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怨霊刺青師  作者: 転生下書き人


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鈴木美咲の誘惑

ちょっと、俺は外に出て気を静めなきゃ。刺青を入れる客と肉体関係を持たないのは俺の原則だ。刺青に来た女ってのは、手を出せるものなの?一旦関係になってトラブルが起きたら、どうすんだ?

前に俺の刺青師の友達が、女に満背の刺青を入れている最中に、その女がいろいろ誘惑して、友達がついその女とやっちゃったんだ。友達は後で「那女、すごく激しかった」って言ってた —— 刺青ベッドの上、床の上、テーブルの上まで…… めちゃくちゃにやったって。友達の言葉じゃ「クレイジーにヤった」って感じだ。

結果、その女は逆に友達から金を讹り取った —— 沢山のヤクザを連れて来て 40 万円讹り取っちゃって、満背の刺青代も払わなかった。

だから俺は気をつけなきゃ。鈴木美咲とは知り合いだけど、人を疑う心は必要だ —— 用心はセーフティーだよ。

俺は刺青スタジオの奥の部屋に入った。美咲がプロの覚悟なのか何なのか、突然「ああ、ふふって」と誘惑的な声を出し始めた。やっぱりトップだけあって、この声だけで俺は生理的な衝動が起きちゃった。俺は急いで奥の部屋のドアを閉めて「待ってろ!俺が外に出たら、きっと君のことをちゃんと『処理』するぞ!」と罵った。

奥の部屋のシャワーで冷たい水を浴びて生理的な衝動を抑え、裸のままシャワールームから出た。本当は俺は最初から陰陽繍の仕事をするつもりはなかったけど、無意識の中で「陰陽繍で金を稼ぐ」という思いはあったのかもしれない。陰陽繍に必要な道具は、奥の部屋の隅にある木製の箱の中に仕舞ってあった。

木箱の塗料はかなり剥げていて、開けたら埃がポタポタ出てきた。箱の中には、黒い着物が静かに置かれていた。

俺は両手で着物を取り出し、そっとため息をついて「師匠、すみません。情勢に追われて、やむを得ず陰陽繍で金を稼がなきゃいけないんだ」と呟いた。そう言って、着物を着た。

この着物は「呉紗ごさ」と呼ばれるものだ —— 隠語では衣服を「サ」と呼ぶから、呉(陰陽師のような存在)が着る衣服を「呉サ」と言い、後に「呉紗」と呼ぶようになった。呉紗は非常に広い着物で、体に着ると全身を隠してしまう。着物が広いと作業しにくいけど、陰陽繍をする時は必ず呉紗を着なきゃいけない —— 格式上のこともあるけど、主に呉紗を通して「魂を認める」ためだ。

呉紗を着たら、洗面台に置いてあった鏡を抱えて外に出た。美咲は俺が黒っぽい着物を着て出てきたのを見て驚いたが、俺だと分かるとすぐ手で口を覆って笑い出した:「よくもこんな格好してきたね。ただ刺青を入れるだけじゃないの?こんなに大げさにする必要あるの?」

「当然必要だよ。俺たちの陰陽繍は普通の刺青と違うんだ —— 老祖宗から伝わる『陰術』だから、儀式感が重要なんだ」俺は言った。

美咲はまた笑った —— 彼女は陰陽繍に対して全然真面目じゃない。

「好了好了、これ以上争うのも無駄だ。早く始めよう、終わったら客を待ってるから。この時間帯は繁忙期だよ」美咲は俺に手を招いて、直接刺青ベッドに横になった。

俺は美咲に「ちょっと待って」と言った:「先に魂を認めなきゃ、直接刺せないよ」

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