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ダークマジシャン-2nd stage-  作者: 覇王樹
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第4話(34話)目標

☆この小説に出る登場人物の名前は実際の団体名・個人名とは一切関係ありません。☆

今回も小説を読んでいただきありがとうございます。もしよかったら、評価・感想・お気に入りを宜しくお願いします。

4話


イギリス・術者狩りの集まりにて


「なるほど・・・・目標の物がここにはいないとはな・・・」


「どうやら逃げたみたいらしい。要するにここを探すのは無駄ということでは?」


「そういうことになりますが・・・もう見つかったという報告です。それに目標の物と考えられないものが一緒にいるということで私たちの奴らはもうその場所へ向かってますよ。」


「その考えられないものとは・・・・」


「もうお忘れのことかもしれませんが・・・・」



・・・・

・・・・



「何のつもりだ・・・いってみろや・・・」

とザックスは言う。


「決まってるだろ。君の前に現れてこんなことをするってことは・・・わかってるよね・・・」


と男は言う。


「てめぇ・・・」


俺は思っていた。ここで攻撃をしてしまえば真菜にばれてしまう。これは春田との約束だ・・・ばれては・・・


真菜は泣きそうな顔で助けを求めている。


「っち・・・どういうこと考えてるかしらねぇが!!」


俺は術を使わずに攻撃しに行った。

「僕に勝てると? そんなことで?」


ザックスは殴り返れる。


「(鉄!?)」


と俺は思った。


「(こいつは術師か・・・)」


と俺は思う


「まぁまぁ、術者だと思って驚いているのかい?術者狩りは術者もいるんだよ。 でも、僕はもっと強い力が欲しい。だから俺がお前を・・・」


とザックスに思いっきり攻撃してくる。


その時だった。


相手の攻撃がザックスの目の前で止まった。


「あんた?何してんの! 早く行きなさいよ!」


と小鳥坂は言う。小鳥坂はカードを持っている。そこにはミイナもいた。


「お前・・・」


「説明は後でするわ。とりあえず真菜は眠らせておいた。 もう思う増分にできるんじゃない?」


と小鳥坂は言う。


「なるほど。術者狩りさん・・・ これでバトルが出来るってわけかぁ・・・」


とザックスは目を赤くなったように言う。


そしてザックスは闇術を使い攻撃する。


「なに!?」


ドーン


・・・

・・・


「ふぅ、どうにか気絶程度にはしておいたが・・・」

とザックスは言う。


「しかし、あいつは鉄術師だがなんでほかの客を眠らせることが出来たんだ?」

とザックスは聞く。


「最近は術師の中でも催眠液などが売られたりしているみたい・・・」


と小鳥坂は言う。


「そうか・・・ところでなんでここにいるんだ?」


とザックスは聞く。


「あんた・・・それ最初に聞くんじゃない? この娘、私が塾帰りに会ったの。助けを求めていたから色々聞いてみるとあんたの事を聞いたから急いでここまで来たのよ。」


「そうか・・・ まぁありがとな・・・」

とザックスは言う。


「別に・・・ところで聞きたいことがあるんだけど? この娘はあんたのなんなの!?」


とストレートに小鳥坂は質問してくる。


「いや・・・その・・・なんていうかな・・・妹というか・・・」

とザックスはごまかす


「こんなに似てない妹がいるのかしら?あんたに違ってかわいらしいのに。」


・・・・

・・・・


ザックスは現場を後にし家へ小鳥坂と向かった。そしてイギリスの事からここにいる理由まですべてを小鳥坂に話した。


「なるほどね・・・ 要するに海藤は由紀の面倒を見てるわけね。」


「そうだ・・・ ところで・・・お前はカードを使う術なのか?」

とザックスは聞く。


「そうよ。カードにはいろいろ種類があるんだけど1回使えば消えるの。私の体力ともリンクされてるから使いすぎると死んでしまう訳。人を眠らせたり攻撃をキャンセルしたりできるの。だからあんたより強いのかしら?あんたは攻撃を見ていると闇術師なのね。イギリスの闇術師ね~ ところで由紀は?」


「私は・・・水術師だよ・・・」


とミイナは言う。


「水ね・・由紀はまだ小さいのに・・・」

と小鳥坂が言った時ザックスは少しびくっとしていた。


そして小鳥坂はザックスの夕食を食べて夜8時ごろに帰って行った。


小鳥坂が帰った後、俺は真菜のことを少し考えていた。小鳥坂の母さんと真菜が友人だったから真菜は疲れて寝てしまったと言い家に送っていった。


絶対に明後日今日の事を思っているだろうなーと思った。


・・・・


・・・・


月曜日。


「おはよー海藤!! 昨日も爆発事故だったよ。しかもこのあいだと同じ現象が起きてるらしいぜ。ほんと、困ったもんだな。」


と斉藤は言う。


「そうかいそうかい。それは大変だったな。」


と俺は適当に会話する。どうせ俺のことだと思っていた。


いつも通り下駄箱に行く。


靴を履きかえようとしたとき真菜がやってきた。


「お、おう・・・ そういえばこのあいだはごめんな・・・」


と俺は素直に話す。


「うんうん。私は大丈夫だったよ。 それと・・・助けてくれてありがとね・・・何が起きたかわからないけど・・・きっとわからない方がいいんだよね・・・」


と真菜は言う。

「そうだな・・・そうしてくれたら助かるな。 それとお礼ならあいつにも言っておいてくれ。」


とザックスは下駄箱で待っている小鳥坂を指さしながら言う。


「うん。わかった。」

と真菜は言うと小鳥坂のところに言う。


小鳥坂は俺を横目でにらんでいる。


俺は少しその目が怖かったが・・・


・・・

・・・


俺はこの日先生に高1の勉強をしていないからこれから居残りをして帰ることになった。


だから小鳥坂と一緒に帰ることもなくなった。


そして1時間ぐらい先生と居残りをして学校を出たときそこには裕太が待っていた。


「よ!闇術師さんよ!」


と裕太は言う。


「おい、その呼び方やめろや。お前なんでここに来てんだ?」

と俺は聞く。


「まぁよそんなことどうでもいいんだがな。ちょっとついてこい。」


と裕太に言われ俺は近くのコンビニにいって今俺のマイブームのフルーツミックスを買いコンビニの前で裕太と話している。


「さてと、話があんだけど・・・これは極秘で入手した情報なんだが・・・聞いてほしいんだ。」

と裕太は言う。


「なんだ?」

と俺は言う。


「術者狩り達はどうやらイギリスに標的が居ないということを知って標的を日本に変えたらしいんだ。その標的をみんな狙っているみたいだな。それにお前は一昨日も術者狩りに会ってるはずだろ?もうここらへんにいることは全てばれている。」


「おいおい、待てって。お前、その標的が俺だというのか?」


と俺は言う。


「まぁそれもそうらしいが、どうやらまだあるらしいんだ。そいつらが言うには・・・今までも見たことのない力だってな・・・ なんか知っているか・・」


「そんなばかな・・・ もう一人・・・ 待てよ・・・」


と俺は思う。


「(ミイナはそんなすごい力を見たことがない・・・だけどボスは俺とミイナを日本に送った。それって・・・)」


「なんか知ってるか・・・」


「ミイナだ・・・・ミイナに違いない!!」

と俺は言う。


「そうか・・・ならば術者狩りが引くまで気を付けた方がいい。日本もそいつらを入国させないようにするらしいが日本にはもうすでにたくさんの術者狩りがいる。」


「わかった。俺も注意をするわ。」


とザックスは言うと裕太は塾があるからと言い帰って行った。


俺はなんとなくミイナが心配で家へとダッシュで走って行った。


そして急いで部屋に入って行った。


「ミイナ!!」


「ど・・・どうしたのよ・・・」


「よかった・・・」

とザックスはほっとする。


「どうしたの急に?気持ち悪い・・」


とミイナは言う。


「気持ち悪い言うなよ・・・ ところでお前このあいだは俺のところに来れたとは予知能力が復活したのか?」

とザックスは言う。


「それが・・・その時急に見えたの。でも後は・・・・何も見えないの。」


とミイナは言う。


「そうか・・・もし何か見えたら・・・言ってくれよ・・・それと・・・これからいろいろとトラブルに巻き込まれるかもしれないんだ。 だけど俺はお前を守るからな。」

とザックスは言う。


「大丈夫だって!ザックスに守られなくても自分で守れるんだからね!逆にザックスを守るんだから!」


とミイナは言う。


「そうか・・・じゃあ飯作るか・・・」


とザックスは言う。


もうその頃には術者狩りが到着していたんだ。

・・・・

・・・・


飯を食べ終わった後、ならない携帯に一通のメールが届いた。


メールは教授の春田からだった。


内容は明日12時に駅前のテニーズにミイナなしで来てほしいという事だった。


俺はその約束を忘れないようにして眠りについた。


-end-

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