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恋物語と呼ぶには未熟。  作者: まな
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出会ったり出会わなかったりの夜

イブキがその子供に出会ったのは、まだ彼女が10歳にもなっていない頃だった。

時刻は分からないが、月の光がほとんどない暗い夜で人の気配はない。

そんな中、イブキは屋敷の縁側を歩いていた。

すると、中庭の池の前でほっそりとした自身の体を、これまたほっそりとした腕でぎゅうっと抱き締めて立っている子供の姿に気付いた。

表情は暗くて見えなかったが、息をひそめて泣いているような、怒っているような雰囲気で声をかけるのをためらった。

もとより、その子供とイブキは顔見知りではない。

恩師により話は聞いていた程度で、姿を見たときも『あぁ、あれが例の...』ぐらいにしか思わなかった。

『こんな夜更けに何をしているんだ?』

そう思いながらぼんやりと子供を眺めていたら、雲が切れて微かに月の光が中庭を照らした。

サァ...と風が吹いて、子供の背中まである黒い髪を揺らす。

その時、その子供が傷だらけなことに気付いたきづいた。

自身を抱き締めていた腕や、日焼けしていない白い頬に赤い血がにじんでいる。

「ケガを...しているのか?」

イブキが思わず声をかけたら、子供はビクリと体を震わせた。

「だれ?」

抑揚の無い声が、静かな夜に響いた。

子供がこちらを向き、長い黒髪がふわりと子供の動きに合わせて揺れる。

すると、髪の隙間から珍しい赤い大きな瞳が縁側にいるイブキの姿をまっすぐと捕らえた。

初めて見る美しい色の瞳に一瞬息を飲んだ。

その瞬間、さっきより強めに風が吹いて気がつくと子供の姿はもうそこにはなかった。



人様の小説を読んで自分も書きたくなってしまったのです…

どれくらい書いて投稿すれば良いのかの加減も分かりません。

未熟な文章ですがお付き合い願います。

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