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ダークマジシャン-2nd stage-  作者: 覇王樹
22/23

第21話(51話)別れ

最終回みたいな終わり方ですけど最終回じゃないです。

☆この小説に出る登場人物の名前は実際の団体名・個人名とは一切関係ありません。☆

今回も小説を読んでいただきありがとうございます。もしよかったら、評価・感想・お気に入りを宜しくお願いします。

51話


「そ・・・そんな・・・ミイナがここで死ぬって・・・ 」

と俺は言う。


「そうだ・・・そういうことになる・・・」

とデイビスは言う。


「これが最終手段なんだ・・・ この世界を元に戻すということはオリジンパワーの最大の力を使用すること。その最大の力を使うということは自分を滅することなんだ。」

とデイビスは言う。


「そんな・・・バカな・・・」

と俺は言うと部屋を飛び出し焼野原のような街を走り出す。


「(ミイナが死んでしまえば・・・元の世界に戻ったって・・・どうしようもねぇじゃねぇかよ・・・)」

と俺は思っていた。


「(結局全員助かるわけではないんだ・・・)」

と俺は思いながら走る。


「やっぱり・・・いきなりすぎたか・・・」

とデイビスは部屋の中で一人思っていた。


・・・・

・・・・

『人類滅亡を果たしたオリジンパワーは自分の中の大事な人を一人だけ世界に残した。それはオリジンパワーが愛した人と言われている。世界に残った人は最初何も気づく事ができなかった。自分だけがどうしてこの世界に残っているんだ?と思っていた。しかし、その人はオリジンパワーが自分を残した意味を知りdぁpfslpf』


「(ここに残っている意味・・・)」

と俺はあの時読んだ資料を思い出していた。


『あんた・・・私に言ったわよね?私が呪われているとき・・・ あれ本当のことを言えば演技だったのよ。あんたがミイナのことをどう思っているかを確かめるためにね。私に言ったわよね?ミイナは私達と一緒に旅をしてきた仲間だって。そんな仲間をここで殺すつもりなの?』

と言ったキリヤの言葉


「(殺すわけにはいかなかった・・・)」


『世界を守りたいのならあなたの手でオリジンパワーを殺しなさい。』

と春田が言った言葉


「(結局殺すことになるのか・・・)」


俺はずっとそのことばかりを思っていた。


バスが爆破してけがを負った真菜と斉藤。


戦って怪我に苦しんだ小鳥坂に裕太


そしてイギリスにいるキリヤや仲間たち・・・


俺は・・・・俺は・・・・


・・・・・

・・・・・

出て行ってから1時間後ぐらいだった。


俺は部屋へと戻ってきた。


「ザックス・・・ 少しは落ち着いたか・・・?」

とデイビスは聞く。


「あぁ・・・」

と俺は言う。


「そうか・・・ お前の気持ちはこの作業を実施することか?」

とデイビスは聞く。


「あぁ・・・」

と俺は言う。


「わかった・・・ならばさっそく開始しよう・・・」

とデイビスは言った。


ミイナの周りには12個ほどの大きい石が置かれていた。


「この資料には黒の光が天にあるとき 大きな何かに12個囲まれていたら強制制御することが出来ると書かれている。 ザックス 天井にお前のダークボールを浮かばせることは出来るか・・・・・?」

とデイビスは聞く。


「わかったやってみる。」

と俺はいい手からダークボールをだし天井の近くに浮かばせる。


しかしミイナは動かない。


「何・・・動かないだと・・・?」

とデイビスは思った。


「(っち・・・ どうしてこんなことになったんだ・・・ 俺はどうしたらいいんだ・・・)」

と俺がやめようとしたときミイナは動き出した。


「This is control of origin power. so, which language should I speak?」

とミイナは言う。


「Japanese」

とデイビスは言うと


「オリジンパワーは日本語を話す事になりました。どのような行動をすればよろしいでしょうか?」

とミイナは言う。


するとデイビスは


「この人類が滅亡した世界を元の世界に復元してほしい。」

とデイビスは言った。


その言葉をデイビスが言った時は本気の顔だった。俺はお父さんは人類滅亡なんて望んでいなかったんだということが分かった。


「かしこまりました。ちなみにこの闇の光を浮かしているのは誰でしょうか?」

とミイナは言う。


「ザックスだ」

とデイビスは言うとミイナは俺の方を向く。


「かしこまりました。あなたはこのオリジンパワーを所有していた者とはかかわりはあったでしょうか?」

とミイナは聞いてきた。


「あぁ・・一緒に住んでいた。」

と俺は言うと


「かしこまりました。もしあなたが希望するのであれば最後にそのミイナと言われる者に20秒だけ会える事が出来ます。ですがそのためにはあなたは私に力を与えなければなりません。今のダークボールではまだ十分ではありません。もしそれを約束できるのであればあなたに時間を少しだけ与えましょう」

とミイナは言う。


「わかった・・・約束しよう」

と俺は言った



「それではこれからデイビス・アンドレス氏の言ったとおりにこの世界を復元しましょう。」

とミイナは言うと目をつぶり自分の手を握った。


するとミイナは小声で何かを唱えている。


俺はもうこの時から体力の限界が少し来ていた。


そしてミイナは何かを歌い始めた


「こ・・・この歌は・・・ ガイアも歌っていた歌だ・・・」

とデイビスは言う。


「くそっ・・・ もう少し・・頑張れ・・・」

と俺は自分に言い聞かせていた。


「ザックス氏・デイビス氏・・・ これにてセレモニーは終了いたします。ザックス氏は術を止めて頂いても構いません。」

とミイナは言うと空中に浮き始めた。


「それでは最後にあなたの知っているミイナを呼びましょう。」

とミイナが言うと


「いや、いいんだ・・・ もし最後に伝えることが出来たら伝えといてくれ・・・ 俺はお前と一緒に過ごしていて楽しかった。 こんな別れ方はしたくなかったけど・・・ またどっかで会える日が来ることを願っているよ・・・とな。」

と俺は言う。


「かしこまりました。あなたの知っているミイナに伝えておきます。」

とミイナは言うと


「さ・・さようなら・・」

と言った。


「ありがとう・・・・」

とかすかに聞こえた


その声は俺の知っているミイナのような気がして俺は


「ミイナーーーーーーーーーーーーー!!」


と叫ぶ



・・・・・・・

・・・・・・・


-end-

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