表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で手にしたのは万物を生み出す力でした  作者: Fate
1章 異世界と創造と拒絶
7/47

6 大図書館 後編

今回陽菜は会話に参加しません

(次、火魔法とかはないのか?)

《あります。火魔法は第2次魔法に属します。》

(第2次魔法とは?)

《まず、第1次魔法について簡単に説明します。第1次魔法は先ほど説明した水魔法、地魔法、空魔法です。この3つの魔法を組み合わせたものが第2次魔法と呼ばれます。第2次魔法が使える者は上級者と評価されます。空魔法と地魔法で火魔法、水魔法と空魔法で氷魔法、地魔法と水魔法で地脈魔法となります。火魔法は空間の熱を操る魔法です。氷魔法は空間の水分を操る魔法です。水魔法より細かい操作が可能です。地脈魔法は地中を操ることで意図的に局地的な地震を起こしたり水脈を掘り当てることができる魔法です。そしてその上位には第3次魔法があります。火魔法と氷魔法で氷火魔法、氷魔法と地脈魔法で氷地魔法、火魔法と地脈魔法で風魔法になります。氷火魔法は空間のすべての熱や水素原始を自由自在に操る魔法です。氷地魔法は地中の水分を変化させたりする魔法です。地魔法と氷魔法を合わせたような魔法と考えてください。風魔法はその名の通り風を操る魔法です。過去には風魔法で空を飛ぶ、などといった記録があります。また、風魔法の中には雷を操るといった魔法も入っています。》


なんと、空を飛ぶ魔法があるのか。


(第3次魔法を第2次魔法みたいに組み合わせるとどうなる?)

《第3次魔法以降は全て<禁忌魔法>に分類されます。<禁忌魔法>については説明することを創造主様に規制されています。》

(そうか・・・。なら次、オレでも魔法を習得することはできるのか?)

《可能です。ただし、<創造>をLv3にしなければいけません。》


Lv2になるのにそこまで時間がかからなかった。もしかしたらLv3にするのもそこまで苦労しないのでは?


≪どのスキルも魔法もLv2とLv3の間には壁があります。<創造>と<拒絶>をLv3にするには50回以上使わないといけません。≫

(そうなのか・・・50回か・・・。そういえばライブラリは何をすればレベルが上がるんだ?)

≪私を命がかかった何かの時に必要としてくれたら私はレベルが上がります。≫


難しい条件を言いやがって・・・


(ライブラリ、話は変わるがこの世界で勇者ってどんな存在なんだ?)

≪勇者は伝説の存在という扱いです。最低でも公爵と同じ扱いをされます。また、歴代勇者は皆異世界人です。≫

(異世界人は珍しいのか?)

≪はい、珍しいです。現在、世界人口の0.1割は異世界人です。≫

(それ多いか少ないかよくわからねぇ・・・。次、歴代勇者のってみな陽菜みたいにぶっ壊れているのか?)

≪いいえ、壊れてはいますが陽菜ほどでもありません。≫


やっぱり陽菜が特別なんだな、と思っていた時期がオレにもあった。


≪歴代勇者は皆レベル1で最低ステータス値が500から始まります。しかし今の陽菜はどれも平均300です。つまり陽菜は歴代勇者のなかで最弱です。≫


・・・もし歴代勇者と呼ばれる奴らと戦うときにどうしろと?


《マスターには歴代勇者にはない特別なスキルがあります。》

(それって<創造>と<拒絶>のことか?<創造>は分かるが<拒絶>は使い道が少ない気がするんだが)

《マスターは<拒絶>の力を軽く見ていますが、これは<創造>と同じくらい使い勝手の良いスキルです。<拒絶>の力は万物の存在を拒絶すること。例えば敵が魔法を使ってきたとして、<拒絶>を使えば魔法を消すことができます。自分自身に使えばダメージをなくすこともできます。》


なぬ!?そんなことが可能なのか!<創造>もチートたが<拒絶>もチートだったのか!やっぱりこのスキル創って正解だった。ライブラリがいなければ<拒絶>を使わず放置したかもしれない。


(そういえば陽菜のステータスの所に称号とか書いてあったがあれは何だ?)

《それは中級天使の種類分けです。マスターのステータスに書かれていないのは設定が入ってないからです。切り替えますか?》

(頼む)

《了解しました。作業完了です。》


早いな。なら早速、


(・・・<ステータス>)



名前 :隼人・氷川

レベル :20/500

HP :11900

MP :7916

Str(筋力) :260

Agi(速さ) :140

Vit(耐久) :80

Int(知力) :280

Dex(技能) :140

Luk (幸運):60(+30)

スキルポイント :18


スキル

<EXスキル:創造 Lv2>

<EXスキル:拒絶 Lv1>

<EXスキル:大図書館ライブラリ Lv1>

<ユニークスキル:異世界言語完全対応 LvMax>

<ユニークスキル:スキルポイント LvMax>

<ユニークスキル:スキルコピー LvMax>

<ユニークスキル:上限上昇 LvMax>

<ユニークスキル:MP上限完全解放 LvMax >

<ユニークスキル:無限倉庫 LvMax>

<ユニークスキル:幸運 LvMax>

<スキル:MP回復速度増加 LvMax>

<スキル:MP回復量増加 LvMax>

<スキル:MP消費量減少 LvMax>

<スキル:HP回復速度増加 LvMax>

<スキル:HP回復量増加 LvMax>

<スキル:剣術 LvMax>

<スキル:短剣術 LvMax>

<スキル:鑑定 LvMax>

<スキル:鑑定偽装 LvMax>

<スキル:鑑定隠蔽 LvMax>


魔法




称号

【転移者】【招かれざる者】【万物の創造者】【万物の拒絶者】



魔法の欄に何もないのは単に持っていないからであろう。だが称号に変なのもあるな・・・。【招かれざる者】に<鑑定>を使おうとしてみる。・・・成功だ。


『【招かれざる者】:召喚されたわけでもないのに異世界から来た者に贈られる称号』


・・・オレだって来たくて来たわけじゃないんだが。他のも鑑定してみるか。


『【転移者】:異世界から肉体を維持したまま転移した者に贈られる称号』


『【万物の創造者】:<EXスキル:創造>を持つ者に贈られる称号』


『【万物の拒絶者】:<EXスキル:拒絶>を持つ者に贈られる称号』


ついでに陽菜の気になる称号も鑑定してみるか。


『【失敗者】:この称号を持つ者が原因でをやらかした者に贈られる称号』


まさかオレがここに来たのは陽菜が原因なのか・・・?

そういえば気になっていたが陽菜以外に同時に来た勇者っているのか?ていうか勇者って何のためにいるんだ?


《前例では勇者は1度に20人から50人近く同時召喚されています。その中で極一部が真の勇者として未だに続いている魔族との戦争に投入されます。つまり勇者は都合のいい戦争の駒です。》


ライブラリに聞く前に答えられた。まあそんなことはどうでもいいが開始ステータスが最低オール500の奴らが50人とか・・・。敵対しないよう気を付けよう。うん、そうしよう。

オレは村へ向かう道でそう決意した。

毎週1話更新を目標にします。・・・たぶん。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ