「#いいねされた数だけ創作論を語る見た人もやる」をやってみて。――一つめ、「主人公」について。
本日(2020/05/15)複数話更新する予定です。ご注意ください。(1/4)
2020年 5月9日、「#いいねされた数だけ創作論を語る見た人もやる」のツイートに対する一連のリプライを元にしています。
https://twitter.com/cityborderfront/status/1259076458368000002
……まあね、結構長文を書いたのでツイッターで流してしまうのは少し惜しくなったと、そんな感じです。なお、結構加筆修正はしています。
小説家になろうの創作論エッセイやなろう作家さんのツイッターアカウント、俗に「なろう界隈」なんて言われるところで、ちょくちょく「どんな主人公が良い」みたいな話題で盛り上がることがあります。まあ色々とありますよね、どんな主人公に魅力を感じるかとか、人それぞれでしょうし。
――だけど、主人公としてまず何よりも大事なのは、「物語の最初と最後に当たり前のようにそこにいること」だと思います。これが無いと、そもそも物語の形にするのが難しいかなと。
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良くある例えだと、ホームズとワトソンでしょうか。あの二人を分けて考えても、実はあまり意味がない。彼らは二人は、「物語の中で活躍する」「物語を見る」という主人公としての役割を分け合っています。
――そして、最後の場面では必ず二人とも登場をする訳です。これ、当たり前のようなことですが、大事なことだと思います。
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これは私の作り方ということになるのかなと思いますが。主役としての魅力だとか諸々のことは、主人公の周りにいる人たちを含めて考えるようにしています。「物語を推し進める人」「色んなことを説明してくれる人」といった感じで、物語を進める上で必要な人を準備して、基本的にワンセットで行動させる。で、そのパーティーの人間関係はしっかりと書くと。……まあ、和製RPGのパーティのような感じですね。
つまり、「主人公」というのを個人で考えるのではなくて一つの集団として考える。頼りない人を主人公にしたのなら活躍する人は別に準備するとか、そんな感じです。で、「物語の最初と最後に、自然とそこにいる人にする」ここだけは強く意識しておく。
こういったことを意識しながら主人公を考えると、物語に広がりが出るようになるのかななんて思いますが、どうでしょう。




