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ダークマジシャン-2nd stage-  作者: 覇王樹
19/23

第18話(48話)別世界

☆この小説に出る登場人物の名前は実際の団体名・個人名とは一切関係ありません。☆

今回も小説を読んでいただきありがとうございます。もしよかったら、評価・感想・お気に入りを宜しくお願いします。


48話


あらすじ

ミイナがオリジンパワーを持っていることを知ってから術者狩り達は全員目的をオリジンパワーに変えイギリスはザックスの仲間だったキリヤ達を呪い日本へ送った。ザックスは大学の春田からオリジンパワーに負担を掛け過ぎると人類・世界が滅亡すると聞かされミイナには負担を掛けないようにした。しかし、キリヤとザックスが戦っている途中にザックスの目の前にミイナが現れた。ミイナはその時から悪の顔という真のオリジンパワーの顔を見せていた。


「このままじゃ・・・このままじゃてめぇーらは死んでもいいのかよ!?」

と俺は言うと術者狩り達は


「わかってるよ!!だけどこれが俺たちの使命なんだよ! 命まで変えて術を手にしオリジンパワーを手に入れるんだよ!てめぇーには何も分からねェよ!」

と術者狩りは言うとミイナに襲いかかっていった。


「ごらぁぁぁぁぁ!」

と術者狩り達はミイナに襲いかかる。


「てめぇらの・・・てめぇらの好きにはさせねぇんだよ!!」

と俺は言うとテイクオーバーを再びする。


「な・・・何?テイクオーバーだと・・・」

と術者狩り達は言う。


術者狩り達はテイクオーバーの闇の光によって弾き飛ばされる。


「(すごい・・・こんなに強いテイクオーバーは初めてかも・・・)」

とキリヤは思う。


「おい、てめぇーら 使命だろうがなんだろうがしらねぇが・・・ 簡単に命を捨てるんじゃネェ。」

と俺は言う。


・・・・

・・・・


「デイビス。最後に息子の顔を見せなくていいのかしら?」

と春田は言う。


「いいんだよ。あいつは俺のことを思っていないだろう。何も。ましては一緒にいた記憶なんてある訳がない。」

とデイビスは言う。


するとドアのノックがする音がした。


「どうぞ。」

と春田は言う。


「警視庁の増田だ。デイビス・アンドレスそして春田 南に17年前の体内実験を行ったことにより逮捕状が出ている。署まで来てもらう。」

と北海道に居た増田は言う。


「そうよね・・・逮捕されるのも当然よね。」

と春田は増田に声を掛ける。


「悪いがいくら兄弟でもこれだけは見逃せれない。デイビス・アンドレスについてはイギリスからも逮捕状が出ている。イギリスのドードも逮捕された。」

と増田は言う。


「そうか・・・これからは刑務所での生活か・・・」

とデイビスは言いながら手錠をかけられる。


・・・・

・・・・


俺は術者狩り達を全て排除しこの場にはミイナと俺とキリヤだけになった。


すっかりと陽が沈んで暗くなっていた。しかしミイナから出ている黒の光は街灯に灯されはっきりと見えていた。


「ザックス・・・ 私を今まで守ってくれてありがとう・・・でも・・・これだけは自分でも止められないんだ・・・だから・・・だから・・・」

とミイナは言う。


「今は何も言わなくていいんだ。何も考えなくていい。」

と俺は言うがミイナからの返事はなかった。


「ねぇザックス?これって・・・」

とキリヤは言う。


「そうだな・・・この時が来てしまったんだ。」

と俺は言う。


俺はミイナをここで殺すべきか行き残すべきか・・・いや、銃で殺そうが術で殺そうが今のミイナには敵う訳がない。ならば何をしたら世界は助かる?世界が助かってもミイナは助からないのか?それならどっちを選べば・・・


と俺は思っていた。


「人類に罰を与えるまで5分」

とミイナは言う。


「くっそ・・・」

と俺は言うと静かにミイナに銃を向ける。


ミイナは少し目を丸くして銃口を見ていた。


「ザックス?何をしてるの・・・?」

とキリヤは言う。


「これが・・・最終手段だ・・・」

と俺は言う。


「え・・・何言ってんのよ・・・ どうしたの?急に。」

とキリヤは言う。


「うるせぇんだ。 これが俺の決めた道だ。お前は何もわかんネェだろ。」

と俺は言う。


「ミイナ・・・すまん・・・」

と俺はいい引き金を引こうとしたときキリヤが俺を思いっきり蹴った。


「ぐはっ・・・・」

と俺は倒れこむ


するとキリヤがやってきた。


「あんた・・・私に言ったわよね?私が呪われているとき・・・ あれ本当のことを言えば演技だったのよ。あんたがミイナのことをどう思っているかを確かめるためにね。私に言ったわよね?ミイナは私達と一緒に旅をしてきた仲間だって。そんな仲間をここで殺すつもりなの?」

とキリヤは言う。


「・・・」

ザックスは黙り込む。


「もう、ミイナは戻らないかもしれない・・・ここで人類は滅亡するかもしれない・・・ 私はこれが一番いい選択肢だと思うわ。」

とキリヤは言う。


「罰を与えるまで3分」

とミイナは言う。


「最悪な人生の終わり方だったけどあなたに会えてよかったわ。」

とキリヤは言う。


「だって一緒に旅してきた仲間なんだから。」


「罰を与えるまで2分」


「みんなそう思っているわよ・・・」


「罰を与えるまで30秒」


「こういうカウントダウンも悪くないわね。」

と言いながらキリヤはザックスを抱きしめた。


「これで儀式を終了する。これから罰を与える行動を行う。」

とミイナは言う。


「ミ・・・・ミイナァァァァァァァ!!!」

と俺は叫ぶと辺りは黒い光で包まれ何も見えなくなり気づいたら気を失っていた。


前は何も見えない・・・ 誰も見えない・・・





・・・・・


・・・・・


・・・・・


・・・・・

「(そうか・・・俺は天国にいけんのかな・・・ またマリと一緒に生活することができるのかな・・・・ そんな生活も悪くねぇかもな・・・ 俺はこれからどうなるんだろう・・・・)」


・・・・・

・・・・・

・・・・・


「こ・・・ここは・・・」

と俺は目を覚ます


「そうか・・・やはり死んだのか・・・」

と俺は小さな声で言ってみた。


辺りが少し見えるようになった。


するとそこは建物が壊れていたりしていてたくさんの遺体が転がっていた。


もう朝だった。


「天国ってこんなにグロかったか?」

と俺は疑問に思う。


すると俺の目の前にキリヤとミイナが倒れこんでいた。


「なんでだ・・・どうなってるんだ・・・」

と俺は思う。


俺は急いで2人のところへ行った。


キリヤはあまり息を確認することが出来なかったが確かにキリヤだ。そしてミイナはまだ少し頑張って呼吸をしている。


「ミイナ・・・ミイナ生きてるのか?? ミイナ!!」

と俺は必死に叫ぶが何も答えてくれない。


「そうか・・・俺は死んでいないのか・・・ 多少傷跡が痛むが・・・ まだ動ける・・・」

と思いアスファルトが割れかけている道を走る。


「(確か・・・綾乃の家はここらへんに・・・)」

と綾乃の家へと向かっていったが地下シェルターの入り口が完全に壊れていて入ることが出来なかった。


「ダメだ・・・開かない・・・」

と俺は思い次の場所へ行く。


今度は裕太たちがいる病院へと向かった。


しかし病院はほとんどが崩れていてこれでは探しようがないと思った。


「世界には・・・俺一人しかいないのか・・・ ここには俺一人しかいないのか・・・」


と俺は思っていた。


「どうすればいいんだよ!!俺はこれから一人でどうすれば!!」

と俺は思いながら地面に座り込んだ。


・・・・

・・・・


俺は行く場所もないからとりあえず家へと向かった。


家もほとんどが崩れていて何もなかった。


「住む場所もねぇのか・・・」

と俺は思いながら歩いていた。


すると突然雨が降ってきた。


雨が降ってきたら歩いている途中に少し残っている建物があったからそこで雨宿りをすることにした。


「水もでねぇか・・・」

と俺はその建物にあった蛇口を開いてみるが泥水しか流れてこなかった。


「これじゃあ死ぬことになりそうだな・・・」

と俺は思い椅子に座っていた。


もちろん電気なんて通っていないからテレビなんてつかない。


・・・・

・・・・

辺りは真っ暗になった。


電気もないから建物の中は真っ暗で何も見えない。


ぼーっと空を見ていた。


「みんなはどこへ行ったんだ・・・」

と俺は思っていると急に空へと光の玉が遠くから飛んでいくのが見えた。


「光の玉・・・?ここには光がないはずだが・・・」

と思っていたら急にふとあることを思い出し俺は走っていった。


-end-

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