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先生と、私。  作者: 南央
12/51

保健室での。

 ぴぴぴ、と体温計が鳴る。

 取り出すと、38.0℃と表示されていた。


 「結構熱あるわね。早退かな」


 「…はい」


 ぼんやりと答える。

 朝あった熱が上がったみたいだ。


 「ベッドで寝てて。今、お家の方に連絡取るから」


 「わかりました。お願いします」


 ベッドに横になる。

 保健室のまくらは家のよりちょっと硬かった。

 制服で、更に寝にくい。

 でも、仕方ないよね…。

 そう思って、寝る努力をする。


 「やっばー時間が」


 「若菜早く」


 外からクラスメイトの声がする。

 次の授業は2年になって始めてのプールだ。


 水着は嫌だったけど、本当はちょっと楽しみだったのになぁ…。


 保健室のベッドって、なんか緊張する。

 あんまり眠くならないし、寝ることもできない。

 考え事してたらいつかねてるよって言われたことがあるけど、何を考えたらいいんだろう。


 細谷先生の授業受けられて良かった。


 真っ先に頭に浮かんできたのが、これ。

 自分で考えといて、恥ずかしくなってくる。


 でも、もし国語が1時間目じゃなかったら、授業受けられなかっただろうし、まぁ情けないミスはしたけど…。


 細谷先生に、心配して欲しいなぁ…。


 わがままだって、わかってるけど。

 なんなら、授業中に倒れて、細谷先生が保健室まで運んでくれるとか。


 思いっきり首を振る。


 何考えてるんだろう…。

 でも、ベッドに1人で、寂しい。


 先生は今、何組で授業をしているんだろうか。


 細谷先生、細谷先生。


 先生の声が、聞きたいよ。

 授業中の声も、そうじゃないときの声も、大好き。


 その声で、私の名前を呼んで欲しい。


 大丈夫? って、言って欲しい。


 不特定多数の生徒のうちの1人じゃなくて、私に。


 せんせいの声が、ききたい。

保健室のベッドって緊張しませんか笑

主人公の名前、次くらいに出します!

多分笑←


読んでくださってありがとうございます

これからもお願いします(・v・)。

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