幕引き
イルセナ歴416年
シュディックの乱から19年がたつこの年、二度目となるホムンクルスの反乱が起き、鎮圧された。
ショルツ家の屋敷で行われたことで、ショルツ事変と名付けれる。
ショルツ事変ではシュディックの乱と違い、多くの魔術師が強力。武装蜂起はより効果的に行われ、国に大きな損害をもたらした。
協力の動機はさまざま。
筆頭のショルツ家は経済上の利益のため。
王国は部分的な統制経済を行っていた。ショルツ家は経済の自由化を求め、たびたび宮廷と反発。不満が高まっていた。
ショルツ家は自前の物流網を持っている。そこでの荷運びにはホムンクルスが重用された。
ホムンクルスは力が強く、賃金も安いためだ。
この物流網が、地下組織を作る土壌となる。
こうして革命組織、"シュディックの誓い"が結成された。
テロ鎮圧後、"シュディックの誓い"の残党は国外へ逃亡。
王国では内通者の洗い出しがはじまる。
ホムンクルスに同情的だったルグラン家、エルラン家は失脚。
王もまた、平等化政策を進めていたことから批判の的になる。
テロ発生直前に現場から逃げたアルフレッド・ドゥーランも拘束された。
治安維持部隊が壊滅したため、一連の措置は騎士団が執り行った。
殺された内務大臣の地位は、学生ながら騎士団長のハルター・グライツがついだ。




