創作に理由はいらない。
2019年3月2日のツイートを元にしています。
https://twitter.com/cityborderfront/status/1101861920078872576
加筆修正はそこそこ。うん、まあ、この位はしょうがないかな、と。
少し前回から間が空いてしまいましたが。久しぶりに、そうですね、「なぜ創作するか」なんてネタでちょっと書いてみようかな、なんて思います。……問題は、なぜ書いているか、自分でもわからないことですが。
――ただ一つ、はっきりと言えることが一つだけあります。
「書く人は何だかんだで書き続けるし、書かない人は、いつか書くのをやめる」
そうですね、私は趣味で書いているからでしょうね。平然と「書きたくないなら書かなくてもいいんじゃない?」と言ってしまえる人なのですが。別にそれが冷たいとも、ひどいことだとも思えません。
――だって、趣味って、そういうものでしょう?
◇
創作なんてのはね、「書きたいことを書く」からこそ、価値があるのです。書きたくないことを書いてたところで、その行為に価値を見出すのは難しい。
そうですね、他の趣味で考えるとわかりやすいかなと。私は週末、軽くサイクリングに行きますが、このサイクリング、別に価値なんか無いですよね?
――好きだからペダルをこぐ。たったそれだけです。創作だってそれと一緒です。本人が価値を見出すからこそ、価値があるのです。
◇
これは、本職にしたところで、大きくは変わらないでしょう。例え仕事だとしてもね、「好き」という気持ちがある程度は無いと、続けていくのは苦痛だと思います。
例えばプロ野球選手は高給ですが、嫌いだけど金目当てやってる、努力もしたくない、そんなプロ野球選手はいないのではないでしょうか?
……いや、いたな、新庄剛志って人が。
うん、アレは例外です、例外。……まあ、実際のところ、彼は「影の」努力家かなと、そんな風に思いますが。
まあ、新庄はね、本人も自由人みたいに評されるのを望んでいると思うので、ついネタにしましたが。世の中ね、ああいった人ばかりではない訳で。うん、やっぱりアレは例外です。何より、新庄ほど野球を楽しんでるように見える人もね、そういないと思いますし。
なにせ彼は、オールスターでホームスチールする人ですからね!
……話を戻さねば。
◇
物事を始める動機なんてのは、なんでもいいと思います。それこそ、なろうという場所は「自分でも書けるんじゃないか」と錯覚させてくれる場所ですし、それもなろうの良さかな、と。
――でもね、続けるのなら、筆を執る「価値」は、自分で見つけるべきだと思います。
言葉を扱う以上、より上手く相手に伝わることを目指すべきだと思います。どうすれば面白く書けるか、読みやすくできるか、読者の心を動かせるか、考えることは山ほどあります。
その原動力になるのは「書くのが好きだから」という気持ちでしょう。これ以上の理由は無いと思います。
そうですね。私は過去に長編を一つを完結させましたが。その時の感慨はね、今でも忘れ……
……どんな感慨を抱いたのか、忘れてしまいましたが。
それでも、一度あれを味わうとね、あの達成感のためにね、もう一度頑張りたくなります。ええ、書ききったという達成感が好きなのです。
私の書く理由なんて、そんな程度のものです。
◇
結局はね、書く理由なんて、本当になんだっていい。テンプレを書きたいのなら書けばいいし、書きたくないのなら好きな流れで書けばいい。そして、どんな結果に終わっても、自分が好きだから書いたと胸を張ればいい。
――それが創作を楽しむということなのかなと、そんな風に思います。




