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蒼空のセレスティアブルー  作者: 稲木グラフィアス
第一章《One-eyed Wizard》
23/35

~第一章を閉める話~


 君翼がクラス対抗バトルロイヤルの事について質問をした後、疲れに耐えきれずに寝てしまう。

 その微睡みの中で聞こえた会話。






セ「結局、優勝は近接型クラスだった訳だけど……って」


駿「君翼……寝ちまってる」


千「疲れたのだろう。肋骨を折るまで戦い続けたのだからな」


夕「ま、まぁ……その時の君翼君の覇気は凄かったわ。…………見てなかったけど」


千「ん、最後の方が聞こえなかったが?」


夕「気にしないで。独り言だから」


駿「くそ、君翼め。女の子を三人もはべらかせやがって……」


セ「え、……三人?」


駿「セレスティアさん、夕火さん、千鶴の三人」


千「ちょっと待て。何故私が入っている!?」


駿「え、違うの!?」


千「いや、私は別に……」


夕「良かったぁ。ライバルがセレスさんの他にもいるのかと思って焦ったわ」


セ「君翼、千鶴と胸の話をしていたらしいけど……」


夕「え、それってどういう事!?」


千「ち、違う! そういう意味じゃない!」


セ「じゃあ、どういう事?」


千「……えっと…………魔女の息子として、彼のカリスマには惹かれる所はあるが……」


セ「……千鶴」


千「な、何故私の肩に手を乗せる!?」


夕「君翼君にバカなんて言っておいて、自分だってバカじゃない」


駿「そう言えば、夕火さん。いつから君翼を下の名前で呼んでるの?」


夕「え? ……、初めからよ?」


千「なんだ、その間は」


夕「話題が自分から離れた瞬間に攻撃!?」


駿「千鶴も結構君翼を気にかけてるじゃないか」


千「それは、その…………お節介なだけだ!」


駿「自分で言うかね……。つか、それはセレスティアさんに対する君翼だろ」


セ「え、私?」


夕「そう言えば、セレスティアさんって君翼君と同じ部屋に住んでるんだっけ?」


セ「う、うん」


夕「今度、お邪魔しようかしら」


セ「だ、ダメ!」


駿「お、いいね。じゃあ俺も行こうかな。ほら、千鶴も一緒に」


千「何故私も!?」


駿「はは~ん。これがツンデレって奴か」


セ「ツンデレ?」


駿「本当は彼が好きなのに、それを伝えるのが恥ずかしくてつい『別にあんたの事なんて好きじゃないんだからね!』って誤魔化そうとする人の事」


全『…………うわぁ』


駿「何で、皆黙るんだよっ!」


夕「いや、だって。……ね?」


セ「駿君……以外と女の子っぽかった」


千「案外、そっちの進路も行けるのではないか?」


駿「嫌だよ! 何でボケただけで裏っ側の方に行かなきゃならないんだよ! 俺が言ったのはあくまで千鶴が……」


 メキョ……


夕「ワォ……」


セ「千鶴、凄い」


千「ふん、何故この私が……君……翼を」


夕「なるほど……」


セ「これが……」


千「何故私をそんな目で見る!? や、止めないか!」


 …………、……………………。






 その後の会話は、君翼には聞こえてはいたものの、肝心の彼の意識はそれを右から左に聞き流していた。


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