第8話(38話) 修学旅行
すみません。前回投稿する話を間違えていました。
前回をもう一度見ておいてください。
誠に申し訳ございません。
もし前回を見た場合は今回のをパスして下さい。orz
☆この小説に出る登場人物の名前は実際の団体名・個人名とは一切関係ありません。☆
今回も小説を読んでいただきありがとうございます。もしよかったら、評価・感想・お気に入りを宜しくお願いします。
6月△日
今日は修学旅行で北海道へ行く。
前日に荷物などを用意していて事情をミイナに話しミイナは綾乃たちがあずかることになった。
もし何かがあったら時のために。
朝7時に成田空港の国際線ターミナルの受付口13番の前に集合だった。
成田空港まで少し遠いから空港と繋がっている特急を使うことにした。
そして朝7時。
「はい、みなさん集まったね。」
と学年主任の鬼頭が言う。
どうやら全員そろっているようだ。
「おはっよー海藤!!」
といつものように斉藤が話しかけてくる。
「お前・・・いつもそんな格好してんのか・・・」
と普段見れない私服を見て聞く。
「今日は少しかっこつけてるんだよ。 海藤は・・・普通の格好だな。」
と斉藤は言う。
「当り前だろう。なんで修学旅行で格好つけねぇといけねぇんだよ。」
と俺は言う。
「お前は・・・わかってねーな。 ほれ、近藤見てみろよ。 あの格好すげぇだろ?」
と真菜を指でさしながら斉藤は言う。
「なぁ?めちゃくちゃあの服ええやんか? 人ってよ ファッションで変わるんだぞ・・・」
と斉藤は説明する。
「へいへい、わかった分かった。ところでグループは俺と斉藤と近藤じゃなかったか?」
と俺は言う
「札幌市内分散はそうだぜ。寝るときは違うぞ~」
と斉藤は言う。
「そこまで俺は聞いてねぇぞ。」
と俺は言う。
そんな会話をしていたら先生が航空券を渡してくれた。
「12Dか・・・ お前はどうだ?」
と俺は聞く
「俺は13番のAだぜ。」
と斉藤は言う。
そしてみんな飛行機に搭乗した。
「13番のDと・・・」
と探しているその時だった。
なんとなく後ろから目線を感じた。
すぐに後ろを向いたが俺を見ているような人はいなかった。
・・・・
・・・・
1時間半後俺たちは新千歳空港に着いた。
「北海道だ~!!」
と斉藤は着いた瞬間に叫ぶ。
降りた後に今日初めて小鳥坂を見た。
「お前いつもと私服が違うじゃんか。」
と俺は聞く
「あんたね・・・修学旅行に私服なんて着るわけないでしょ? 常識ないわね。」
と小鳥坂は言う。
「じゃあ・・・少し気にしてるって訳か・・・」
と俺は言う
「違いますー!! そんなわけないでしょ!!」
と小鳥坂は言いながら先に行った。
-イギリス-
2週間前、ある大学にて
「ところでドクターアンドレス。 本当にこんなことをしていいのかね?」
と一人が言う。
「何を言ってんですか。これがあなたの実験に使われる命ですよ。そこら辺のアホな奴はオリジンパワーに夢中になって簡単に命を渡すぐらいなアホなんですから、僕はその命より欲しいのは新しいパワーを作ることですからね。」
と言う。
「ならば、お前の力にもなれるようにこの実験を頑張ろうか。それよりお前は今から日本へ行くみたいだな。」
と言う。
「そうですね。僕の予想だとこれからお偉いさんたちが面白いショーでも見してくれるそうですから僕もそれを現地で見たいのでね。」
と言う。
「相変わらず変な奴だなお前は。好きにしろ。こっちが出来たら連絡をする」
と言い話は終わった。
・・・・・
・・・・・
「なぁ海藤。 やはり北海道って言ったら蟹やんか。 蟹食べにいこうや」
と斉藤は言う。
「ちょっと!斉藤! 昼からそんな高いものを食べるの!? ありえないでしょ。 蟹はよるでしょ!」
と近藤 真菜は言う。
そう、今 俺たちは札幌市内分散を行っているところ。班は俺と近藤と斉藤。2人は昼飯で喧嘩をしている。
「ならさ・・・ 昼は簡単にあそこで済ませようぜ・・・」
と2人に某ハンバーガーショップを指して言う。
2人はその店を見てお互い了承を取ると店の中に入る。
「やっぱり迷った時はここよね~」
と近藤は言う。
「なんかいつも食べてる味やけどまぁこういう時には便利やな~」
と斉藤は言う。
「さてと、この時間のまま行くと次の目的地まではもう少しだな・・・」
と俺が言ったその時だった。
「(目線を感じる・・・誰かにつけられているのか・・・)」
と思う。
「どうしたの!?考樹!?」
と真菜は言う。
「いや、なんでもない・・・」
と俺は言う。
「お・・・お前ら・・・名前で呼び合う関係やったんか・・・」
と斉藤は言う。
「ち・・・違うって!!そういう意味じゃ!!」
と真菜は言った時
「ここを早く出よう。」
と俺は言う。
・・・・
・・・・
何なんだこの目線は・・・ 朝空港に着いた時から感じる・・・ ましては尾行されている感じだ。
俺たちは無事に観光を終えホテルに戻った。偶然1階の受付前に小鳥坂が居た。
俺のことを知っているのはこいつと真菜だけ。とりあえず状況を話した。
「北海道に来てまで!? あんた・・・気のせいじゃない? ここまでさすがに来れるとは思わないんだけど・・・」
と小鳥坂は言う。
それもそのはずだ。俺たちは朝早く東京を出ている。それに術者狩りはそこまでお金を払い北海道まで来るのか・・・
と考えていた。
「とりあえず・・・私も気を付けてみるわ・・・」
と小鳥坂は言う。
「明日は北海道のバスツアーに参加します。 朝7時半に下で朝ごはん。8時半には出発だから」
と学年主任は言う。
皆、各部屋に戻り22:00には消灯だった。同じ部屋には斉藤も居る。
いきなり斉藤がトランプをしようと言い全員で夜遅くまでトランプをしていた。
・・・・
・・・・
朝7時に起床し7時半に朝食をとり8時半にはバスに乗るという予定通りの動きで動いた。
このバスツアーが最悪になることも知らずに。
俺たちは普通通りにバスに乗車する。
バスに乗って都市高速に乗りバスの中はバスレクとかで大盛り上がりだった。
高速道路を走り出して20分後ぐらいだった。
3・・
2・・
1・・
とカウントするようにバスは距離を縮めていた。
すると急にバスが大きな音を立てて爆発をしバスは横転してしまった。
「うわぁぁぁ・・・」
とバスの中の生徒は言う。
「何が起きたんだ!!」
とバスの中はパニック状態だった。
運転手が
「左側と後ろの非常口を開けて!!」
と叫ぶ。
バスの中は煙ですごかった。
「先生!! 後ろに車が衝突していて非常口が開けれません!!」
とある人が言う。
俺もあまりにもの衝撃で少し目が開けれなかった。
目を開けると生徒の中には頭から血を流していたりしている生徒もいた。
この時みんなは事故だと思っていた。
「先生!こっちの非常口は開けれました!」
と生徒が言う。
運転手が
「バスの窓側にある赤いハンマーで窓ガラスを突き破ってください!」
と言う。
俺はちょうど一番窓側に近かったから仕方なく生徒を踏みながら窓ガラスを割った。
そして俺は先に外に出て生徒の手を引っ張りながら引きづりあげた。
・・・
・・・
「事故にしては煙がすごい・・・」
と俺は思っていた。
全員出てきたときには救急車とパトカーがやってきてた。
俺はとりあえずバスから離れようと思い1メートルぐらい来た道を戻っていった。
すると道路に四角い何かが焦げて落ちていた。
「(爆弾!?)」
と俺が思った時後ろから小鳥坂が走って俺を突進した!!
「危ない!!」
とその時その四角いものは爆発をした。
ドーーン
いったいなんなんだ。
爆弾は爆発したがこの爆発による被害は何も出なかった
「大丈夫!?」
と小鳥坂は聞く。
「あぁ大丈夫。ありがとう。しかし、なんでこんなことが・・・」
と俺は聞く。
術者狩りよ・・・と知っている小鳥坂だが責任を負わせないために言わないことにした。
「なんかの事故わよ・・・」
と小鳥坂は言う。
「そうか・・・しかし何の目的・・」
と俺が言った時
「あ、先生が向こうで呼んでいるわ!!」
と小鳥坂が急いでいい2人は戻る。
・・・・
・・・・
俺たちは警察のバスを使用し治療が必要な生徒は病院へ、必要のない生徒は署の講堂へと運ばれた。
警察は事件の調査に忙しそうだった。
真菜と斉藤は治療が必要と判断され病院へ運ばれたが俺と小鳥坂は必要がないと判断された。小鳥坂は誰かと携帯で話していた。
その時俺の携帯に電話がかかった。相手は綾乃からだった。
「もしもし」
と電話に出る。
「あ、ザックスさん!!ニュース見ました!!怪我の方は!」
と急ぎながら綾乃は言う。
「あぁどうにか大丈夫だった・・・ まぁけが人は酷いがな・・・」
とまるで他人事のように言う。
「そうですか・・・ならば私の話を真剣に聞いてもらえますか。それとその話を聞いて自分が全て悪いと思わないですか?」
と綾乃は言う。
「どういう意味だ!?」
と俺は聞く。
「とにかく私の話を聞いて自分で全ての責任を取らないことを約束してくれますか!?」
と綾乃は言う。
「あぁ・・・わかった。だからなんだ。」
と俺は聞く。
「これは事故ではないです。事件です。それもテロでもなく偶然でもなく・・・ 術者狩りの仕業です。」
と綾乃は言う。
「!?」
「おそらく、術者狩りはあなたを追跡しそこにオリジンパワーが居ると思っていたんでしょう。バスを爆破させるまでなかったのに・・・ とにかくそういう訳です。」
「それは・・・本当か?」
とザックスは聞く。
「まだ詳しいことは分かりませんが・・・ まだ何が起きるかわからないので注意して下さい。」
と綾乃は言うと電話を切った。
自分で全ての責任を取ろうとしないでください。
この言葉が頭に響いた。
-end-
『事件は昨日の朝、札幌市内の都市高速道路で修学旅行をしている生徒が乗っているバスを狙った爆発テロが発生しました。生徒92人中34人が乗っている1台のバスが爆発し23人が負傷しています。また北海道警察は犯人の行方を探しています。警察によりますと爆弾は道路に設置されていて何者かが遠隔で操作をされたものと・・・・』
今日はこのニュースがずっと流れていた。
東京にいる他のみんなは心配していた。
俺のせい・・・か・・・
と思っていたがやはり綾乃の言ってたことを思い出してしまう。
全てあなたが責任を負う必要がない・・・か・・・
1晩が空けとりあえず俺たちは東京へ帰ることが決まったしかしもしこれがテロの可能性とすれば飛行機は危ない。ということで急に新幹線で帰ることになった。
けがをしている生徒は北海道に残ることになった。俺たちは警察署の講堂の中で待っている。講堂は結構広く警察は寝袋や食料まで出してくれた。
すると小鳥坂が俺のところへやってきた。
「ねぇ、警察の人が・・・」
と小鳥坂は言う。
どうやら俺たちと話をしたいそうだ。
俺と小鳥坂は警察に誘導されながらドラマとかで見る取調室・・・ではなく学校の応接室みたいなところに呼び出された。
「あぁ海藤君に小鳥坂さん。 忙しいところにごめんね。」
と話すのは今回の事件を担当する警察官だった。
「話は全て春田教授から聞いているよ あぁ自己紹介を 私は今回の事件の捜査を担当する増田です。」
と増田は言う。
「春田から聞いてるってどういうことですか?」
と俺は聞く。
「あぁ春田教授は私の姉。結婚してから春田になったのさ。まぁそんなことはどうでもいいけど。今回は事件と見るより・・・テロと言った方がいいかな。」
と増田は言う。
「まぁ海藤君はオリジンパワーと言われる起源の力を持っている子と一緒に住んでいるんだよね。それで術者狩りという集団はそのオリジンパワーを狙っている。それで、今回のテロは早くオリジンパワーを奪おうと何者かが仕掛けたものさ。あぁ、そうだ、海藤君に一つ言っておかなければならない」
と増田は言う。
「君が全て責任を取る必要はないんだ。何も君が悪いわけじゃない。」
と増田は言う。
「わかってます。でも・・・このままじゃ被害が・・・」
と俺は言う。
「そのために君たちには僕たちの作戦に従ってほしいんだよ。これも姉と一緒に作ったんだが。まず、他の生徒は新幹線で帰ることになったよね。もし、そこに君たちが居たらまたテロが起きる可能性がある。だから君たちには少しだけここに残ってもらいたい。ただそれだけさ」
あまりにもの簡単な作戦で少し驚いたがまぁそれぐらいならと思っていた。
「わかりました。そうします」
と俺と小鳥坂は言う。
「そう、とりあえず2人だけだから1室部屋が空いているもんでしばらくそこを使っておいてくれ。」
「はい・・・分かりました・・・・ あれっ・・・ 部屋・・・ 2人・・・ 1室・・・」
と言う
「っておい!! なんで2人なのに1室!? おかしいでしょ!? 」
と俺は言う。
「そ・・・そうよ!!なんで私が!! え、? こいつと一緒に!?」
と小鳥坂も言う。
「まぁまぁ・・・2人とも落ち着いてくれ・・・ 1室しか空いていないんだ・・」
と増田は言う。
・・・・
・・・・
2人は部屋に案内され部屋に入る。
「あんた・・・風呂場で寝なさいよ・・・」
と先に小鳥坂に言われる。
「はいはい・・・分かりました。」
と俺は言う。
ここは警察署とは思えないほどホテルみたいな感じの部屋になっていた。
とりあえず俺は外の情報が欲しいなと思いテレビをつける。
ニュースはこの事件について言っていた
ずっとニュースで言ってるなーと思っていると突然外からパトカーのサイレンが鳴り沢山のパトカーが外へ出て行くのが見えた。
そしてニュースも突然切り替わり
『速報です。昨日のバス爆破事件で生徒が運ばれた病院に生徒を人質にした立てこもり事件が発生しました。病院の関係者によりますと犯人は不思議な力を持っていることから術者ということが分かりました。警察は現在・・・』
というニュースだった。
「おい・・・どういうことだ・・」
と俺は言う
「立てこもり?なんで病院に・・・」
と小鳥坂は言う。
すると部屋の内線電話が鳴った。
「もしもし・・・」
と俺は出る。
「あぁ海藤君。今ニュースは見てるかね?」
と増田の声がする。
「はい、見ました。いったいどういうことが・・・」
と俺は言う。
「まだこっちにも事情が分からないんだ。とりあえず言いたいことは君たちはこの部屋・警察署から出ないでくれ。」
と言われ増田は電話を切る。
「何の真似だ・・・」
と俺は思う。
ニュースはずっと速報を言っている。
「ねぇ・・・考樹・・・」
と小鳥坂は言う。
「なんだ・・・」
と俺は言う。
「あんた・・・この事件全部あんたが悪いと思っている?」
と小鳥坂は聞く。
「そうだな・・・そう思っている」
と俺は言う。
「そうよね・・・ そう思ってるよね・・・ じゃあ私達このまま待機していていいのかしら」
と小鳥坂はいい。
「そうだな・・・ダメだな・・・」
と俺は言う。
「ならば・・・私にいい方法があるの・・・」
と小鳥坂は言う。
・・・
・・・
東京。
「しかし、大変なことになったな。」
と裕太はみんなに言う。
「本当にそうだね。でも北海道まで術者狩りが行くなんて。」
と透哉は言う。
「もちろん狙っているのはザックスではなくミイナちゃんなんだよね」
と綾乃は言う。
「とりあえず、俺たちが出来ることはミイナを守ることだ。ザックスのためにもな」
と裕太は言う。
・・・・
・・・・
一方ロンドンでは・・・
全員、術者による講堂に集まっていた。
「ねぇどうしたんですか?」
とルメリは聞く。
「どうやらボスが急に話したいことがあるって・・・」
とキリヤは言う。
「そうなんですか・・・」
とルメリは言う。
すると舞台にボスがやってきた。
「みんな、集まってくれてありがとう。 少し話したいことがあるんだ。 最近のロンドンはなぜか平和になってきたんだ。あの時のように俺たち術者を術者狩りが襲ってくることも無くなり普通に平和に過ごしている。 それはなぜだかわかるか・・・」
とボスは一気にいう。
「奴らは目的を変えたんだ。発見されたオリジンパワーへと。 それに奴らはオリジンパワーがここにはないということを知り日本にあることが分かった。 そのオリジンパワーとは・・・・ ミイナ・アイルの事。ここに知らない人はいないだろう。お前らも知っている通りオリジンパワーを使用すればこの世界だって破壊が出来る。それを術者狩りどもは考えている。奴らはこのイギリスを世界の頂点まで持っていきたいと・・・ まぁこの話は中にも知っている人はいるだろう。 だが、俺はそれだけが言いたいん訳ではないんだ。」
とボスは言う。
「イギリスは早くそれを求めたいため俺らの第2の故郷・・・ 日本に戦争を起こす。」
とボスが言った途端、皆がシーンとなった。
「おい・・・ボス・・・それはどういうことだよ・・・」
と一人が言う。
「俺たちは・・・またイギリスの武器にされるんだ・・・」
とボスは言う。
「もう、戦争は起きないんじゃないの!?」
とキリヤは言う。
「イギリスは本気でオリジンパワーを必要としている。そんなことであれば戦争なんて起こすだろう。だが日本相手じゃ俺たちも出来ないがそうすれば命もないだろう・・・」
とボスは言う。
「そんなの無理よ!! 要するに・・・オリジンパワーをイギリスに渡すわけでしょ!?世界を破壊することもできるんでしょ!? それに持っているのはミイナちゃん・・・」
とキリヤは言う。
「もちろん、その通りだ。 それにお前たちがオリジンパワーを持って帰ろうとしても無駄だ。」
とボスは言うと皆は意味が分からないような顔をしている。
「ミイナの隣にはザックス・アンドレスがいるからな・・・」
とボスが言うとみんなは驚きを隠せなかった。
「ザックスがミイナを守っている。 そのために俺は2人を日本に送ったんだが・・・間違いだった。こんな戦争になるとは思わなかった。」
とボスが言うと
「おいおい!!ザックスにかなう訳ないじゃないか! 俺らの力じゃ無理だよ・・・」
と一人が言う。
「だが従うというのはオリジンパワーをイギリスまで持っていくこと・・・それが出来なければ命は・・・」
とボスは言う。
皆は考え込んでいた。
・・・・・
・・・・・
「おい、こんなんで大丈夫なのか?」
と俺は聞く。
「うん、まだ大丈夫みたい。」
と俺たちは部屋から出て下のフロアで隠れている。
「あ、来た!」
と小鳥坂は言うと俺たちは講堂から出てきた同じ学年の中に隠れた。
小鳥坂は連絡をしていた友達にお礼を言っている。
どうやらこの中に隠れて逃げ出すという作戦らしい。
俺たちはどうにか外へ出ることが出来た。
すると小鳥坂はこっち!!と言って病院の方へと走っていった。
・・・
・・・
一方病院では。
「増田係長! 犯人からの電話です。」
と部下は言う。
増田は早くも現場にいた。
増田は車の中に戻り電話に出る。
「もしもし」
と増田は言う。
電話の奥からは小さい声で英語が聞こえた。
そして
「あ・・・あの・・・僕は病院の外科担当の石田です・・・その・・英語を翻訳するためにこいつを使っている・・・と言っています。」
と石田は言う。
「わかった・・・」
と増田は言うと
「あ・・あの・・・犯人が言ったこと以外を話すと首を斬る、それと・・・そっちからの質問はなしだ・・・と言っています。」
と石田は言う。
「それでいい」
と増田は言う。
「とりあえず・・・犯人が言っているのはここにオリジンパワーをよこせ・・・そして明日までによこさないと・・・こいつの命と・・・生徒の命は燃やす・・・と言ってます・・・」
と石田が言うと電話は切れた。
「(オリジンパワーをどうやって・・・)」
と増田は思った。
「こちら増田だ。犯人は英国人。中の人質は外科の医者の石田と生徒15人だ!!」
と増田は言う。
そして増田は電話を取り出して春田に電話をした。
・・・・
・・・・
「ここが裏口みたい・・」
と小鳥坂は言う。
どうやら病院まで来たみたいだ。
「私はここで待っている・・・ それと・・・カードを選んで。」
と小鳥坂はカードを出した。
「わかった。ソードを借りるよ。」
と俺は言う。
そして俺は裏口の扉を破り中へと入っていった。
-end-