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異世界で手にしたのは万物を生み出す力でした  作者: Fate
1章 異世界と創造と拒絶
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3 スキル作成

「町・・・ですか?」

「ああ、これには理由がある。まずオレ達はこの世界について知らなさすぎる。そのために情報収集だ。次に拠点だ。オレはレベル上げが必要だと考えている。野宿は嫌だしな。それに創造で作れる食えるものはさっきのお茶くらいが限界だ。」

「なるほど・・・」

「さて、話は変わるが陽菜はどんな武器を使いたい?」

「うーん・・・じゃあ弓で。でもなぜ?」

「少しは考えろよ、それでも学年成績1位様か?」

「う・・・ごめんなさい・・・」

「まあいい、武器が必要なのは護身用だ。もしかしたらレベル上げにも使うかもしれないしな。<スキル:創造>、発動」

オレはまず弓と片手剣と短剣を作り出した。MPが1500から1350に減ったから武器は50消費するのか。続けて二つのローブを作り出した。MPがさらに60減った。防具は30消費するみたいだ。そうだ、矢筒も作らねば。

「ほれ」

そう言いながらオレは弓と短剣と矢筒とローブを渡した。

「ありがとうございます。・・・矢筒と短剣は分かりますがローブはなぜ?」

「よく考えろ、オレ達の今の服装は?」

「制服・・・あっ」

「そういうことだ。オレは狙われることは御免だ。」

そういいながら腰に帯剣しローブを羽織る。色は紺色だ。やっぱり青系の色は落ち着く・・・。陽菜のほうを見ると慌てて短剣と矢筒を腰にぶら下げ、弓を背中の方に入れている。外からは武器を持っていないようにも見える。


「準備は終わったか?」

「はい、お待たせしました。」

「そういやまだもう1つの方を試してなかったな。<スキル:拒絶>、発動」

オレはそう言いながら創造で出した椅子やらパラソルやら机などの存在を拒絶した。1つ拒絶するのにMPが20消費した。結構使うな・・・。そうだ、新しくスキルを作ろう。


「<スキル:創造>、発動」


オレは新たにつスキルを作り出した。これがその結果だ。

<ユニークスキル:異世界言語完全対応 パッシブ>

<ユニークスキル:スキルポイント>

<ユニークスキル:スキルコピー>

<スキル:MP回復速度増加 パッシブ>

<スキル:MP回復量増加 パッシブ>

<スキル:MP消費量減少 パッシブ>

<スキル:HP回復速度増加 パッシブ>

<スキル:HP回復量増加 パッシブ>


1つのスキルを作るのにMPが100も消費する。かなり食うな。だが性能はいい。早速<ユニークスキル:スキルポイント>を使おうとしたが肝心の割り振る為のスキルポイントがない。さて、どうしようか。せっかく作ったスキルもスキルポイントを割り振らないと使えない。しかもスキルポイントは創造で作れないのだ。レベルが上がれば使えるかな。だが<ユニークスキル:異世界言語完全対応>が使えないのはとても痛い。町に着くまでにどうにかしてでも手にれたい。困ったな。


「どうかしましたか?」


おっと、顔に出ていたようだ。


「便利スキル作ったのはいいがスキルポイントがないから使えない。」

「ならあれでも倒してみますか?」


陽菜はそう言って指をさす。そこにいたのは強そうな赤いイノシシだった。


「・・・なんか不味そうだな。」

「なぜそこで食べ物の話になるのですか…」

「とにかく殺るか。モノは試しだ。」


オレは走って赤いイノシシに近づく。そして奴との距離が目と鼻の先になった時、オレは抜剣した。狙いは首だ。そして剣は吸い込まれるように首に入り、赤いイノシシの首が血とともに空に舞った。するといきなりテーッテッテテーと音楽が鳴り、『レベルが上がりました。スキルポイントを2増やします。<スキル:剣術>を手に入れました。』と声が来た。そういえばこれ本日2回目だな。名前がないと言いにくいからこれ、天の声と名付けよう。とにかくスキルポイントが手に入ったのは嬉しいな。早速<ユニークスキル:スキルポイント>に全部割り振る。このスキルはMPを消費してスキルにポイントとして割り振ることができる、地味だがチートスキルであることに変わりはない。ちなみに割り振るときの消費量はこんな感じだ。


Lv1:10

Lv2:20

Lv3:30

Lv4:40

Lv5:50

Lv6:60

Lv7:70

Lv8:80

Lv9:90

Lv10:100

LvMax:1000


すごくMP消費が少ない。ちなみにこれらはまだMP消費量減少を取る前の状態だ。取りあえずさっき作ったスキルは全部Lv10にした。先ほど作ったスキルの中にスキルコピーというのがあったが、あれは自分の持っているスキルを任意でほかの人に渡したり、コピーして渡すことができるスキルだ。そこでスキルコピーで作ったスキルのうち、このスキル以外はコピーして陽菜に渡した。陽菜は驚いてはいるが今後もするつもりだから慣れてもらおう。ちなみにEXスキルはコピーできなかった。まあコピーしても誰にも渡すつもりはないが。

隼人が倒した赤いイノシシは自分から攻撃しなタイプのモンスターですが、レベルは15です。隼人レベルからすれば強そうな、ではなく強いです。異常なStr任せの一撃だったから倒せた、ということにしてください。普通のレベル1ならまず倒せません。

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