●我が国の勤勉さは世界一
荒巻さんを見て思い付いた
荒巻さんのお腹を枕にして嫌がられたい
昔々、ありがちな感じで魔王がいた
怠惰を司る魔王は、楽に世界征服をするため魔法のない世界で侵略を始める
しかし、魔王はあっけなく勇者たちに倒される
「何故だ!魔法を持たぬお前たちが何故私を倒せる!?」
「簡単なことだよ魔王さん、魔法がないなら魔法の代わりに貴方を倒せる手段を考えればいい」
「そ、そんな無茶苦茶な…!」
「さあおしゃべりは終わりだよ、僕たちが開発したこの剣『魔法の代わりに意思の力をエネルギー化して魔王を倒しちゃう君三号』で貴方を倒す!」
そうして見事魔王は勇者に倒された
しかし変な名前の剣で倒されたことを怨んだ魔王は、その世界に呪いをかけ、復活を予言する
人間たちへの皮肉をこめて怠惰病と名付けられたその呪いは、魔法の代わりさえ発見してみせる勤勉さを封じ込めるためのもの
15歳の誕生日に発病する、首から下を動かすことが一切出来なくなる呪いだった
そして予言通り魔王は復活する
怠惰病で指一本動かせない人間たちを嘲笑い踏みにじるために
○ヒロイン
勇者の生まれ変わり
16歳女の子
勇者だったころと同じで勤勉だが、のほほんとして名付けのセンスはぶっちぎりマイナス
魔王の呪いを受けた勇者(前世)たち人間はその後、剣を改良、人間の意思に反応して魔法のような効果を発揮する装置に作り替えた
装置の名前は『一人で何でも出来る君R8号』
そのため怠惰病患者たちは寝たまま快適な生活をおくっている
中には装置の補助で身体を動かし、スポーツに励むものもいる
○主人公
魔王の生まれ変わりの17歳男
呪いと生まれ変わりで魔力のほとんどを失っており、今の彼は怠惰病にかからないただの少年
怠惰を司る魔王らしく、ぐうたらでのんべんだらりと過ごすのが大好き
しかし、人間ではないので『一人で何でも(ry』の恩恵を受けられない、そのため生きるためあくせく働いている
いつか見返してやる!と心に決めているが、そんな未来は多分こない