表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88/240

88話 仕えた王ーーー


 「ご、ごめんね? な、何か嫌だったかな……?」


 「い……や……ちがう、んです…………」


 か弱い声でモロクが涙を溢しながら言う。


 「何が……違うんだ?」


 「それは……」


 モロクは「あ……」という風に目を逸らす。

 そして、言いずらそうに言葉を紡ぐ。


 「帝王(ゴッド)様は……ゲホ…ゲホッ!」


 「わかった、話は後で聞くから……。今はゆっくり寝てて」


 「は……い……。ありがとう……ございます…………」


 それに対し俺は……


 「うん、おやすみ……」


 俺はモロクにそう言葉を返す。


 「はい……テオス様…………」


 その言葉を最後に、モロクの意識は深い闇へと沈む。


 

 数時間後ーーー

 モロクの様子を見ていた俺も意識が闇へと沈む。



 

 そして、太陽も沈み月が昇りだすーーー

 テオスの部屋に月光(ひかり)が射し、必然的に影が生まれる。

 影とは……即ち“(かげ)”である。

 陰は悪魔が支配しており、それは悪魔が現世に顕現する為の門。

 今……その影から出現する者は、世界の裏を支配する悪魔達の帝王(おう)にして、この銀河(せかい)始源(さいしょ)創造(つく)られた存在ーーー……

 その者の名をアーテルという。

 その影から出てきた青年───アーテルは、溜息を吐く。


 「はぁ、モロクの奴……来て早々、テオス様に迷惑を…………」


 その瞬間、アーテルは異変に気付く。

 何故なら、いつもならジョーカーが念話か転移してくるからだ。

 

 (それに……この感じ、なんだか懐かしい様な…………)


 その刹那、水色に光り輝く魔法陣が出現する。


 「! 何者かが転移してくる!?」 


 アーテルはそこから出てきた者に驚愕する。


 「な……何故……? 貴方様が……!!」 


 そこから出てきた者は運命神(モイラ)と云う神異名()を持つ人物(もの)である。

 

 「久しぶりだな……」


 ロキはその狂気を孕んだ瞳に怒りを綯い交ぜにしながらアーテルに問う。


 「な……何を仰っているのですか……? 貴方様は……魔力まで変わってしまわれたのですか? それにーーー」


 ロキはアーテルの言葉を遮る。


 「知らないのか、ならば用は無いーーー……死ね」


 ロキは掌を目の前にいるアーテルに向かって突き出す。

 その刹那、アーテルはヤバいと認識する。

 怒らせてしまったのだ、絶対に怒らせてはならぬ存在をーーー



 ロキはアーテルから目を逸らす。

 ロキが見たのは熱で寝込んでいるモロクとモロクの看病をしているテオスだ。


 「……気が変わった。ここは帰らせて頂こうーーー……」


 「待って頂きたいッーーー! 何故、貴方様がこの時代にーーー」


 すると、帰ろうとしていたロキが眉を顰め声を発する。


 「今、生きている俺をこの道に進ませぬ様に運命を変えて見せよーーー……アーテル」


 そう言ってロキは転移する。 

 アーテルはただそこに立ち尽くしかなかったーーー



ロキの正体とはーーー

最後まで読んで頂き有難う御座います!


「面白い」 「次の話が気になる」と思って頂けましたら下の☆☆☆☆☆から応援有難う御座います!

感想やいいね、ブクマ登録などして頂けると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] ここに来て『ディオス・ウトピアメインヒロイン枠争奪戦』(5秒で考えたネーミング)においてモロクちゃんが1位を突っ走ってきましたね やべー奴が見つめてきてしかも立ち去る要因になるとかメイン…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ