酒井陽一 編曲・大場敬朗

「Coloring palettes キョージュいろ」からの引用


作詞・micco 作曲/編曲・菊池達也

「芽生えドライブ」からの引用


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ