心理描写と悩み。
2018年7月20日のツイートを元にしています。
https://twitter.com/cityborderfront/status/1020338087119937536
今回は大幅に加筆しています。――ちょっとツイッターに追記がいるレベルです(笑)
自分はたまに、各キャラの心理、感傷の揺れる様子を、客観に近い視点を使って、景色を「情景として」書いたりすることがあります。
なんとなくですが、細かい理屈はいい、ただ悲しいとか、そういった「感情そのもの」を伝えたい時にそうしているのかな、そんな気がしています。
正直、今まで自覚していなかったのですが、多分、「悲しい」と書いても悲しさなんか伝わらない、そういった理由でそんな書き方をしているのですが。
――これ、きっと、深く掘り下げると「自分の課題」なんだろうな、そんな予感があります。
悲しいと書いて、読者に「登場人物が悲しんでいる」ことを理解してもらうことはできます。ですが、読者に「登場人物と同じ悲しさを抱いてもらう」ことはできません。
だから、「悲しい」という言葉を書かずに悲しさを表現しようとするのですが。では、その読者が感じるであろう悲しさは、一体どこから来るのでしょう?
――それはきっと、読者が過去に抱いた悲しみを掘り起こしているのだと思います。
この時、単に情景を描くという私の表現方法で、どこまで読者の感情を掘り起こせるのだろう、そんなことをふと思いました。どれだけ多くの人の感情を掘り起こせるのかなと。
きっとこれは、自分の課題なんだろうな、なんて思います。ですが、今はまあ、課題があることを自覚できただけでも良しとすべきかな、そんな風に思います。