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10-3

 特殊能力【勇気】は使用者または認識範囲内の子どもが襲われた時に発動する能力で、その効果は発動してから1分間時を止めることでどんなに速い相手でも早く攻撃することができる。

 ただし、1分間を逃亡に使用することは不可能で、更に1分間の間に選択した行動を行った瞬間、時間が動き出すという注意点もある。

 初ターンであり、なおかつ襲われるという限られた状況でのみ自動発動するため、同じ相手からの2発目や自分から攻撃した場合は発動しなくなるものの、相手を確実に殺すことができる方法を持つのであれば、この能力【勇気】は必勝の能力となる。


 ◆ ◆ ◆


 攻撃が見えない。回避をしようにも自分を狙っていること以外、攻撃の規模も、どんな攻撃かもわからない。

 そのうえミハエラさん(天使)の支援も無し。

 絶対絶命だと思った。

 ……だが、例え絶対絶命のピンチであろうと、こんなところで死ぬ訳にはいかなかった。


 ……少ない情報からでも落ち着いて考えろ。俺には【勇気】が作ってくれた1分がある。

(……そういえばタッチパネルから何の情報も来ていないな……自動的な通知みたいなのも来ていないってことは【ブースト】は発動していないのか?)


 優真は【ブースト】でスピードを上げようと試みるも、何の変化も無かった。これにより【ブースト】が発動していないことはわかった。……残り30秒。


 【ブースト】が発動していないことから、おそらくシェスカには影響がないんだな。

 そこから導き出される答えは、俺単体を狙いつつ、扉を1枚隔てた家の中にいるシェスカを巻き込まない程の小規模な攻撃。目に見えないということは死角からの攻撃か、透明な攻撃ということか。

(……なら、まずはここを離れるべきだな)


 優真は地を蹴り横に飛ぶことを選択し【勇気】を終了させた。

 結果、優真が先程まで立っていた場所に細くて小さな穴が空く。

 何かが刺さっているのはわかったが、その姿は見えない。

「……見えない攻撃か…………勘弁してくれ……」

 一発避けて安堵していた優真を、当然のように動いてくる攻撃が襲う。

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