ドクターXのようになりたい
私の推しは「腹腔鏡の魔術師」加地秀樹先生です。
夏休み中に暇だったので「ドクターX~外科医・大門美知子~」を見ました。テレ朝の午後三時頃からやっていましたが、昨日で終わってしまいました。一話から最終回まで見て思いました。大門未知子のようになりたい、と。
もうご存じだとは思いますが、大門未知子は大学病院の医局に属さず、様々な病院を渡り歩いているフリーランスの外科医です。有名なセリフとして「群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけが彼女の武器だ」という言葉があります。この言葉は、ドラマの毎話の冒頭に出てきます。群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い……おそらく私の性格上そんなことはできません。とてもかっこよく「致しません」を言う姿に、清々しさで震えてしまいます。病院の回診に逆らい、カンファレンスでは「私、失敗しないので」と言い途中退場。自分を貫いている大門美知子に私はずっと憧れています。
かっこいい面だけではなく、外科医としての腕も超一流なのです。誰もできないような高度な手術もお手の物。趣味は手術、特技は手術なのも納得です。大病を患った大物患者が入院し、急変し、オペをしなければならない状況になる。ですが、元々の執刀医では手に負えないような状況になっており、慌てふためく。そこに大門美知子が現れ、手術を成功させる……。話の流れは毎回同じなのですが、なぜか見てしまうのです。
何度も言いますが、私は大門美知子のようになりたいのです。「そこは従ったほうがいいんじゃないかな」と思ってしまうこともあるのですが、権力に屈さない姿にほれぼれしてしまいます。断り続ける冷たい人間なのではなく、患者の命をとても大切に思っているのです。金や選挙のために手術に踏み切らない院長の言うことを聞かず、患者の命を守るために手術をする。そして、手術の最後には必ず患者に触れるシーンがあります。私はそこがすごく好きで、何もセリフはないのですが「よく頑張ったね、もう大丈夫だよ」と言ってくれているようなのです。
大門美知子に憧れる心。それをいつも心に持ちながら、社会の一員になりたい。そう思わせてくれる作品でした。
読んでくださり、ありがとうございました。また、短いですね。すみません。勢い見切り発車で書いてしまうと、こうなってしまうようです……。( ; ; )