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○乙女の壺中に蜜は眠る

壺と聞くとまず隠語だと思う人へ、えっちなのはだめだよ!

主人公男だけど女性向けっぽい気がする

とある伝説がある

人知を超えた魔術師が昔不老不死の妙薬をつくったという

ひとさじ飲めば一日不死に

ふたさじ飲めば一年不死に

そして、みさじ飲めば不老不死に至るという妙薬はアクア・ヴィータと呼ばれる

大帝国を築いた皇帝に、不老不死の薬探してくるまで戻ってくんなと無茶ぶりされた少年騎士アルスは、とある遺跡で落とし穴に落ち、隠された祭壇を見つける

祭壇には一人の少女が横たわっていて、アルスの呼びかけによって目覚める

彼女は自らを、アクア・ヴィータと名乗りアルスの前にひざまずく

「私を目覚めさせた騎士さま、私の首をきり、血をしぼりなさいませ、私の内に流れる血こそがアクア・ヴィータ、さあ騎士さまどうぞご存分に」


○キャラ

・少年騎士

赤褐色の髪に緑の目をした少年騎士

真っ直ぐな性格が災いして権力者の不興をかい、不老不死の妙薬探しという実質的な追放刑にされた

アクア・ヴィータをアクアと呼び、普通の少女として扱う

実は血が苦手で、アクア・ヴィータからの妙薬摂取手段は唾液か涙や汗

変態くさい摂取に神経がガリガリ削られていたが、だんだんこれはこれで…となっては、そんな自分を叱咤している

割とムッツリ助平


・妙薬の少女

祭壇に横たわっていた人間にはありえない青色の髪と金色の瞳の少女

アクア・ヴィータは妙薬の名前であり、彼女は自身の名前を知らない、強いていうならアルスが呼ぶアクアが名前にあたる

彼女の正体は妙薬アクア・ヴィータを入れた壺であり、魔術師の術と妙薬の力で人化している

身体に満ちた妙薬を守り、しかるべき人間にしぼりつくされることだけが存在理由だと思っている

アルスと出会い触れ合うことによって、妙薬を絞られただの壺に戻ることを恐れるようになる

彼女は知らないが、彼女の身体には空気中の魔力を取り込み、ほんの少しずつだが妙薬を作り出す能力がある

そうして妙薬を作り永遠に彼女を生き続けさせること、それが彼女をつくった魔術師である彼の悲願


・魔術師

今はいない、アクア・ヴィータをつくった人知を超えた魔術師

彼には幼なじみがいた

青い髪と金色の瞳を持つ、妖精と人の合いの子である少女ヴィオレッタ

ヴィオレッタは迫害され、ある日無実の罪をきせられ火あぶりになった

魔術師はその灰と骨と墓土で人型の壺をつくりあげた

壺に満たすのは彼の血と魔力でつくられた妙薬

そうして彼は彼女を作り上げ、死んだ


○裏設定という名の蛇足

アルスは魔術師と魔力形質が似ている(但し容量が月とスッポンどころか太陽とミジンコぐらい違う)ため、彼女をおこすことが出来た

アルスは気付いていないが祭壇には結界がはられており、魔力形質の似た人間しか通れない

それは、魔術師がいつか生まれ変わり、眠る彼女を目覚めさせ再び巡り会うことを夢見ていたから

その願いは叶わない


○最初の案では

最初は逆ハーものだった

妙薬探しを命じられたのは四人で

少年騎士(ツンデレ)

・東方の貧乏サムライ(ぽややん)

・公爵の孫(厳格デレ)

・眼鏡学者(素直クール)

というテンプレート

隠しキャラ的に皇帝の隠し子(皮肉屋な隠れ依存系)

アクアも、はわわ系だった



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