表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
94/240

94話 枯れた大地


 世界樹(ユグドラシル)から8000km離れた、枯れ果てた大地にてーーー


 1人の少女が埋まっている。


 「〜〜〜〜ッ! ………け……い………ス!」


 枯れ果てた大地ーーーいや、砂の中で捥く。

 それを感じ取ったのか、ある人物が砂に手を入れる。

 その手は、正確にその少女ーーーアニマの足首を掴んだ。

 その人物は、手を大きく振り上げる。

 すると、アニマが砂の中から出てくる……が、遠心力でそのまま砂上に背中を打ち付ける。


 「痛っ!」


 目の前に映るのは黒色の目隠しに白い布の様な衣服を身に着けた女性。

 

 「あっ……ははははははっ! ダッサ! ウケる〜!!」


 その人物は、片手で腹を押さえながら大声で私を笑う。


 「何スか……貴方…………ッ!」


 まさか、この人は……!

 でも、何でこんな場所(ところ)に……!?


 その人物はアニマが目を見開くのを確認して、微笑する。

 そして、その人物は正体を明かすーーー


 「分かっちゃったか〜 まぁ、仕方ないよねぇ〜 一度会ってるしねぇ〜」


 改めて名乗ろう、と。

 そう言った。

 すると、その人物ーーーいや、その女性は黒い犬の様な、狼の様な耳を動かしながら言う。


 「やっぱ、少し待っててね」


 彼女は、そう言うと指をパチンと鳴らした。

 その瞬間、大地が揺れた。

 当然といえば、当然ッスね。

 それこそが彼女が六大魔神たる所以なんスから……。

 

 「流石ッスね、フラーウス様……!」


 「あ、名前知ってた? まぁ、良いや……先にこっちからね〜」


 そう言ってフラーウス様は真剣な表情になる。

 そして、天に向かって人差し指を向ける。

 刹那、蒼天(てん)からある人物が降りてくる。

 それと同時にフラーウスと呼ばれた人物が呟く。


 「ーーー壊緋光(フィン)


 掌サイズの緋色の光の弾が出現しその人物の元へ飛ぶ。


 「何故、本気で戦わないのですか? 冥界神(ハデス)……」


 そう訊いてくる者こそ、裁きを司る天使ーーー


 「本気? あぁ〜……全ては創意工夫なんだよ〜、司法神(ヴァーリ)


 「……ならばこちらもそう呼ばせて頂きますよ! アズーーー」


 「ーーーやっぱ駄目」


 手を突き出して1つの光弾を作り出す。


 「崩滅閃紫光(デモリション)


 闇を凝縮した様な光の弾がヴァーリと呼ばれた人物の元へ飛び、尾を描く。

 刹那、紫色の閃光が起こると、30個程の数に増えていた。

 そして、その光弾は彼女を襲うーーー

 

 「ッ! 何なんですか!? もう!」


 そう文句を言いながら全弾避けきる。


 「魔力解放ーーー審判(ジャッジメント)ッ!」


 「そうはさせないよ〜 魔力解放ーーー殲滅(エクスターミネート)!」


 刹那、ヴァーリと呼ばれた者は砂上(じめん)へ墜ちる………筈だった。

 何故墜ちなかったか?

 簡単な話だ……邪魔が入ったからだ。


 邪魔をした人物は金色の長髪を風に靡かせながら、優雅にそして堂々として蒼天(そら)に立っている。

 その人物は、黄金(きんいろ)の鎧に身を包み、光り輝く剣を手にしている。

 刹那、この場の絶対的支配者が口を開く。

 

 「何故だ? (ロード)が居る限り“戦闘はするな”と釘を刺した筈だが?」


 (大気が震えたーーーと思う程の威圧、間違いない……)


 「っ! 申し訳ありませーーー!」


 その支配者はヴァーリと呼ばれた人物を睨みつける。

 そして、フラーウスはというと……


 「何故、貴方が……」


 フラーウスは力なくそう呟いた。

 


黄金の鎧に身を包む人物は!?

最後まで読んで頂き有難う御座います!


「面白い」 「次の話が気になる」と思って頂けましたら下の☆☆☆☆☆から応援宜しくお願いします!

感想やいいね、ブクマ登録などして頂ければ嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] フラーウス、登場初回にも関わらず、最初と最後までキャラが目まぐるしくて凄まじいですね!!!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ