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一丸

「ルフトロラ斬!」


『メギルの中風剣技(ルフトロラ斬)

 弱点!メガ水スライムに103ダメージ!

 メガ水スライムは倒れた!』

『メギルのレベルが上がった!』


メギルさんの剣技はメガ水スライムが放とうとしていた魔法諸共

メガ水スライムを切り裂いた


「大丈夫ですか!?」

「メギル様! 助かりました!」

「皆さん! 次が来ています!」


メギルさんが指さす先にはメガスライムが3体こちらに向かってきていた


「むぅ… どうしたもんじゃ…」

「炎、鉄、地… 私の魔法は単体特化の魔法…

 けどサリさんの魔法だと抵抗があるメガ地スライムを倒しきれない…」

「サタナよ…」

「サリさん…?」

「こういう時の仲間じゃろ! 儂は鉄のやつをを引き受ける

 サタナは地、ナルディは炎じゃ、メギルはここに残っておれ

 儂らが負けたときは頼んだのじゃ」

「「わかりました!」」

「わかった!」


サリさんの指示通りにメガ地スライム目掛けて走り出そうとする


「待つんじゃサタナ」

「ふぇ?」

「お主はいい加減自分の体力を逐一確認する癖をつけるのじゃ…

 ほれ、ライミル」


『サリの初癒魔法(ライミル)

 サタナの体力が71回復!』


「ありがとう、いってくるね!」

「うむ、気を付けるのじゃよ」


改めてメガ地スライムと対峙する

相手は私に気づいておらず不意打ちをするのは簡単だった


「先手必勝! ミルイルエ!」


辺りを照らす神々しい光を1点に集めて弓矢のように放つ


『サタナの中天魔法(ミルイルエ)

 弱点!メガ地スライムに98ダメージ!』


「流石にメギルさんみたいに1撃とはならないかぁ

 おっと…!」


突然攻撃を喰らったためかメガ地スライムは怒りを露にして攻撃してきた


『メガ地スライムの中地魔法(ケドインガ)

 サタナに58ダメージ!』


「サタナさん!」

「大丈夫! ミルイルエ!」


『サタナの中天魔法(ミルイルエ)

 弱点!メガ地スライムに87ダメージ!

 メガ地スライムは倒れた!』

『サタナのレベルが上がった!』


「はぁ… はぁ… 2人は大丈夫!?」

「サタナさん、今はご自愛ください! イミル!」


『メギルの全癒魔法(イミル)

 サタナの体力が44回復!』


「ありがとう、でも早くいかないと!」

「その心配は無用じゃ… な? ナルディ」

「そうですよ! 私だって前よりは強くなっているんですよ?」


悠々と2人がこちらに向かって歩いてきていた

2人の後ろ側では2匹のメガスライムが転がっていた


「さらに私はレベルが上がりました!」

「おぉ! 私も上がったよ!」

「さて、討伐もなんだかんだクリアしたわけじゃが…

 このまま次の依頼に行くのは…」

「無理でしょうね…」


メギルさんが言う通り太陽はすでに傾き始めていた


「まずいのじゃ、さっさと帰らないと夜になる前にマーレに着けんのじゃ!」

「本当に!? 急がないと!」

「皆様、私に乗ってください!」


ナルディはいつの間にか龍族の姿になっており飛ぶ準備ができていた


「そうじゃん! 2人とも早く乗って!」

「ぼ… 僕龍族に乗るの初めてなんですが…!?」

「儂もこの前初めて乗ったばかりじゃよ、ほれそこの紐を持って

 落ちないようにしておけば何とかなるから安心するのじゃ」

「なにも安心できないのですが!?」

「ほら、2人とも早く!」


龍族に乗ることにかなり抵抗したメギルさんを半強制的に乗せて

マーレに向けて出発した


「意外と揺れないんですね…」

「まぁあまり高いところを飛んでないからね」

「とはいえ10000mはあるんじゃがな」

「そういえば、常闇の森へはナルディさんに乗って行けばよかったのでは…?」

「それだ!」

「完全に忘れておったの…」

「皆様着きましたよ!」


〈風国東〉

 ↓

〈マーレ〉


あまり高いところを飛べなかったため速度を出すことができず

既に夕方を過ぎて夜中になってしまっていた


「ふむ、もう遅い時間じゃし冒険者協会に報告だけしに行こうかの」

「そうだね、それだけしたら宿を探さないと…」


〈マーレ〉

 ↓

〈冒険者協会〉


「ハツキさん! 依頼の報告に来たよ!」

「よぉ無事に帰ってきてくれよったね、おつかれさんです」

「うん! そうだ、私たち宿を探してるんだけどいいところない?」

「宿でっか… 身内贔屓になってしまわしてもらいまっけど

 ここの隣でやっとる宿屋イスカはええところですわ、特に温泉が最高で…」

「温泉?」

「温泉というのは、地下から湧いて出る温水を使って作るお風呂のことです」

「へぇ… 水を炎魔法で温めてないんだ?」

「そうやねん、この近くにある常闇の丘っちゅう場所があるんやけど

 そこが火山地帯でしてそこで温められとるのでっせ」

「火山の力で温められてるんだ…」

「では、そこに行ってみましょうか!」

「うん!」

「だいぶ話がずれてしもたね、改めて依頼達成やねん!」


――――――――――――――――――――

[クリア]

〈内容〉5色メガスライムの討伐

〈レベル〉32

〈場所〉風国東(マーレ川河口付近)

〈報酬〉380ケル

――――――――――――――――――――


【3231ケル→3611ケル】


「全然使ってないせいでかなり貯まってきたね」

「ですね、最近は食事も適当に済ませてきましたから

 たまにはしっかりとしたところでとっても良いかもしれませんね」

「だね、そうと決まれば早速宿屋イスカに向かおう!」


挿絵(By みてみん)


地図→https://www.pixiv.net/artworks/111404753

次回は9月9日です


・・・・・・


少し短いですかご容赦ください!

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