●黄金のチート姫、の従者
とある国のとある姫さまは、とても強く賢く美しいチート姫さまでした
それもそのはず
父方の先祖には、「邪悪な闇の神を倒した太陽神の息子」、「いにしえの邪竜を倒した勇者」
母方の先祖には、「絶大なる魔力を持つ魔王を支配した大賢者」、「あらぶる冥府の神を鎮めた聖なる巫女」
怱々たるお歴々の血を引くのでチートなのは当然ですね
もちろん力持つものには邪悪な敵はつきもの、姫さまを狙う邪悪たちは払っても払ってもわいてでます
今日も姫さまは魔王にさらわれてしまいました
けど待ってて下さい姫さま…聖剣を抜いて僕が助けにいきますから!!
○キャラ
・主人公
根性以外の全能力値が平均以下の、ぐずでドジでアホな従者
幼い頃姫さまに助けられたせいで、姫さま信者
口を開けば姫さまは強くて賢くてきれいとほめたたえる
周囲の人間もそれには賛同するが、姫さまは優しくて慈悲ぶかいという意見には、彼を哀れんだ目で見る以外の反応をしてくれない
魔王にさらわれた姫さまを助けるため、勇者に力を授けるという聖剣を抜こうとするが勇者適性0の彼ではびくともしない
そして彼は10日程不眠不休で台座を削り、グラグラの聖剣を無理矢理引き抜いた
好みのタイプは姫さま
・姫さま
主人公が心酔するチート姫
黄金の髪に緑の瞳の美少女だが、性格は陰湿で愉快犯な捻くれた気分屋
幼い頃より人外じみた力を見せ付けたため、周囲は彼女を畏れるか利用しようとするかのどちらか
側近くに仕えることを主人公のみに許している
魔王とは悪友
主人公を鍛え上げ、用意した噛ませ犬という名の敵を倒させることによって名声を与えるのは、勇者として仕立てあげるため
姫曰く
「私の婿としてふさわしくするためのラッピング」
らしい
端からは姫さま←←←主人公だが、実際は姫さま→→→→←←←主人公
主人公の歪んだレンズを通してうつった「優しく慈悲ぶかい最高の姫君」という幻想をまもるためには手段を選ばない
好きな人にはいつだって最高に可愛くて素敵なお姫様って思われたいの☆ミらしい
好みのタイプは、自分には勝てないと思える人
・聖剣の精霊
主人公が無理矢理引き抜いた聖剣の精霊
黒鉄色の髪に灰色の瞳の、ロボテイストなメイド服を纏った無機質なょぅι゛ょ
勇者適性がないくせに自分を抜いた主人公を認めていないが、「自分を抜いたものに従う」という聖剣の特性には逆らえず嫌々従っている
「イエス、マイくそったれマスター」
が標準の返事
・魔王
姫さまを狙う邪悪その一であり、大体百年ごとに代替わりしては悪事を企てて代々の勇者に見事討ち取られている…とされているが、魔王は代替わりも勇者に倒されてもいない
実際は、王家の力を示す「魔王退治」というデモンストレーションに協力しているだけ
要するにマッチポンプ
「じゃあくなまおうめ、くらえー、えたーなるふぉーすえくすぷろーじょん(棒読み)」
「ぐわあ、やられたー(棒読み)」
実は、大賢者にこてんぱんにのされて、馬車馬のようにこき使われるまでは王道をいく正統派魔王だった
マッチポンプに協力しているのは、王族に大賢者と魔王の血が流れているため
見た目は黒髪赤目の威圧的な美青年だが、性格は軽く気さく
但し姫さまと悪友なだけあって、少々くせ者
好みのタイプは、意地っ張りで自分を馬車馬のようにこき使うけど、実は甘えたがりな大賢者
・いにしえの邪竜のゾンビ
姫さまを狙う邪悪その二
お気に入りの浜辺で沈む夕日を眺めてロマンチックに浸っていたらいきなり勇者に斬り殺された被害者
勇者曰く、綺麗な景色見せて女口説こうとしてんのにこの図体だけでかいデブが邪魔だった、らしい
最強種族の竜の中でも更に強力な、たった一頭しかいない古代竜である彼の強さは魔王にも匹敵する
しかしよる年波には勝てず、頭の方は少々ぼけている
恨みを晴らすため姫さまを付け狙うが、すぐに自分が何をしていたか忘れるため復讐はおそらくかなわない
・邪悪な闇の神の息子
姫さまを狙うその三
寝るとき暗くないと嫌だからという理由で、太陽神の息子に夜の宮に幽閉された闇の神
彼女を助けるため自分の信者たちを使い、姫さまをいけにえにしようとする闇の神の息子
しかし彼が信者たちに与えられる力は「足の小指を箪笥の角にぶつける呪い」だけ
・あらぶる冥府の神
姫さまを狙う邪悪その四
地上のお花畑にピクニックに出かけたところを、聖なる巫女に見初められた被害者
その後巫女に冥府まで押しかけ女房よろしく突撃されて無茶苦茶されたことがトラウマで、地上恐怖症に
冥府に引きこもり、たまに巫女こわい巫女こわいと発作をおこす
見た目は男の娘、中身は乙男
好みのタイプはかすみ草のようにかれんな乙女
しかし実際は、身長170cm超えのどう見てもイケメンですな聖なる巫女に喰われた
巫女の口説き文句は
「ぎゃあぎゃあわめくな、犯すぞ女男」
怖がりながらも本心では巫女を想っているあたりかなりのどM