エセ名言を創作してみる。
2019年3月3日~2019年3月4日の一連のツイートを元に、書き下ろしました。
……ちょっと今までとは違う形での参照ですけどね。たまにはこんなのも良いのかなと。
なお、ネタ回のつもりで書いています。
「隣の塀に囲いができたとき、囲いもまた、塀のことをカッコイーと思っているのだ」by 市境前12アール
ツイッターでふと、なんでもかんでも名言っぽい言い回しで呟いてみよう、そんなチャレンジをしたことがありまして。やってみると、これが意外と面白い。で、一日中、それで通してみたのですが。
「あなたがおはようとツイートするとき、あなたのフォロワーもまた、あなたにおはようと、心の中でファボリツするのだ」by 市境前12アール
「あなたが職場に出勤したとき、あなたの同僚もまた、職場に出勤しているのだ」by 市境前12アール
「あなたが仕事を終えて帰るとき、同僚もまた、仕事を終えて帰ろうとしているのだ。
だが、忘れてはいけない。その幸福は、残業者の犠牲の上に成り立っていることを。
感謝し、祈るのです。あなたの頭上に、同僚の怒りの雷が降り注がぬように」by 市境前12アール
……とまあ、こんなノリですね。
この時は、日常生活をほとんど名言風に表現できるなと、その程度のことを思っただけなのですが。今となって思うと、この表現、もっと広げることもできる気がするのです。
「あなたがスカートの中からチラリと見える純白に意識を奪われてる時、その純白はきっとただの白ではない、驚きの白さなのだ」by 市境前12アール
「健康診断であなたが採血の風景から目を背けているとき、周りの人間は、その光景をほほえましく見ているのだ」by 市境前12アール
「ちいさな子が背伸びをして『お兄ちゃん、ハンカチ持った?』という時、そのお兄さんは、『この子はきっと、立派なオカンになる』と、その子の将来に思いをはせているものだ」by 市境前12アール
うん、やっぱり、どんな内容でも、名言の響きを乗せることができるような気がしますが、どうでしょう?
という訳で。最後にもう一つ、名言を呟いて終わりにしたいと思います。
「猫が寝込んだとき、布団もまた吹っ飛ぶ。――その光景を見た人は、驚きながら、こう叫ぶのだ。『あれを見ろ! 猫が! 寝込んだ! 布っ団だ!』と」




