苦しいです。
「先生」
あぁ、やっと。
やっと、声に、出せる。
「どうして、いつも、そうやって…」
好きです。
細谷先生。
もう、好きすぎて、辛いんです。
「どういう意味で、そういうこと言って」
出てくる涙が止まらなくて。
「伸ばしてきた手も」
掴めないんです。
言おうと思った言葉が、消えた。
先生の、匂いがした。
風邪を引いたときに感じた、先生の匂い。
「……佳乃っ………さん」
細谷先生。
苦しいです。
辛いです。
息もできないくらい、先生に溺れてるんです。
もう、あなたなしでは生きられない。
「せん…せ……」
好きです。
細谷先生、好きです。
言えたら、どんなに楽なんだろう。
「佳乃さん…」
私を抱きしめる先生の手に、力が入る。
「僕は…」
私じゃなくて、僕。
プライベートの、先生。
「まだ、きっと、心が子供なんです」
先生のか細い声が、私の胸に刺さる。
「だから、こんなことになってしまった」
こんなこと、って。
「佳乃さんが、大人で良かったです」
大人で、って。
「僕も、苦しいです」
…………先生。
苦しいです。
私だっていろいろ苦しいですよぉぉぉ
読んでくださってありがとうございます
これからもお願いします( ˘╰╯˘)♡*゜




