表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/31

◎拒んではいけない

普通が服を来て歩いているような女子高校生が主人公

ある日ある場所で、マンホールに片足つっこんで頭を強打した主人公は即死する

ふわふわーっと身体から離れた主人公は、空から蜘蛛の糸が垂らされていることに気付く、糸の先端には「チートあります」と書かれた札

もしかして私ってば神の手違いで死んだりとかでチート転生しちゃったり…!とwktkしながら糸に近づく

しかし糸と札は主人公が近づいた途端、凶悪な外見のドリルフックになり、主人公の腹をぶっ刺す

そのまま主人公は上に上にとつりあげられ…

「フィーッシュ!!」

釣り上げられていた

「やー結構な大物がつれたなー、キミ悪徳の高まりすぎで重かったよ?ボク腕が折れちゃうかと思った」

えへっと可愛らしく笑う中華風少年は、自分は神だと名乗る

テンプレktkrとワクワクする主人公に少年は提案する

「キミに、人間が言うところのチート能力とナビゲーションマスコットをつけてあげるから異世界に行ってほしいんだ」

待ってましたチート主人公!とウヒャり、様々なチート能力と絶世の美貌を与えてもらった主人公に、少年は但しとつけ加える

「さあ、能力と美貌を受け取ったね、その代償に異世界でいろいろな人の願いを叶えてあげてほしいんだ」

え…なにそれめんどくさい、と一瞬思うが、直ぐにお人よし主人公プレイも悪くないよねと持ち直す

「いってらっしゃい、主人公さん」

ばいばーいと手を振りながら機嫌よく異世界へのゲートに乗った主人公は気づかなかった

少年が、まるでチート能力を期待したときの主人公のような、いやらしいニヤニヤとした笑顔であることに

「いってらっしゃい、人の欲望に引き裂かれる哀れで愚かな主人公さん、キミの物語をボクはとっても楽しみにしてるよ」


異世界についた主人公の肩にはいつの間にか、頭に赤い宝石がついたリスもどきがいた

「やあ!ボクはキミ専用ナビゲーションマスコット、ちなみにボクの人格は神のコピーなんだ」

かわいらしいリスもどきに喜ぶ主人公に盗賊が忍び寄る

金と主人公自身を狙う盗賊たちの言葉に、嫌だと言おうとする主人公だが出来ない

「神は言ったはずだよ、キミは人の願いを叶えなければいけない、汚い願いも綺麗な願いも、願いに貴賎はないはず、さあ彼らの望むものを与えるんだ、金を、衣服を、キミ自身を!さあ!さあ!さあ!」

引き倒され、衣服を毟られる主人公は涙を流して、これは夢だと繰り返す

脚に手がかかり強引に開かれようとしたその時、時間が止まる

「キミは願いを叶えなければいけない、キミは願う人間を拒んではいけない、でも願う人間がいなければ…?」

利口なキミならわかるよね、かわいらしいリスはかわいらしく言った


この時から、主人公は主人公であることを放棄し、自分に願う人間を片っ端からすり潰していったとさ


〇設定

世界をつくった神はポイント制を導入している

良いことをしたら善徳ポイントが、悪いことをしたら悪徳ポイントが

善徳ポイントが一定たまったら神になれる

悪徳ポイントが一定たまったら魂を廃棄される

主人公をチートにした少年は人からなった神で、悪徳ポイントの高い人間に善行をさせ、更正させるのが仕事

蜘蛛の糸を垂らして引っ掛かった人間に、チート能力という餌を与えて、人の願いを叶えなければいけないという縛りもつけて異世界に送り込む

実際は、願いを叶え続ける人間などおらず、願う人間を殺して願いをリセットしたり、近づく人間の舌を抜いて願えなくする者が多い

その結果悪徳ポイントが貯まり、送り込まれた人間のほとんどが魂廃棄になっている

もともと少年は悪即滅の性格なので、更正なんてあまっちょろいことをするつもりはない

欲深い人の願いに振り回される、これまた欲深い人間を観察するのが趣味

ごく一部の賢い人間は荒野に引きこもり、住家の周囲に善人かつ無茶苦茶な願いをしない者だけが通れる結界をはる者もいた



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ