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アドレス交換から。
……え。
思考回路がうまく回らなくなる。
「付き合うんじゃなくて、俺のことを知ってもらう、とかからでもいいんだけど…」
え。え。え。
待って待って待って。
「もう、佳乃、なにそんなわたわたして。告白されてんの、なんか言ってあげなよ」
若菜が笑う。
そう言われても…。
先輩が困ったように若菜に笑う。
若菜も首を傾げて笑い返している。
「あ…アドレス」
やっとの思いで口に出す。
「アドレス交換、からでもいいですか?」
悪い先輩には見えないけど、やっぱり、付き合うって、言うのは…。
心に、細谷先生の姿が浮かぶ。
どこにもいかない。
そう約束してくれた細谷先生にかなう人なんて、いないし…。
「いいよ、全然いい。ってか、ありがとう」
先輩が照れたように頭を掻く。
「いや、海智先輩、良かったですね! 私、一瞬焦りましたよ」
「うん。木村、ありがとな」
若菜にそう言ったあと、先輩は私をみて、
「ありがとう。よろしくな!」
と、爽やかに笑った。
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観覧ありがとうございます( ˘╰╯˘)
突然の海智先輩笑




