桜珠の憂鬱
新作を制作中なので このお話は暫くお休みします。
すみませんが、次作まで少しお待ちください。
ファミレスで先輩達みんなに囲まれている
猫は入れないというと化け猫のロウは子供に変化した。
桜珠にそっくりだ。
主人である桜珠の強い妖力を感じる。
『初めまして千義璃桜の弟の桜珠といいます。
ロウの姿を借りてお話させていただきます』
「こんなこと出来るって聞いてないんだけど……」
俺は狼狽する。
『僕も出来るって思ってなかったです』桜珠=ロウが答える。
「君達って……何者?」
不穏な目が桜珠と俺を包む。
―― 桜珠Ver ――
僕は生れる前から(お腹の中で)予言を受けてきた。
餓者髑髏は僕が六歳になって現れるはずだった。
碧い光を受け取って、僕はあいつと共に消えるはずだった。
しかし、生れて暫くすると予言が変わった。
予言が迷走している。
兄が|餓者髑髏を倒してくれると、未来が開けた。
真っ暗だった僕の未来がはっきりとした形で視えてきた。
兄と数人の高校生の中で僕は笑っている。
ああこれは、僕であって僕じゃない。
僕の姿をしたロウだ。
あいつは気付いているだろうか、僕の顔で嬉しそうに笑っている。
このメンバーで大変な場所に行く事になる。
あぁ……もう一人現れそうだ。
兄は何処まで行くのだろう?
僕が力になれるだろうか?
僕の未来をくれた兄を見守り給え!
あぁ……ロウよ。
僕もアイスが食べたい
僕であって僕じゃない、ロウが羨ましい。
僕の保育園のお昼寝の時間が終わる。
ロウが残りのアイスを全て口に入れて僕の所に戻ってくる。
突然消えた少年(桜珠=化け猫ロウ)の事は、夏休みに詳しく説明する事になった。
読んで頂き有り難うございます。
感想等いただけると幸いです。